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コラムの泉

何のために派遣を禁止するのか

カテゴリ
労務管理  >  労働基準法
最終更新日
2016年03月09日 12:20
著者
社会保険労務士 山口正博事務所 さん
ポイント
7,017,762ポイント
ポイントランキング100

2008年12月30日号 (no.91)
バックナンバー(http://www.soumunomori.com/profile/uid-20903/



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■3分労働ぷちコラム
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本日テーマ【何のために派遣を禁止するのか】
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■何のため。


最近では、派遣業界において緩和が進んだ規制が強化される見通しです。

中には、「派遣を原則として禁止する」という動きもあります。


2008年の中頃に起こった派遣業界での不正が表に出た、というのが
きっかけになりましたよね。



では、派遣という働き方を禁止することで、今まで働いていた派遣社員さんは
何らかのメリットを得ることができるのでしょうか。


派遣規制強めるという動きは、派遣社員を守ろうという意図のもとに
なされているはずですが、果たして本当に「守る」効果があるのでしょうか。






■「規制強化=保護強化」ではない。



派遣が禁止もしくは抑制されれば、
派遣会社にとっては事業領域を失うことになりますし、
派遣の形態で働く人にとっては仕事を失うことになります。



派遣規制の強化は、「働く人を保護する」というのが目的のようですが、
むしろ逆の効果をもたらしているのではないでしょうか。



一般に、「日雇いは労災が多い」と言われることもありますが、
「日雇いだから労災が多い」のでしょうか。

同じ仕事をしているフルタイム社員さんならば、労災は少ないのでしょうか。

仕事の熟練度という違いはありますが、日雇いゆえに事故が起こるというのは
考え方としてはずいぶんと乱暴です。



他にも、

危険有害業務が多い」
「劣悪な労働条件での就労」
「協定なしの賃金からの天引き
「時間管理がずさんで、賃金不払いが起こる」


と派遣では言われることがありますが、このようなことはフルタイム社員さん
にも起こっていることです。


退勤の時刻を先にタイムカードに打刻しておいて、その後も就業を続けるという
労務管理をしている会社は決して少なくありません。


このようなサービス残業は、派遣社員さんよりもフルタイム社員さんの方が
多かったりします。



多くの人にとって、「派遣=望ましい働き方ではない」という思い込みが
あるようです。

派遣は、すでに社会に根付いてきている働き方なのですが、未だに認められて
いないのが実情ですよね。



規制というのは、強めると有効なものもありますが、一方で、
強めると本来の目的を損なうこともあるということです。


例えば、男女雇用機会均等法は女性の雇用機会を減らしている(「女性=
パートタイム」となってしまい、フルタイムで働く機会が減る)とも言えますし、
最低賃金法は雇用数の抑制をしているとも言えます。



雇用を保護するどころか、雇用を奪っているのが派遣業規制とも考えれますよね。









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『残業管理のアメと罠』
http://www.growthwk.com/entry/2012/05/22/162343?utm_source=soumu&utm_medium=cm&utm_campaign=soumu_cm20160308HT



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