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社外重役、SOHOの創業、生保の見分け方

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■■■■ ■■■■ ■■■■ 中小企業経営塾 第21号 2001年06月20日
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■ ■ ■ ■ 発行:株式会社イーシーセンター
■■■■ ■■■■ ■■■■ http://www.ecg.co.jp/
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原稿執筆の励みになりますので、
ご意見・ご感想を、是非お聞かせ下さい > > > info@ecg.co.jp
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■ 目次
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▼社外重役 税理士 榎本恵一

SOHOの創業 中小企業診断士 駒井伸俊

▼生保の見分け方 AFP 小林義和

▼編集後記 副編集長 井手健二
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■ 社外重役 税理士 榎本恵一
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皆さんの企業は『もうけティング』ですか『マーケティング』ですか?

日経流通新聞(5月1日)に興味がある記事が載っていました。タイトルは、
「もうけティングの限界」(執筆「ブレインゲート」代表取締役・酒井光雄氏)
である。「企業が成功するかどうか、すべては顧客が決定権を握っている。だ
が、この単純な構図を理解し、事業活動を推進する日本企業は実に少ないと指
摘している。成功する企業は草創期、トップ以下全社員が顧客メリットを最優
先に行動するが、企業が成長し、ある程度の規模になると、自社や自部門に都
合の良いように変えてしまい、最後は、すべての理論が自社都合中心となる。
これをもうけティングというと指摘している。

『もうけティング』
・自社都合主義
・自社利益追求
・企業視点の価値追求

『マーケッティング』
・顧客至上主義
・顧客の利益追及
・顧客の求める本質的価値の特定と最大化
是非とも、自社の点検をして頂きたい。



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SOHOの創業 中小企業診断士 駒井伸俊
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急速なIT化、個人の価値観・ライフスタイルの多様化、さらには業務のアウト
ソーシング化に伴って、SOHO(スモールオフィス・ホームオフィス)が注目さ
れています。実際、SOHO事業者の創業は、インターネットの普及とともに平成
8年以降急速に伸びています。そこで、今号から3号連続で、2000年度版中小企
業白書を参考にして、SOHOの創業、実態、そして今後の課題についてみていき
ましょう。

さて、SOHOという仕事のスタイルが進展すると、どのような社会的メリットが
もたらされるのでしょうか?SOHO事業者SOHOに仕事を発注する企業の双方と
も、そのメリットとして「通勤時間の減少」「女性の社会進出」「地元での生
活」「高齢者の活用」「産業構造の転換」等を挙げています。また、SOHOの今
後の発展の可能性についても「発展しない」という否定的な意見は数%に過ぎ
ません。21世紀、SOHOの有効活用は企業にとって1つの無視できないツールと
なりそうです。それでは、仕事のスタイルとしてSOHOを選択している人々はど
んなタイプの人達なのでしょう?詳しくは次号でご紹介しますが、SOHO事業者
の年齢は、一般の中小企業経営者の年齢に比べると格段に若く、約80%が30歳
代以下です。50歳代以上は僅か5%弱しかいません。さらに、その創業の動機
を見てみると「自分の能力を発揮したい」「自分の時間管理で仕事をしたい」
「年齢・性別に関係なく働きたい」「自己実現を図りたい」等が挙げられてい
ます。この結果から考えると、SOHO事業者は「若くて、自由を愛し、独立心が
強く、自己の能力を最大限に活かしたい独立独歩・自尊型」と一般的にはいえ
るかもしれません。

その一方で「仕事の確保」「スキルアップ」「経営ノウハウの欠如」、「資金
調達」等を創業時の課題として感じているSOHO事業者(+希望者)が多く、や
はり、独立して創業するには大なり小なり不安が存在しているのも事実のよう
です。

今後、IT化の裾野が広がり、創業時の課題を比較的クリアできるであろう中高
年のSOHO事業者が増えていけば、企業にとっては、様々なタイプのSOHO事業者
の活用ができることになるでしょう。



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■ 生保の見分け方 AFP 小林義和
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メールマガジン読者の皆様、前回私がお届けした「今年、マイホーム取得を考
えていらっしゃる方へのアドバイス」はいかがでしたでしょうか。ご質問のメ
ールも数通いただきまして、私としても励みになりました。これからも読者の
方へ有益な情報を提供すべく頑張りますので、引続きご支援のほどよろしくお
願いいたします。

さて、今回から私がご紹介するテーマは「生命保険」です。3月23日東京生
命が自力再建を断念し東京地方裁判所に更正特例法の適用を申請する事件があ
りました。これまでにも、日産、東邦、第百、大正、千代田、協栄の6社が破
綻しており、今後も起こらないとはかぎりません。それでは、破綻しない保険
会社をどう見極めればよいのでしょうか。

生命保険会社が破綻する多くの理由は、運用利回りが契約者に約束した利回り
(予定利率)に届かないことによる「逆ざや」と有価証券等の含み損の拡大、
経営体力の弱い生命保険会社に対しての契約者不信感が強まり解約が急増した
ことなどが挙げられます。

生命保険会社の善し悪しを決める絶対的な規準はないのですが、参考になる指
標として「ソルベンシーマージン」というものがあります。「ソルベンシーマ
ージン」は、その会社の保険金支払いに関する余力を示す指数のことで、保険
会社が将来の保険金支払いに備えて積み立てている責任準備金のうち、予測で
きない事態に発生する保険金の支払い余力を表す指標です。大事故による保険
金支払いの急増、運用の失敗、株の暴落による損失など、統計的に発生の恐れ
のあるリスクに対して、支払い余力がどれくらい残されているかを表します。
計算上では、支払いリスクに見合った支払い余力があれば、ソルベンシーマー
ジン比率は200%になります。その数値が200%より大きければ大きいほ
ど、その生命保険会社は支払い余力に優れ、それよりも小さければ支払いに不
安があるということになります。しかし、破綻した東京生命の「ソルベンシー
マージン比率」は370%と比率だけ見れば健全であったと言えます。

今後、生命保険会社を選ぶときには毎決算ごとに発表される有価証券含み益、
年間逆ザヤなど、総合的に判断することが必要になります。これからは、生命
保険会社から送られてくる決算報告をすぐゴミ箱に捨ててはいけません。決算
報告は生命保険会社から送られてきているはずですので、この情報から会社の
健全性の探るべきです。あなたの契約している生命保険会社は自分自身で善し
悪しを見極める必要があります。

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■ 編集後記 副編集長 井手健二
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今年も梅雨に入ったようで、雨の日が多くなりました。今年の梅雨は、やや寒
い日が多いような気がします。あまりにも寒い日が続くと、蒸し暑い日に飲む
ビールの心地よさが恋しくなります。


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