● 目 次 ●
1.はじめに
2.最新
人事労務情報
3.労働判例紹介
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1.はじめに
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■ 大手企業の
人事部に勤務する
人事労務屋がお送りする
人事労務情報
(ブログ
人事労務屋のつぶやき
http://blog.livedoor.jp/etashiro1/
は、
人事労務の有益情報を毎日更新しています。人気ブログランキングに
参加していますので、宜しければサイトの右上にある緑色のバナーをクリ
ックをお願い致します。)
おはようございます。今週も週の途中で発行します。皆さんにお伝えしたい
最新
人事労務情報を1週間分纏めて編集しているようでは、世の中の動きにつ
いていけないと思い、週の前半をすばやく振り返りたいと思います。
また、自分が良いと思う
人事労務関連のサービスを提供している会社の紹介
なども今後していきたいと思っています。このメルマガやブログを中心に色々
な方々と情報の共有化が図れればよいと思っています。私のメルマガやブログ
も試行
錯誤を続けています。ただ、今は自分の信念だけは伝えていこうと、そ
れだけは忘れずに考えています。
会社の方では、そろそろ新卒
採用モードに入りつつあります。昨日のブログ
(
http://blog.livedoor.jp/etashiro1/tb.cgi/14902081)にも書きましたが、
上層部も危機感をもっており、持てるマンパワーを最大限に投入して、優秀な
人材の確保に走りたいと思っています。その分他の業務が手薄になりますが、
致し方ないと割り切ることも必要かもしれません。
研修体系の新しいグランド・デザインを書きつつあります。自分達の考える
理想的なものができそうです。時間はかかりましたが、ゴールも目の前です。
一つひとつ課題を片付けると、新たな道ももうそこに見え始めています。
皆様方の近況もお知らせ下さい。お互い頑張りましょう!
ブログ「
人事労務屋のつぶやき」(
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は、毎日記事を投稿しておりますので、こちらも合わせてご愛読戴ければ幸甚
です。記事と直接関係のないコメントの書き込みも大歓迎です!
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2.最新
人事労務情報 (2005年2月21日~2月23日)
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■ シャープ、
ポイント制退職金制度を導入・
業績評価反映
(日本経済新聞2月21日)
シャープは21日、在職中の業績を点数換算して
退職金に反映させる「ポイ
ント制
退職金制度」を4月1日から導入すると発表した。対象は勤続年数1年
以上の国内子会社を含めた全社員約3万人。年功序列色が強かった従来制度に
対し、個人の
業績評価を反映させることで、
従業員の士気を高める。
新制度は毎年3月末の資格・格付けと個人の
業績評価に基づく「業績ポイン
ト」に加え、勤続年数に基づく「勤続ポイント」の合計から算出する。ポイン
ト数は毎年本人に通知し、制度の透明性を高める。
退職金は一時金のほか、勤
続10年以上ならば年金としても受け取れる。
従来は
退職時の給与に勤続年数ごとの支給率を掛けて算出するため、業績が
高くても中途
採用者には不利な面があった。
【ブログ
人事労務屋のつぶやき関連記事へリンク】
退職金・年金改革は難しい!-社内での取り組み (2004年9月14日)
http://blog.livedoor.jp/etashiro1/tb.cgi/6803497
退職給付制度改革-沖電気の事例 (2004年11月16日)
http://blog.livedoor.jp/etashiro1/tb.cgi/9382156
企業年金の動向について-世の中の動きを解説 (2005年1月19日)
http://blog.livedoor.jp/etashiro1/tb.cgi/12602728
■ 東電、来春
採用は300人増の800人
(日本経済新聞2月22日)
東京電力は21日、2006年度の
採用者数(通年
採用含む)を05年度当
初計画より300人多い800人にすると発表した。同社はここ数年、コスト
削減のため
採用数を500人前後に抑制しており、1999年度に925人採
用して以来の大量
採用になる。電力自由化による競争激化に対応するため、営
業要員を確保する。
06年度
採用の内訳は4月入社の定期
採用が770人、通年
採用が30人。
高卒事務系を前年度の30人から130人に増やし、主に営業要員として活用
する。通信やマンション管理など新規事業も拡大する。
05年度の
採用についてはすでに486人を定期
採用で内定しているが、通
年
採用を当初計画の20人から最大150人まで拡大する。このため、最終的
な
採用数は630人前後になる見込み。
【ブログ
人事労務屋のつぶやき関連記事へリンク】
採用戦線異状あり(2)
http://blog.livedoor.jp/etashiro1/tb.cgi/14902081
■ イズミヤ、
定年退職者
雇用し派遣子会社を設立
(日本経済新聞2月23日)
イズミヤは22日、
定年退職者を
雇用し、本体・グループ会社に派遣する子
会社を3月1日に設立すると発表した。成果反映型の給与制度を取り入れ、レ
ジや食品加工、経理事務、バイヤーなど幅広い業務でOBの経験や技術を活用
する。流通業界でも
定年退職者の
再雇用制度を導入する企業が増えているが、
成果反映型の給与制度を
採用するのは珍しい。
子会社の社名は「イズミヤ・キャリアパワー」。
資本金は1000万円でイ
ズミヤが全額出資する。対象はイズミヤ本体の在籍者、グループ会社への
出向
転籍者。希望者は原則的に受け入れる。初年度に約30人、5年目で約200
人を
雇用する見込み。
給与は
基本給・
職能給・評価給の3本柱で、支給額は年間250―550万
円。
定年退職前の半分以下の水準だが、給与額に応じて国が支給する高齢者雇
用給付金・
在職老齢年金を加算する。評価次第で支給総額に最大約300万円
の格差が付く。
【ブログ
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改正高年齢者
雇用安定法について (2004年12月1日、2日)
http://blog.livedoor.jp/etashiro1/tb.cgi/10086607
http://blog.livedoor.jp/etashiro1/tb.cgi/10106169
http://blog.livedoor.jp/etashiro1/tb.cgi/10119462
■ 上司から部下へ
育児休業の勧め 取得率向上へ省庁通知
(朝日新聞2月22日)
人事院は国家
公務員の子育て参加を進めるための指針をまとめ、各省庁に通
知した。「
育児休業を取ってみたら?」など、部下や部下の妻が妊娠した際、
育休などの子育て支援制度を使うよう上司に呼びかけさせる。低調な育休の取
得率を向上させようという苦肉の策。「上意下達」方式で、職場の育児への理
解を深めたい考えだ。
政府は10年後をめどに、男性の
育児休業の取得率10%を目指しているが
、男性国家
公務員の03年度の取得実績は0.5%(女性92.2%)で、目
標に遠く及ばない。
人事院は取得率を上げるため、各省庁の官房長に取得を促
す通知を出したり、広報誌に
育児休業の体験談を載せたりしてきた。だが、「
職場の理解が得られない」といった理由で、なかなか効果が上がらないのが実
情だ。
今回の指針では、
育児休業や
産前産後休暇など、現行の支援制度を全職員に
通知するよう求める。直属の上司に制度の利用を呼びかけさせることで、「職
場全体で育児する職員を支える」(
人事院)認識を持たせるのが狙いだ。電子
メールなどで休業者に職場の情報を随時知らせたり、職場復帰のための研修を
設けたりすることなども要請。休業をとりやすい環境整備に努めさせる。
■ 厚生労働省発表
●03年度の派遣
労働者、236万人に増加/厚労省調査
厚生労働省は18日、「
労働者派遣事業の2003年度事業報告」の集
計結果を発表した。派遣
労働者数は約236万人で対前年度比10.9%
の増加。常用換算の派遣
労働者数は約74万人と前年度比7.2%の増加
となっている。
一般労働者派遣事業の派遣料金(8時間換算)は1.0%
増の16,003円、
特定労働者派遣事業の派遣料金(同)は1.0%増
の24,084円だった。
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2005/02/h0210-1.html
●民営職業紹介事業所の求人、求職、前年に続いて増加/厚労省調査
厚生労働省が18日発表した2003年度の職業紹介事業報告の集計結
果によると、民営職業紹介事業所の新規求職申し込み件数、常用求人数、
常用就職件数は、いずれも前年度に引き続き増加している。新規求職申し
込み件数は9.9%増の約168万件、常用求人数は21.4%増の約1
30万人、常用就職件数は15.0%増の約30万件にのぼった。
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2005/02/h0210-2.html
【ブログ
人事労務屋のつぶやき関連記事へリンク】
人材派遣の現況 (2004年12月11日)
http://blog.livedoor.jp/etashiro1/tb.cgi/10578325
■ 判決
●運転士自殺、JRに責任否定=父親の賠償請求棄却-大阪地裁
(時事通信 2月22日)
JR西日本(大阪市北区)の運転士だった服部匡起さん=当時(44)=が
自殺したのは再教育研修で受けたいじめが原因として、佐賀県唐津市に住む父
親(74)が同社と当時の上司3人を相手に、総額1億1千万円の
損害賠償を
求めた訴訟の判決が21日、大阪地裁であり、二本松利忠裁判長は請求を棄却
した。
判決によると、2001年8月31日、服部さんが乗務した列車の発車が約
55秒遅れた。服部さんは同年9月、上司が出した課題についてリポート作成
などを行う「日勤教育」と呼ばれる研修を3日間受けた後、自殺した。
原告側は日勤教育の実態はいじめにすぎず、そのストレスからうつ状態にな
ったと主張したが、判決は「日勤教育の内容は肉体的、精神的負担が過大だっ
たとはいえず、自殺との因果関係は認められない」とした。
●医師の自殺、労災と認定 「過重な勤務と心労が原因」
(2月22日 朝日新聞)
勤務医だった息子(当時29)が自殺したのは病院での過重な勤務と心労が
原因だったとして、父親(75)=東京都江戸川区=が、茨城県の土浦労働基
準監督署長を相手取り、
遺族補償給付の不支給処分取り消しを求めた訴訟の判
決が22日、水戸地裁であった。松本光一郎裁判長は原告側の主張を認め、労
基署長に処分の取り消しを命じた。原告側
代理人によると、医師の自殺が裁判
で労災認定されるのは初めて。
訴えによると、医師は89年10月から外科医として土浦市内の病院に勤務
。92年4月に都内の病院に転勤した直後、薬物自殺した。土浦時代は、週2
回の外来診療や平日平均1人の外科手術を担当。当直や日直もし、急患の診療
も担っていた。転勤までの30カ月間の平均
休日は月1日。毎月の
時間外労働
時間が100時間を超えたという。
裁判で原告側は、遺書に「毎日の生活に心や体も疲れ、精神的にまいってし
まい、休息したい」と書き残されていたことなどを指摘し「激務による心身へ
の負担が睡眠障害となり、不眠による精神疾患が原因で自殺した」と主張。被
告側は「業務は通常の精神的負担」とし、自殺との因果関係を否定していた。
● トナミ運輸に賠償命令=30年昇進なし「報復」-内部
告発社員が勝訴
富山地裁 ブログ
人事労務屋のつぶやき(内部
告発について(2))で取り上
げます。(
http://blog.livedoor.jp/etashiro1/)
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3.労働判例紹介:内部
告発!
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■ 首都高速道路公団事件 (東京高裁 平成11年10月1721号)
この事件は、公団の職員Aさんが、公団が実施することになっていた建設工
事について、新聞に工事を批判する投書をしました。公団側は、この投書の内
容が事実と異なり、これによって関係している各方面に大きな混乱をもたらし
たとして、「公団の名誉が著しく毀損されてしまった。また、職場の秩序も乱
してしまった。」として、Aさんに対して3ヶ月の停職処分を行いました。そ
れに対して、Aさんはこの処分を不服として処分無効の確認などを求めて訴え
を起こしました。
この事件の判決は、Aさんが、外部への通報は公団に対して、
忠実義務違反
ゆえに
懲戒事由に該当しうるとしていますが、例外的に、(1)当該企業が不
相当な行為を秘かに行っていること、(2)
従業員が内部で努力したが、その
状態が改善されなかったため、やむなく監督官庁やマスコミに内部
告発し、そ
の状態を是正しようとしたこと、(3)内部
告発が事実か、その内容が事実で
ないとしても相当の理由に基づくものであること、ということでしたので、A
さんの行為は正当なものとして、
就業規則違反の責任を問うことは許されない
ということでした。たとえ、
従業員であったとしても企業の不正行為に対して
は厳しく立ち向かわなくてはいけません。ただし、色々な問題が内在している
のも事実ですね。
【ブログ
人事労務屋のつぶやき関連記事へリンク】
内部
告発について
http://blog.livedoor.jp/etashiro1/tb.cgi/14836320
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● 編集後記 ●
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昨日は東京地方は春一番が吹きました。春一番が吹いた次の日は、低気圧が
東に遠ざかり、西高東低の冬型の気圧配置になって、寒さが戻ってきます。昔
、仕事の関係で、気象のことを相当勉強した時期がありました。気象の世界も
とてもロマンがあり、勉強していて面白いです。
人事労務屋を引退したら、気
象予報屋をやりたいと思っています。でも、当分
人事労務屋を引退することは
ありませんので、ずっと先ですね。老後の楽しみにとっておきたいと思います
。
そんな
人事労務屋のブログ(
http://blog.livedoor.jp/etashiro1/)の記事
が、いよいよ28日(月)に発行されるインターネット関連の一般誌に掲載さ
れます。当日、掲載されているのが確認できたら、ブログの方で紹介させて戴
きたいと思います。今後も謙虚な気持ちで情報提供を続けていきたいと思って
います。
上記の話題等、日々の活動は、裏ブログ「
人事労務屋の独立準備活動報告」
に書き綴っていますので、ご参照下さい。宜しくお願い致します。
人事労務屋のつぶやき
http://blog.livedoor.jp/etashiro1/
人事労務屋の独立開業活動報告
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何でも結構ですので、ご意見・ご質問をお送り下さい。ブログへの書き込み
も歓迎致します。必ず当方よりご返事を致します。
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▼ 当サイトの全てのコンテンツ(コンテンツ内に投稿された情報を含む)・リンク先の情報をご利用されたことによる損害等の保証は当サイト及びコンテンツ内に投稿された執筆者を含め一切負いかねますので予めご了承願います。
● 目 次 ●
1.はじめに
2.最新人事労務情報
3.労働判例紹介
-----------------------------------
1.はじめに
-----------------------------------
■ 大手企業の人事部に勤務する人事労務屋がお送りする人事労務情報
(ブログ 人事労務屋のつぶやき
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上層部も危機感をもっており、持てるマンパワーを最大限に投入して、優秀な
人材の確保に走りたいと思っています。その分他の業務が手薄になりますが、
致し方ないと割り切ることも必要かもしれません。
研修体系の新しいグランド・デザインを書きつつあります。自分達の考える
理想的なものができそうです。時間はかかりましたが、ゴールも目の前です。
一つひとつ課題を片付けると、新たな道ももうそこに見え始めています。
皆様方の近況もお知らせ下さい。お互い頑張りましょう!
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2.最新人事労務情報 (2005年2月21日~2月23日)
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■ シャープ、ポイント制退職金制度を導入・業績評価反映
(日本経済新聞2月21日)
シャープは21日、在職中の業績を点数換算して退職金に反映させる「ポイ
ント制退職金制度」を4月1日から導入すると発表した。対象は勤続年数1年
以上の国内子会社を含めた全社員約3万人。年功序列色が強かった従来制度に
対し、個人の業績評価を反映させることで、従業員の士気を高める。
新制度は毎年3月末の資格・格付けと個人の業績評価に基づく「業績ポイン
ト」に加え、勤続年数に基づく「勤続ポイント」の合計から算出する。ポイン
ト数は毎年本人に通知し、制度の透明性を高める。退職金は一時金のほか、勤
続10年以上ならば年金としても受け取れる。
従来は退職時の給与に勤続年数ごとの支給率を掛けて算出するため、業績が
高くても中途採用者には不利な面があった。
【ブログ人事労務屋のつぶやき関連記事へリンク】
退職金・年金改革は難しい!-社内での取り組み (2004年9月14日)
http://blog.livedoor.jp/etashiro1/tb.cgi/6803497
退職給付制度改革-沖電気の事例 (2004年11月16日)
http://blog.livedoor.jp/etashiro1/tb.cgi/9382156
企業年金の動向について-世の中の動きを解説 (2005年1月19日)
http://blog.livedoor.jp/etashiro1/tb.cgi/12602728
■ 東電、来春採用は300人増の800人
(日本経済新聞2月22日)
東京電力は21日、2006年度の採用者数(通年採用含む)を05年度当
初計画より300人多い800人にすると発表した。同社はここ数年、コスト
削減のため採用数を500人前後に抑制しており、1999年度に925人採
用して以来の大量採用になる。電力自由化による競争激化に対応するため、営
業要員を確保する。
06年度採用の内訳は4月入社の定期採用が770人、通年採用が30人。
高卒事務系を前年度の30人から130人に増やし、主に営業要員として活用
する。通信やマンション管理など新規事業も拡大する。
05年度の採用についてはすでに486人を定期採用で内定しているが、通
年採用を当初計画の20人から最大150人まで拡大する。このため、最終的
な採用数は630人前後になる見込み。
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採用戦線異状あり(2)
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■ イズミヤ、定年退職者雇用し派遣子会社を設立
(日本経済新聞2月23日)
イズミヤは22日、定年退職者を雇用し、本体・グループ会社に派遣する子
会社を3月1日に設立すると発表した。成果反映型の給与制度を取り入れ、レ
ジや食品加工、経理事務、バイヤーなど幅広い業務でOBの経験や技術を活用
する。流通業界でも定年退職者の再雇用制度を導入する企業が増えているが、
成果反映型の給与制度を採用するのは珍しい。
子会社の社名は「イズミヤ・キャリアパワー」。資本金は1000万円でイ
ズミヤが全額出資する。対象はイズミヤ本体の在籍者、グループ会社への出向
転籍者。希望者は原則的に受け入れる。初年度に約30人、5年目で約200
人を雇用する見込み。
給与は基本給・職能給・評価給の3本柱で、支給額は年間250―550万
円。定年退職前の半分以下の水準だが、給与額に応じて国が支給する高齢者雇
用給付金・在職老齢年金を加算する。評価次第で支給総額に最大約300万円
の格差が付く。
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改正高年齢者雇用安定法について (2004年12月1日、2日)
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■ 上司から部下へ育児休業の勧め 取得率向上へ省庁通知
(朝日新聞2月22日)
人事院は国家公務員の子育て参加を進めるための指針をまとめ、各省庁に通
知した。「育児休業を取ってみたら?」など、部下や部下の妻が妊娠した際、
育休などの子育て支援制度を使うよう上司に呼びかけさせる。低調な育休の取
得率を向上させようという苦肉の策。「上意下達」方式で、職場の育児への理
解を深めたい考えだ。
政府は10年後をめどに、男性の育児休業の取得率10%を目指しているが
、男性国家公務員の03年度の取得実績は0.5%(女性92.2%)で、目
標に遠く及ばない。人事院は取得率を上げるため、各省庁の官房長に取得を促
す通知を出したり、広報誌に育児休業の体験談を載せたりしてきた。だが、「
職場の理解が得られない」といった理由で、なかなか効果が上がらないのが実
情だ。
今回の指針では、育児休業や産前産後休暇など、現行の支援制度を全職員に
通知するよう求める。直属の上司に制度の利用を呼びかけさせることで、「職
場全体で育児する職員を支える」(人事院)認識を持たせるのが狙いだ。電子
メールなどで休業者に職場の情報を随時知らせたり、職場復帰のための研修を
設けたりすることなども要請。休業をとりやすい環境整備に努めさせる。
■ 厚生労働省発表
●03年度の派遣労働者、236万人に増加/厚労省調査
厚生労働省は18日、「労働者派遣事業の2003年度事業報告」の集
計結果を発表した。派遣労働者数は約236万人で対前年度比10.9%
の増加。常用換算の派遣労働者数は約74万人と前年度比7.2%の増加
となっている。一般労働者派遣事業の派遣料金(8時間換算)は1.0%
増の16,003円、特定労働者派遣事業の派遣料金(同)は1.0%増
の24,084円だった。
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2005/02/h0210-1.html
●民営職業紹介事業所の求人、求職、前年に続いて増加/厚労省調査
厚生労働省が18日発表した2003年度の職業紹介事業報告の集計結
果によると、民営職業紹介事業所の新規求職申し込み件数、常用求人数、
常用就職件数は、いずれも前年度に引き続き増加している。新規求職申し
込み件数は9.9%増の約168万件、常用求人数は21.4%増の約1
30万人、常用就職件数は15.0%増の約30万件にのぼった。
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2005/02/h0210-2.html
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人材派遣の現況 (2004年12月11日)
http://blog.livedoor.jp/etashiro1/tb.cgi/10578325
■ 判決
●運転士自殺、JRに責任否定=父親の賠償請求棄却-大阪地裁
(時事通信 2月22日)
JR西日本(大阪市北区)の運転士だった服部匡起さん=当時(44)=が
自殺したのは再教育研修で受けたいじめが原因として、佐賀県唐津市に住む父
親(74)が同社と当時の上司3人を相手に、総額1億1千万円の損害賠償を
求めた訴訟の判決が21日、大阪地裁であり、二本松利忠裁判長は請求を棄却
した。
判決によると、2001年8月31日、服部さんが乗務した列車の発車が約
55秒遅れた。服部さんは同年9月、上司が出した課題についてリポート作成
などを行う「日勤教育」と呼ばれる研修を3日間受けた後、自殺した。
原告側は日勤教育の実態はいじめにすぎず、そのストレスからうつ状態にな
ったと主張したが、判決は「日勤教育の内容は肉体的、精神的負担が過大だっ
たとはいえず、自殺との因果関係は認められない」とした。
●医師の自殺、労災と認定 「過重な勤務と心労が原因」
(2月22日 朝日新聞)
勤務医だった息子(当時29)が自殺したのは病院での過重な勤務と心労が
原因だったとして、父親(75)=東京都江戸川区=が、茨城県の土浦労働基
準監督署長を相手取り、遺族補償給付の不支給処分取り消しを求めた訴訟の判
決が22日、水戸地裁であった。松本光一郎裁判長は原告側の主張を認め、労
基署長に処分の取り消しを命じた。原告側代理人によると、医師の自殺が裁判
で労災認定されるのは初めて。
訴えによると、医師は89年10月から外科医として土浦市内の病院に勤務
。92年4月に都内の病院に転勤した直後、薬物自殺した。土浦時代は、週2
回の外来診療や平日平均1人の外科手術を担当。当直や日直もし、急患の診療
も担っていた。転勤までの30カ月間の平均休日は月1日。毎月の時間外労働
時間が100時間を超えたという。
裁判で原告側は、遺書に「毎日の生活に心や体も疲れ、精神的にまいってし
まい、休息したい」と書き残されていたことなどを指摘し「激務による心身へ
の負担が睡眠障害となり、不眠による精神疾患が原因で自殺した」と主張。被
告側は「業務は通常の精神的負担」とし、自殺との因果関係を否定していた。
● トナミ運輸に賠償命令=30年昇進なし「報復」-内部告発社員が勝訴
富山地裁 ブログ人事労務屋のつぶやき(内部告発について(2))で取り上
げます。(
http://blog.livedoor.jp/etashiro1/)
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3.労働判例紹介:内部告発!
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■ 首都高速道路公団事件 (東京高裁 平成11年10月1721号)
この事件は、公団の職員Aさんが、公団が実施することになっていた建設工
事について、新聞に工事を批判する投書をしました。公団側は、この投書の内
容が事実と異なり、これによって関係している各方面に大きな混乱をもたらし
たとして、「公団の名誉が著しく毀損されてしまった。また、職場の秩序も乱
してしまった。」として、Aさんに対して3ヶ月の停職処分を行いました。そ
れに対して、Aさんはこの処分を不服として処分無効の確認などを求めて訴え
を起こしました。
この事件の判決は、Aさんが、外部への通報は公団に対して、忠実義務違反
ゆえに懲戒事由に該当しうるとしていますが、例外的に、(1)当該企業が不
相当な行為を秘かに行っていること、(2)従業員が内部で努力したが、その
状態が改善されなかったため、やむなく監督官庁やマスコミに内部告発し、そ
の状態を是正しようとしたこと、(3)内部告発が事実か、その内容が事実で
ないとしても相当の理由に基づくものであること、ということでしたので、A
さんの行為は正当なものとして、就業規則違反の責任を問うことは許されない
ということでした。たとえ、従業員であったとしても企業の不正行為に対して
は厳しく立ち向かわなくてはいけません。ただし、色々な問題が内在している
のも事実ですね。
【ブログ人事労務屋のつぶやき関連記事へリンク】
内部告発について
http://blog.livedoor.jp/etashiro1/tb.cgi/14836320
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● 編集後記 ●
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昨日は東京地方は春一番が吹きました。春一番が吹いた次の日は、低気圧が
東に遠ざかり、西高東低の冬型の気圧配置になって、寒さが戻ってきます。昔
、仕事の関係で、気象のことを相当勉強した時期がありました。気象の世界も
とてもロマンがあり、勉強していて面白いです。人事労務屋を引退したら、気
象予報屋をやりたいと思っています。でも、当分人事労務屋を引退することは
ありませんので、ずっと先ですね。老後の楽しみにとっておきたいと思います
。
そんな人事労務屋のブログ(
http://blog.livedoor.jp/etashiro1/)の記事
が、いよいよ28日(月)に発行されるインターネット関連の一般誌に掲載さ
れます。当日、掲載されているのが確認できたら、ブログの方で紹介させて戴
きたいと思います。今後も謙虚な気持ちで情報提供を続けていきたいと思って
います。
上記の話題等、日々の活動は、裏ブログ「人事労務屋の独立準備活動報告」
に書き綴っていますので、ご参照下さい。宜しくお願い致します。
人事労務屋のつぶやき
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も歓迎致します。必ず当方よりご返事を致します。
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