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改正高年齢者等雇用安定法

=======---- 労働法で 生き残る!! ----=======


   < みなさん。これからは本当に労働法が大事になりますよ! >


              《 Vol.32 》               
               

隔週 月曜日配信予定

   ~ 4月 10日 号 ~
   

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 【 目次 】


   
●  改正高年齢者等雇用安定法

●  編集後記


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★  施行された改正高年齢者等雇用安定法


   4月1日から改正高年齢者等雇用安定法が施行されましたが、制度
   の導入等はすみました?
   
   もちバッチリさ。こんな所から、未だにまったく手をつけてねぇ。(汗)
   いろいろあるでしょう。
   
   わが兵庫県社労士会も、先月に各地でセミナーを開催しました。
   田中自身も2回、相談員として事業者さんの相談をお聞きしています。
   
   また、ハローワークが直接主催しているものもありましたからね。
   
   PSEでしたっけ? あんな風に突如出現する潜水艦法令にはなら
   なかったんじゃないかな? きっと。
   
   潜水艦戦法といえば、特許がらみでよく聞きますが、守らなくちゃ
   いけない法令にもあるとは。
   
   皮肉たっぷりに、オドロキですな。
   
   まぁ、それは横に置いておいて、今回の改正高年齢者雇用安定法は
   近々には、60歳になるような従業員はいませんよ。こういった
   事業所でもきちんと対応する”義務”が生じています。
   
   知ってました?
   
   案外知らなかったかもしれませんね。
   
   あと多いのは「パートとかも対象になる?」
   こんな疑問。
   
   これは次のように解釈してください。
   
   今回の法令はあくまでも正社員のみならずパート、嘱託といった
   社員も含みます。
   
   ただし、何が何でも62歳(平成18年度。以後、65歳まで延長)
   まで雇用し続けろ、といったことではありません。
   
   あくまでも「年齢のみを理由に」雇用の継続を打ち切る。これは
   しないでくださいよ。
   
   たとえば「60歳になりましたね。うちは60歳を超える人とは雇用
   契約を結ばない決まりです」。
   
   こんな対応は法令違反になる。
   
   こういった意味合いです。ですから、年齢以外の能力・体力等が原因
   で雇用を打ち切ることは可、です。
   
   まだ何ら対策をしていない。あるいは勘違いしている。
   
   こんな事業所は、慌てることなく、専門家や行政に相談することです
   ね。
   
   
   ///////////////////////////////////////////////////////////////
   
  
   労働審判法。労働契約法(仮称)。等々。
   
   今後、ますます労使にまつわる法令が成立、施行されそうですが。
   相談等を聞くと、相変わらず10年以上前の古い慣習で労務管理され
   ているところが・・・
   
   確かに、労働者側が早々に声高になるとは思えません。しかし、いつ
   までもだんまりを押し通すとも思えない。
   
   だって、「これって、いいのでしょうか?」
   こんな疑問を抱き、いろんな対策を考え始めているんですよ。
   
   今回の改正高年齢者雇用安定法にまつわるものの中でも、とんでもな
   いな、と顔をしかめるようなものもありました。
   (相談者は労働者側でしたからね)。
   
   これからは、人財確保が次第に困難になるといわれています。
   特に中小企業はより一層顕著にね。
   
   一度破綻したマイカル。あの時
   「ウチのパートさんは業務終了後、夕食の買い物をウチの店で
   はしないんだ。近隣のスーパー等で済ませる。それって、内情を
   知っている者がとる行動がゆえに、企業としては第一義的に対策を
   講じるべき課題だった。」
   
   こんな風なコメントを聞いたことがありますが、何ら善後策を
   講じなかったマイカルがどうなったか。反面教師にすべきじゃないか
   な。
   
   いつまでも昔のままでいいんだ。こんな固定された前時代の遺物は
   その思考から取り除くべきです。
   
   じゃないと・・・
   
   ロースクール修了者がいよいよ新司法試験に挑み、法曹人口が飛躍的
   に増加する。
   
   我々社労士もまた、特定社会保険労務士試験により、裁判外紛争
   とはいえ、代理権が付与される(制約は多いですが)。
   
   そんな時代がもうすぐそこまで来ているんですよね。
   
   
   
   
   




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★  編集後記

 
   フランスがえらいことになってますな。
   
   「26歳未満は、雇用後2年間はその理由のいかんにかかわらず、
   無条件に解雇できる」
   
   こんな法案ですが。
   (その後、1年間に。求められれば解雇理由を明示等に)
   
   確かに雇用されるほうはたまったものじゃない。でも、いろいろと
   そうせざるを得ない事情もあるにはあるようで。難しい。
   
   ちなみに、高学歴層はデモには参加していないとか聞きますが・・・
   
   わが国も格差社会といわれてきましたよね。特に問題なのが、親の
   収入と子供の学力の関係。
   
   これはかなりまずいと思いますがね。
   
   フランスも、かなりの学歴社会のようで、卒業先によって、職業
   生活のスタートラインが違うようです。
   
   もっとも、一般よりもスタート地点が有利だからといってその
   まま素直に幸福になれる、とはいいがたいのも事実みたい。
   
   エリートの世界には、その世界特有の決まり、慣習といった場合に
   よっては非常識がまかり通る(それが常識として)こともあるよう
   で、異を唱えたばっかりに陰湿ないじめにあうことも。
   
   世の中、何が幸せか、なんて一概には言えませんからねぇ。
   
   それでも、選択肢を広げられる。チャンスが多い。
   
   学歴があるからこそ得られるものがあるのもまた真実ではありますな。
   
   
   

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  たなか社会保険労務士事務所
 
     URL:   http://www.syarousi-tanaka.com/
 
    eーMail:  info@syarousi-tanaka.com

      社会保険労務士/キャリア・コンサルタント
               
           田中 雅也

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