ISOムダ取り講座 「不要な承認印」
-------------------------------------------------------------- ISO「ムダ取り」【不要な承認印】 -------------------------------------------------------------- 前回は「不要な記録様式」についてお話しました。今回も“不要シリ ーズ”、不要な承認印です。 ◆ 「ISOと言えば、印鑑」というぐらい、多くの会社では、ISOを取得し て印鑑を使う機会が増えたと思います。 しかし、記録用紙の上一列に見事に印鑑がズラ〜と捺されているのを 見ると、さすがに唸ってしまいます。 ◆ 私は、印を捺す行為を2つに分けて考えるべきだと思います。それは 「回覧印」と「承認印」の2つです。 ◆ 少なくとも、ズラ〜と並んだ印鑑は「回覧印」でしょうね。もし、こ れば「承認印」だとすれば、まさに「責任逃れ体制」の証拠です。問 題が起こっても、誰もが責任者で、誰もが責任者じゃないのです。 と言うわけで、ISOでは「回覧印」を求める要求はどこにも出てこない ので、是非、承認印に絞ってみて下さい。 また、回覧印も取り入れたい場合は、裏面に見た人が捺すようにして おけば、監査では「あってもなくてもよい部分」として扱えることに なります。 ◆ そして、もう1つ「不要な印」として上げられるのが「監査前に、捺 しまくる印鑑」です。 1年分の記録が、なんとも真新しいプリントしたばかり用紙の束に、 これもまた同じ位置に同じ印の傾きで(まとめて捺せばこうなります ・・・経験上)捺してある。 このケースでよくあるのが、設備点検記録です。毎日の記録に対して、 点検者と担当課長が印を捺すようにすると大変です。機械が何台もあ るのに・・・。 そして、何より普段課長が捺していなくて、問題無いのです。だから、 白紙なのですから「捺さない」ようにすべきです。担当課長は、1ヶ 月分まとめて捺す程度で十分ではないでしょうか。 ◆ このように、承認印のムダ探しは、社内の承認、確認体制の検証にも なります。是非、思い切った=本当に必要なことを明確にする、こと をお勧めします。
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