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はっけん!面白制度

第18回:ipod支給制度【株式会社 EC studio】

(2007/5/16 水曜日)

ipod支給制度
【株式会社 EC studio】

全社員がipodを聴きながら通勤!
情報共有のためのオリジナル制度

ipod支給制度【株式会社 EC studio】

ipod支給制度【株式会社 EC studio】

株式会社 EC studio
所在地/大阪府吹田市内本町2-22-9
設立/2004年11月11日
従業員数/27名
資本金/1,414万円/
http://www.ecstudio.jp/

SEO対策ソフトの開発・販売やホームページ売上アップコンサルティングを主要事業とするインターネットサービス会社。2000年に創業後、検索エンジン登録代行サービスなどを手がけ、2004年に法人化する。2005年に東京支社設立。現在は「ホームページ売上アップドットコム」を中心に事業を展開する。

―「ipod支給制度」について教えてください。

その名のとおり、社員全員にipodを支給する制度です。もちろんただ配るだけではなくて、通勤の途中などに、それを利用して会社から提供する動画を見てもらうことを目的としています。

―どんな動画を提供しているのでしょう?

社内で情報を共有するためのさまざまなな動画です。たとえば、朝礼の動画。朝礼に参加できなかった人が、後で見ることができます。また社内研修の講義内容や、あらゆる社内の会議を動画で保存しています。そして極めつけは、クライアントとの打ち合わせや商談内容です。もちろん、これはクライアントに許可をとった上でなのですが、商談風景を動画で撮影させてもらいます。
このようにあらゆる動画を、社内ネットワークの中において共有可能な状態にしています。そこからワンタッチで自由にipodに移して、通勤時間なり休みの時になりの自分の時間に見ることができます。

―どんな効果がありますか?

まずは、情報共有です。何度も同じことを言う必要がなくなりました。何よりも一番いいのは、教育効果があることです。この効果は本当に高いです。実際、他人のリアルな商談風景を見ることでお互い勉強になります。たとえば、商談する時に、商談前にまず動画をとるんですね。「これからどこどこのクライアントに行ってきます。そしてこういう提案をしてこういう戦略で臨みたいと思います。」その後、商談の風景を撮影する。そして商談が終わってから外で、「ここが反省点でした」といったような動画のコメントをとったります。すなわちひとつの商談によって3部構成の動画ができるわけです。これを実際に商談に行っていない人が見れば、本当に勉強になる。新入社員の勉強にはもちろん、古株の社員においてもいろいろな発見があります。

さらに、弊社では、その動画を管理したり共有する自社の社員だけがみれるオリジナルの管理ツールをつくっているのですが、それには、どの動画を誰がアップして、誰に見てもらいたいか、さらには誰が実際に見たのか、そしてそれぞれの動画についてのコメントなどをアップできる機能があります。そこでまたお互いにアドバイスをすることができます。

―クライアントからは撮影禁止といわれることはないですか?

もちろん、事前に了承を得た上ですから。社内の研修用、教育用であること、あとで検証して次回の改善に生かすためであること、このような目的をしっかりと伝えますし、外に出すわけではないので、大抵は協力してもらえます。OKが出たら、まずはおもむろに3脚を取り出してデジカメをセットして商談するわけです。

―いやぁ、面白いですね。そもそも導入のきっかけは何だったのでしょうか?

弊社はSEO対策を中心としたサービスを事業としていますが、この世界は本当に変化が早いんですね。ですから、日々新しい情報をお互いに共有していかなければならない。また、社員も随時増やしているので新しい社員が増えるたびに教育が大変でした。さらに弊社事態が新しい制度やルールをどんどん取り入れていく体質の会社です。この制度に限らずどんどん面白いルールを導入していますし。

そんな中で、とある社員が1ヶ月間休んで、戻ってきたら業務も会社も進化していて、自分が浦島太郎状態だと言ってたいんです。そこで、その新しい制度が取り入れられた経緯や、日々業務で変わっていく時下の情報を、後で共有できないかなぁと思っていたんです。

さらに、個人的な理由として、たまたま見なければならない動画があって、時間がなくて見られなかったんですね。それをipodで見れるんちゃうかと気がついて実験してみて、これは通勤中・移動中に便利だなと思って。そこで、せっかくなので、ipodを全員に支給して動画で情報を共有することができるのではないかと考えたんです。

それに僕は常日頃から、ITを有効活用したら時間という概念がなくなると思っているんです。たとえば、朝の合同朝礼などもわざわざ同じ時間・同じ場所に全員がいる必要はないですよね。動画で録画して、自分の時間にあわせて見ればいい。

―導入してみて社員の反応はどうですか?

いいですよ。まずipodが無料でもらえるというのが喜ばれています(笑)。もちろん会社の動画を見てもらうことが前提ですが、見終わった分には自分の好きな音楽を聴いたりするのにも使えますから。そして動画というのがやっぱりポイントなんですよね。頭にちゃんと入ってくる。商談を編集したりといったことはせず垂れ流しなのですが、実際にずっと画面に張り付いて見ているわけではなく、移動時間中や、通勤途中にぼおっと外をみながらででも動画の音をとりあず聞きながら過ごす。そして重要な会話になったときに動画を改めて見るといったように使えます。視覚的なものが加わることで、より情報が頭に入ってきやすくなります。

―いやぁ、良さそうですね。うちも導入しようかな・・・

そうなんですよ。実際この仕組みを導入してから、3社ほどに紹介してみたのですが、ほぼ3社とも導入するといってます。カヤックさんもするといってるのでこれで4社目でしょうか。ほぼ100%です(笑)

―弊社でもさっそく検討します。他にも面白い制度が生まれているとのことですが?

うちは、社名EC studioのイーシーという言葉にちなんで、1と4という数字にこだわっています(社長ブログ参照

★食券制度:アルバイト対象。月に14日以上出勤したら、食券がもらえます。

★EC遣唐使:毎月1回実施します。期間は2週間。弊社のオフィスに泊まることができます。ローテーション。立候補制。

★EC合宿:3ヶ月に1回、2週間の合宿を実施します。合宿といっても大阪本社に東京支社のスタッフが合流して、スタッフ全員がその合宿のテーマを決めて仕事に取り組み、最終日にプレゼンテーションをします。

★ECラボ:最近発足した「EC studioの未来を切り開く画期的なサービス・技術を開拓する!」をミッションとした、ひとりのリーダーと4人のメンバーによるチーム。

基本的に、ECスタジオで働いている社員には、ECスタジオにいることで人生を楽しんでもらいたいと思っているんですよね。仕事もプライベートも充実してもらいたい。スタッフが幸せでいないと、お客様を幸せにはできないですからね。そのためにも有益と考えられる新しい制度をどんどん取り入れていきたいと思います。

ipod支給制度【株式会社 EC studio】

株式会社 EC studio 代表取締役
山本敏行(やまもと としゆき)

昭和54年3月21日生まれ。中央大学商学部会計学科卒業。高校生の頃に出会ったインターネットの魅力にとりつかれ、ドットコムバブル全盛のアメリカへ留学。2000年7月15日、現地でEC studioを創業。「インターネットで日本 を変える!」のビジョンのもと、ITの有効活用法を伝えるべく日夜努力している。


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