人活経営でパワーは倍増できる<物流王ハマキョーレックス編>
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ シリーズ「人活経営でパワーは倍増できる!」 <第205回>[(第11話)大須賀流パート人財化術で活性化する物流センター!] ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 今話題の「会社を救うコンピテンシー」とは何かとコンピテンシーの導入の必要 性について、分かりやすく解説します。今回のシリーズでは、「人活経営でパワ ーは倍増できる!」と題して様々な角度から鋭く分析した良質の記事を紹介して いきます。きっとお役に立てると思います。中小企業の経営者の方、管理者の方、 人事担当者の方に是非ともお読みいただきたいと思います。 =========================== 今回のメニュー 【1】心に刻んでおきたい言葉 【2】メルマガ本論「大須賀流パート人財化術で活性化する物流センター!」 1.ハマキョウレックスとは? 2.物流センター運営で日本一を目指す! 3.社長自ら現場主義で「管理術」伝授! 4.大須賀流「日替わり班長制」でモチベーションアップ! 5.物流コストはあっという間に3割減らせる! 【3】今日のポイント =========================== 物流会社もIT化を促進してはいますが現場は労働集約型であり、パート、アル バイト主体で運営しています。 パート、アルバイトをいかに戦力化させ上手に活用し、モチベーションをアップ させるかが成功の分かれ目となるのです。 【1】心に刻んでおきたい言葉 *********************************************************************** ミスした人に説教するのではなく「あなたみたいな優秀な人がどうしてミスした の?」と尋ねなさいと社員に話している。 大須賀正孝 *********************************************************************** 【2】メルマガ本論 [(第11話)大須賀流パート人財化術で活性化する物流センター!] 1.ハマキョウレックスとは? 静岡県浜松市に本社を置く物流会社です。 2005年3月期の連結売上高は190億円で同じ東証一部でも日本通運の100分の1 強の規模ですが、5期連続2桁増収で物流業界では成長街道を走っています。 大須賀社長は「私の夢=目標は年率20%以上の増収増益を続けること。そのた めに日本一安いコストで日本一質の高い物流サービスを提供できる物流会社を目 指してお客様の物流コスト削減に貢献する」と宣言しています。 設立当初から「心」を経営理念としている点が特徴です。紹介することにします。 一、人と接するときは心を込めて 一、仕事をするときは初心を忘れず前向きに 一、物を扱うときは心を込めて丁寧に 一、物を運ぶときは心を込めて安全に 一、いかなるときも感謝の心を大切に 2.物流センター運営で日本一を目指す! 「日本一の物流会社を目指す」。大須賀社長のこの言葉は決してオーバーではな いのです。 売上高に占める物流センター運営事業の割合は90%を占めているからです。物 流会社でありながらトラック運送事業の占める割合は10%しかありません。 例えばイオンの物流センター運営を受託し、運輸業界でもっとも物流センター運 営事業に力を入れている日立物流でも物流センター運営事業の割合は売上高の40 %以下なのです。 荷主顧客に物流改革を提案し、物流業務をセットで受託する3PL(サード・パ ーティ・ロジスティックス)事業に徹頭徹尾特化した会社はキマキョウレックス が先頭を走っているのです。だから「日本一」を目指せる下地ができているので す。 3.社長自ら現場主義で「管理術」伝授! 物流においても生産性と品質が大切なのはモノ作りと同じです。時間通り届ける のは当たり前です。 生産性のカイゼンの基本は「全員参加」の活動です。誰が何時いくつ運んだか、 全て目で見る管理ができています。いちいち指示しなくともパートやアルバイト が自分たちで目標を決めて生産性をカイゼンできる風土ができているのです。要 は遊んでいる人と時間を減らせばいいのです。 大須賀社長はセンターを巡回しては全員を居酒屋に連れて行き徹夜で飲んで騒ぐ そうです。また家族も招く懇親会も開催することにしています。あるパートのご 主人から「家内がおたくで働くようになってから夫婦の会話が復活した」と感謝 されたそうです。お互いの職場でのカイゼン方法について夫婦で毎晩議論するよ うになったというわけです。 センターのキーマンにパートやアルバイトの人心掌握術を伝授する研修も頻繁に 開催します。パートやアルバイトも給料よりも自分たちの創意工夫でカイゼンさ れることに生きがいを感じるのです。 4.大須賀流「日替わり班長制」でモチベーションアップ! ハマキョウレックスの物流センターではパート、アルバイト全員が日替わりで班 長を努めるシステムが確立されています。 班長は毎朝、その日チームがこなさなければならない仕事量を正確に把握し、作 業終了時刻を自分たちで決めます。 例えば昼の午後一時。浅羽営業所での光景です。パート、アルバイトが20名ほ ど集まってきます。全員がホワイトボードの前に整列すると社員の一人が前に出 てきて大声で紙を読み上げます。本日の個々の商品の発注件数です。そして「本 日の終了予定時刻は何時ですか」と問いかけます。すると整列したパート、アル バイトから「○○班は15時30分です」というように声が上がります。「分かりま した、それでは今日の配車は18時にします。以上」と班長の声でみんなきびきび と自分の持ち場に散っていきます。 日替わり班長は、班長の立場をよく理解できる下地を作ってくれます。ですから みんなが班長に協力し、自分が班長のときもみんなに協力されるのです。毎日班 長は重荷だけれど日替わりなら務まる、みんながそんな気持ちで当番の日は責任 を全うするのです。 5.物流コストはあっという間に3割減らせる! ハマキョウレックスは「モノ流通業」です。モノを右から左に運ぶことは誰でも できます。しかし、多くの企業では物流コストが一体いくらかかっているのかさ え正確に把握していないケースが多いのです。いわゆる「後追い型物流」に陥っ ているのです。 ちょっと知恵を出せば物流コストは直ぐに2割減らせます。目標を掲げて実践す れば3割は直ぐに削減できる世界なのです。ハマキョウレックスはここに顧客価 値創造の照準を当てました。 (今回の参考文献:日経ビジネス2003年9月29日号他) 【3】今日のまとめ 1.顧客価値創造が重要であること。例えばハマキョウレックスは運送業だった が顧客の物流コストを削減する「物流センター運営業(サードパーティロジ スティックス)」へ進出して顧客価値を創造したこと。 2.パート、アルバイトは雇用の形態が正社員と異なるだけで、自主的にカイゼ ン活動をすることで働き甲斐を感じることはみんな同じであること。 3.日替わりで班長(責任者)を努めることは、お互いが班長の苦労を理解でき るから班長に協力し、自分が班長のときも協力してもらえるといういい風土 の醸成につながること。 コンピテンシーの導入について支援します。ご相談はこちらへ ⇒ 3223898301@jcom.home.ne.jp 【4】編集後記 物流センターやスーパーなどパート、アルバイト主体の企業は多いです。 イオンやイトーヨーカドー(セブン&アイ)などでもパートを組合員にするなど パートの身分保証を確立し、安心して働いてもらえる環境整備に力を入れていま す。 パートやアルバイトのモチベーションをいかに高めるか、ハマキョウレックスの 大須賀社長の基本的な考え方と行動には大いに共鳴できます。 =長文を最後までお読みいただきましてありがとうございます。= 次回に続く *********************************************************************** 発行責任者:さいたま市中央区上落合5丁目19−29 彩愛コンサルピア代表 下山明央 この記事に関するご感想、ご意見はこちらから 3223898301@jcom.home.ne.jp 彩愛コンサルピアのHPは、 こちらから http://members.jcom.home.ne.jp/3223898301/ (協)さいたま総合研究所のHPはこちらから http://www.ss-net.com ***********************************************************************
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