• HOME
  • コラムの泉

コラムの泉

このエントリーをはてなブックマークに追加

専門家が発信する最新トピックスをご紹介(投稿ガイドはこちら

適正配置制度

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

超・成果主義「ハイブリッド型人事制度」を作る!  vol.23

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★


【世の成果主義批判を排す!!!】

 企業業績に結びつく人事制度を構築するため「ハイブリッド型人事制度」を

提唱しています。


湯浅経営センター:湯浅哲彦
blackbox@silver.ocn.ne.jp
http://www.yuasa-keiei-center.com/


▼ブログ「経営コンサルタントのハイブリッド日記」はこちら▼
http://blog.livedoor.jp/yuasa5717/


*****************************************************************


□今回のテーマ : 適正配置制度


 みなさん、こんにちは。湯浅です。

 6月6日から20日までは二十四節季では「芒種」というそうです。梅雨に
向かって種を蒔く時期ということらしいです。豊かな収穫を得るためにいい種
を蒔きましょう。

 大阪は梅雨に入りました。じめじめとした日が続くと思うと何だか気が滅入
ってきますが、梅雨は梅雨らしくあってほしいものです。

 今日は適正配置制度について説明します。


 まず、企業組織におけるインセンティブを考えてみましょう。

 お金(金銭的処遇)、地位(ポスト)、休暇(時間)、魅力的な仕事等々を
あげることができます。

 適正配置制度では次の2点を照準としています。

 a.長所の活用 → 昇進、昇格、配置転換により、適材適所を図る。

 b.昇格・降格基準の明示 → 自動昇格、自動降格、卒業方式、入学方式

 様々なインセンティブの中で、適正配置制度は昇進、昇格、配置転換を主に
扱います。

 職能資格制度職務等級制度の等級が上がることを昇格といいます。能力が
伸びる、レベルの高い仕事に就くことにより格付が上がります。従業員の能力
アップや仕事のレベルアップには定員はありません。

 企業組織には業務を効果的に遂行するために部・課・係等の部門があります。
一般社員から係長、係長から課長、課長から部長へと役職が上がっていくこと
が昇進です。一つの部門に長が複数いることはあり得ませんので、昇進には定
員があります。

 「適材適所」という言葉があります。辞書によると「人を、その才能に適し
た地位・任務につけること」と定義されています。

 この定義を見ますと、まず人ありきという考え方です。しかし、企業組織に
おいてはまず仕事がありその仕事に人を配するというふうに発想します。「適
所適材」と表現するのが適切でしょう。

 人には長所も短所もあります。よく長所を伸ばせば短所は問題にならないと
言われます。しかし、長所を矯めるような短所は治さなければなりません。

 企業組織で働くということは、仲間と一緒に仕事をし成果を上げるというこ
とです。

 例をあげましょう。挨拶をしない、約束や時間を守らないというような態度
を取っていると、チームの一員として排除されてしまい、長所を伸ばす場さえ
失ってしまいます。

 暢気に長所だけ伸ばせばいいというものではないのです。

 従業員の長所短所を充分に把握し、長所は伸ばす、長所の足を引っ張る短所
は修正することが必要です。

 長所を伸ばすコツがここにあります。

 昇格・降格基準について言及しておきます。

 自動昇格・自動降格は文字通り自動的に昇格・降格することです。

 ある等級に何年か在籍すれば自動的に一つ上の等級に上がるということはそ
の典型です。

 また、担当している仕事の難易度が下がれば職務等級が下がるということも
自動降格に当たります。

 今在籍する等級に求められる条件を全て満たすことにより一つ上の等級に上
がることが卒業方式の昇格です。

 入学方式の昇格は卒業方式より厳しくなります。在籍する等級に求められる
条件を全てクリアできるだけでなく、一つ上の等級に求められる条件をある程
度満たさなくてはなりません。

 適正配置制度は、経営資源としての「人」を充分に活かすことを念頭に置い
て構築運用することが肝要です。


 次回は、人事制度の経営における位置付けと役割について説明します。


*****************************************************************


人事制度を作りたい方、作り変えたい方! まず、ご相談下さい。
 ご相談は無料です。
  blackbox@silver.ocn.ne.jp


△ご意見、ご感想、ご質問等をお寄せ下さい。
誌面作りの参考にさせていただきたいと思っています。
  blackbox@silver.ocn.ne.jp


****************************************
湯浅経営センター
代表:湯浅哲彦
〒584-0073
大阪府富田林市寺池台3-19-24
tel:0721-29-9486
fax:0721-29-9486
携帯:090-2285-1006
e-mail:blackbox@silver.ocn.ne.jp
URL:http://www.yuasa-keiei-center.com/
****************************************

絞り込み検索!

現在22,378コラム

カテゴリ

労務管理

税務経理

企業法務

その他

≪表示順≫

※ハイライトされているキーワードをクリックすると、絞込みが解除されます。
※リセットを押すと、すべての絞り込みが解除されます。

スポンサーリンク

経営ノウハウの泉より最新記事

スポンサーリンク

労働実務事例集

労働新聞社 監修提供

法解釈から実務処理までのQ&Aを分類収録

注目のコラム

注目の相談スレッド

スポンサーリンク

PAGE TOP