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最終更新日
2006年03月16日 23:08
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著作者
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ポイント
きょうも
貸借対照表のつくり方の続きです。
前回、
貸借対照表の
資産の話をしました。
今回は
負債の話をします。
資産が「貨幣性
資産」と「
費用性
資産」にわかれるように、
負債も「貨幣性
負債」と「
収益性
負債」に分かれます。
「貨幣性
負債」は、将来
現金で支払わなければならないもの。
たとえば、「買掛金」や「
借入金」などですね。
「
収益性
負債」とは、将来
収益に振り替えるもの。
たとえば、大家さんなどの場合には、家賃を前払いでもらいますよね。
6月分の家賃を5月にもらう、といったことをします。
これは5月のうちは「前受け家賃」ですから、
5月中は「
前受収益」にしておいて、
6月になったら「受取家賃(売上)」に振り替えるわけです。
このように、
負債のほうは、買掛金や
未払金などの
計上漏れさえなければ、また、前受の部分は振り分けを間違えなければ、
正しく計上されるはずですね。
つまり、
負債のほうは
資産のほうに比べて、
あまり工夫のしようがないのです。
できるのは、支払時期の変更くらいです。
これも、相手のあることですので、あまりカンタンにはできないでしょう。
したがって、このメルマガのテーマである
「経理処理をいかにカンタンにするか」は、比較的自分で
コントロールしやすい「
資産の部」をいかにスリムにできるか、
ということにかかってきます。
この点をもう少し詳しく見ていきたいとおもいますが、
その前に、
損益計算書について、次回一度お話したいと思います。
貸借対照表のつくりかたその3
atc-10397
column:column_tax:column_corporate_general
2006-03-16
きょうも貸借対照表のつくり方の続きです。
前回、貸借対照表の資産の話をしました。
今回は負債の話をします。
資産が「貨幣性資産」と「費用性資産」にわかれるように、
負債も「貨幣性負債」と「収益性負債」に分かれます。
「貨幣性負債」は、将来現金で支払わなければならないもの。
たとえば、「買掛金」や「借入金」などですね。
「収益性負債」とは、将来収益に振り替えるもの。
たとえば、大家さんなどの場合には、家賃を前払いでもらいますよね。
6月分の家賃を5月にもらう、といったことをします。
これは5月のうちは「前受け家賃」ですから、
5月中は「前受収益」にしておいて、
6月になったら「受取家賃(売上)」に振り替えるわけです。
このように、負債のほうは、買掛金や未払金などの
計上漏れさえなければ、また、前受の部分は振り分けを間違えなければ、
正しく計上されるはずですね。
つまり、負債のほうは資産のほうに比べて、
あまり工夫のしようがないのです。
できるのは、支払時期の変更くらいです。
これも、相手のあることですので、あまりカンタンにはできないでしょう。
したがって、このメルマガのテーマである
「経理処理をいかにカンタンにするか」は、比較的自分で
コントロールしやすい「資産の部」をいかにスリムにできるか、
ということにかかってきます。
この点をもう少し詳しく見ていきたいとおもいますが、
その前に、損益計算書について、次回一度お話したいと思います。