スポンサーリンク

HOME > コラムの泉 > 何時間まで残業できるかを把握している人はどれぐらいいるのか。

コラムの泉

何時間まで残業できるかを把握している人はどれぐらいいるのか。

カテゴリ
労務管理  >  労働基準法
最終更新日
2017年11月14日 17:36
著者
社会保険労務士 山口正博事務所 さん
ポイント
6,403,774ポイント
ポイントランキング100







2017年11月15日号 (no. 1011)
3分労働ぷちコラム バックナンバーはこちら
http://www.soumunomori.com/profile/uid-20903/





■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
---3分労働ぷちコラム---
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□




本日のテーマ【何時間まで残業できるかを把握している人はどれぐらいいるのか。】
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓


 

残業というと、決まった時間を超えて仕事をすることを意味しますが、労務管理では残業は2種類あります。


例えば、10:00から15:00までが勤務シフトとして決まっていたところ、15:30まで仕事の時間が延びた場合。これは残業なのかというと、確かに一般的な意味では残業ですよね。決まった時間を超えて仕事をしているわけですから。

しかし、残業代(法定時間外労働に対する割増賃金のこと)が出る残業というのは、1日8時間を超えて仕事をした場合を意味します。上の例では仕事の時間は5時間30分ですので、残業代が出る残業ではないのですね。


仮に、10:00から19:30まで仕事をすれば(休憩が1時間あると仮定)、仕事の時間は8時間30分ですので、8時間を超えた30分は残業代が出る残業となります。


36協定では時間外労働が可能な時間数を決めますので、この労使協定を見れば1日あたり何時間まで残業できるのか。さらに、1ヶ月あたりだと何時間まで。1年あたりでは何時間。という時間数が決められています。

36協定労使協定ですから、企業ごとにその内容は異なります。1日2時間まで残業ができる職場なのか、1日4時間までOKな職場なのか。それは個別に締結した協定を見ると分かります。


労働基準法106条では、36協定の内容を労働者に周知する義務があり、何時間まで残業が可能なのかを会社が知らせておかないといけないんです。

では、自分が働いている職場で適用されている36協定の内容を知っている人がどれだけいるのか。私の想像ですが、社員数が100人の会社で、労使協定で決めた、残業が可能な時間数を知っている人は10人もいないのではないかと。


労働時間関連の違反で多いのは、36協定で決めた時間数をオーバーするケースです。一例としては、1日2時間を上限に決めているところ、実際は1日5時間の残業をしていたというものです。

協定で決めた上限時間を知っていたのか、それとも知らずに過ごしていたのか。それは分かりませんが、36協定の中身が社内で共有されず、協定を締結しておけば、何時間でも残業はできるという誤解が生じているのではないかと思います。


労使協定をコピーしてファイルに綴じ、いつでも見れるようにしておく。これで周知はできますし、残業の上限時間数を給与明細に記載しておくとか、タイムカードの近くに掲示しておくとか、普段から残業は何時間までと分かるようにしておくのが良いですね。


残業に対する意識がなぜ緩いのか不思議に思うところですが、後ろめたさというか、ペナルティのようなものを感じにくいのが原因の1つではないでしょうか。


例えば、どこかに何らかの製品を作っている会社があって、今週中に発注者へ納品しないといけない製品があるとしましょう。今週中に納品しないといけないのに、翌週にズレ込んで納品したら何が起こるでしょうか。

「ええで、ええで、遅れてもええんやで」とニコニコしながら発注者は許してくれるでしょうか。おそらくそれはないはず。

「先週中に納品するって決めたやないか。今週に持ってこられても意味ないんやで」、「もう、アカン。あんたのところはアカン」という感じでカンカンに怒るでしょうね。


これと同じなんです。残業は。

納期までに仕事を終える。時間内に仕事を終える。この2つは同じです。


残業が多い会社に何かを注文したら、納期を破ってくるんじゃないかと疑われかねませんから、ホント、良いことはありませんね、残業には。

 

 

 




┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛





■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□


メールマガジン【本では読めない労務管理の"ミソ"】のご紹介


内容の一例・・・
『定額残業代残業代は減らせるのか』
『15分未満の勤務時間は切り捨て?』
『4週4日以外の変形休日制度もある』
『長時間残業を減らす方法は2つある』
『管理職は週休3日が理想』
『日曜日=法定休日と思い込んではいけない』
半日有給休暇半日欠勤の組み合わせはダメ?』
『寸志は賃金or贈り物?』
『ケータイは仕事道具か遊び道具か』

など、その他盛りだくさんのテーマでお送りしています。

本に書いていそうなんだけど、書いていない。
そんな内容が満載。



【本では読めない労務管理の"ミソ"】
▽    ▽   <登録はこちら>    ▽    ▽
http://www.growthwk.com/entry/2008/05/26/125405?utm_source=soumu&utm_medium=cm&utm_campaign=soumu_cm_common_20171115_1




■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

合格率0.07%を通り抜けた大学生。


今、私はこうやって社労士という職業で仕事をしているわけですが、子供の頃からなりたかった職業というわけではなくて、大学生の頃に遭遇したきっかけが始まりです。

子供の頃になりたい職業というと、男の子ならば、警察官やスポーツ選手、パイロットというのが良くあるもの。女の子だと、スチュワーデス(今はキャビンアテンダント)、花屋さん、ケーキ屋さん、保育園の先生とか。そういう社会的に広く認知されたものが選ばれるので、小学生や中学生が社労士になりたいなんてことはゼロではないのでしょうが、極めて稀でしょう。

私が社労士試験に合格したのは大学4年のときで、いわゆる「現役合格」です。けれども、3年の時に一度不合格になって、ヘコんだんです。「たかが社労士試験ごときにオチたのか」って。だって、簡単そうなイメージがするでしょ、社労士なんて。チョチョッと勉強すれば、スルッと合格できるだろう。そう思っている人も少なくないはず。

「よく知られている資格 = 難しい」、「あまり知られていない資格 = 難しくない」。こういう判断基準があって、社労士は後者に該当するため、難しくないだろうと思われてしまうわけです。

私もそうやってナメていたクチですから、不合格になったんです。

実際は、想像しているよりも難易度は高くて、大学生の頃に約1年ほど時間を投じて、やっとこさ合格したのが本当のところ。


どうすると不合格になるか。どんなテキストや問題集を使えばいいか。問題集の使い方。スマホをどうやって社労士試験対策に活用するか、などなど。学生の頃の視点で書いています。

社労士試験というと、社会人の受験者が多いですから、学生の人の経験談が少ないんですよね。だから、私の経験が学生の人に役立つんじゃないかと思います。

とはいえ、学生の人が社労士に興味を持つというのはやはりレアで、何らかのきっかけが無ければ出会えないでしょうね。ただ、珍しいといっても、毎年、1割弱ほどは学生の受験者がいるので、受験者の総数を5万人と仮定すると、その1割弱なら3,000人から4,000人ぐらいは学生がいます。

そういう方の役に立つならば、私の経験も使っていただきたいですね。


http://www.growthwk.com/entry/2017/02/28/121910?utm_source=soumu&utm_medium=cm&utm_campaign=soumu_cm_common_20171115_2
大学生が独学で社労士試験に合格する方法: 合格率0.07%の軌跡




■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

残業で悩んでいませんか?

「長時間の残業が続いている」
残業代の支払いが多い」
「残業が減らない」

こういう悩み、よくありますよね。

ニュースでも未払い残業代の話題がチラホラと出てくるぐらい、残業に対する関心は高くなっています。

法律では、1日に8時間まで、1週間では40時間までしか仕事ができません。その水準を超えてしまうと、残業となり、割増賃金が必要になります。

とはいえ、1日で8時間と固定されていると不便だと感じませんか? 1週間で40時間と固定されていると不便だと感じませんか?


毎日8時間の時間制限があると、柔軟に勤務時間を配分できませんよね。

例えば、月曜日は6時間の勤務にする代わりに、土曜日を10時間勤務にして、平均して8時間勤務というわけにはいかない。

仕事に合わせて、ある日は勤務時間を短く、ある日は勤務時間を長くできれば、便利ですよね。

でも、実は、「月曜日は6時間の勤務にする代わりに、土曜日を10時間勤務にして、平均して8時間勤務なので、残業は無し」こんなことができる仕組みがあるんです。

「えっ!? そんな仕組みがあるの?」と思った方は、ぜひ『残業管理のアメと罠』を読んでみてください。


『残業管理のアメと罠』
http://www.growthwk.com/entry/2012/05/22/162343?utm_source=soumu&utm_medium=cm&utm_campaign=soumu_cm_common_20171115_3





■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□


決まったことを決まった手順で処理するのは難しいものではありません。例えば、給与計算。毎月1回は給与が支給されるので、その計算作業も毎月ありますけれども、頭を悩ませるほどのものではありません。

他には、雇用保険社会保険への加入手続きもちょくちょくと発生しますけれども、これも必要な書類を揃えて出すだけですから難しくない。

労務管理ではルーティンな業務があり、それらを処理するには特別な能力や知識は必要ありません。

しかし、時として、普段は遭遇しないような問題が起こります。例えば、休憩時間を1回ではなく何回かに分けて取るのはいいのかどうか。有給休暇を半日や時間単位で細かく分けて取ると便利なのかどうか。仕事着に着替える時間には給与は支払われるのかどうかなど。答えが1つに定まりにくい問題が労務管理では起こります。


一例として、

Q:会社を休んだら、社会保険料は安くなる?
Q:伊達マスクを付けて仕事をするの?
Q:休む人が多くて勤務シフトに穴が開く。対処策は?
Q:休憩時間を分けて取ってもいいの?
Q:残業を許可制にすれば残業は減る?
Q:残業しないほど、残業代が増える?
Q:喫煙時間は休憩なの?
Q:代休振替休日はいつまでに取ればいいの?


このような問題に対して、どのように対処するか。それについて書いたのが『仕事のハテナ 17のギモン』です。

▽    ▽   『仕事のハテナ 17のギモン』    ▽    ▽
http://www.growthwk.com/entry/2017/05/23/132023?utm_source=soumu&utm_medium=cm&utm_campaign=soumu_cm_clockperiod_common_20171115_4



■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□






┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃Copyright(c) 社会保険労務士 山口正博事務所 All rights reserved

┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


┃山口社会保険労務士事務所 
http://www.growthwk.com?utm_source=soumu&utm_medium=cm&utm_campaign=soumu_cm_common_20171115_5

┃ブログ
http://blog.ymsro.com/?utm_source=soumu&utm_medium=cm&utm_campaign=soumu_cm_common_20171115_6

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━






スポンサーリンク

スポンサーリンク

絞り込み検索!

現在19,339コラム
新規投稿する
サイト内検索 総務・労務・経理・法務ご担当の仕事の様々な疑問や困りごとを検索すれば、仕事に役立つ情報が探せます。

お知らせ

労働実務ケーススタディ集

スポンサーリンク

注目の検索キーワード

注目の総務辞書用語

注目のコラム

注目の相談スレッド

スポンサーリンク