• HOME
  • コラムの泉

コラムの泉

このエントリーをはてなブックマークに追加

専門家が発信する最新トピックスをご紹介(投稿ガイドはこちら

職務・役割等級制度とは(3)~役割等級制度の概要

役割等級制度には、職務等級制度職能資格制度のような、「スタンダード」はありません。職能資格制度など、先人が研究しで作り上げてきたやり方を応用しながら、新たな制度を作っていくということになります。

ですから、これからお話しすることも、いろいろある手法のひとつとお考えください。私自身もこれから先、いろいろ考え、いろいろな制度設計をしていく中で、また別のやり方を考えるかもしれません。

役割等級構築の流れは、次の通りです。
 1)等級数を決める。
 2)等級ごとの定義(概要)を決める。
 3)等級ごとに代表職務を選ぶ。
 4)代表職務の分析。
 5)職務分析の結果から、等級定義(詳細)を決める。


1)等級数を決める

「何もしないでいきなり等級の数など、決められるのか?」と思われるかもしれません。
厳密に言うと、そうです。まだ、何の分析作業もしていないのですから。
でも、等級数を決めておかないと、等級定義も、分析作業もできません。
「にわとりが先か卵が先か」みたいな話ですが…

ただ、等級の数というのは、経験的に決めることができます。
「当社は大体これぐらいかな」という決め方で、まず、間違いはありません。
そして、管理職層2~3、一般社員層3~6というのが妥当な数です。
これより少ないと、等級の幅が広すぎ、同じ等級の中に、明らかにレベルが異なる役割が混在します。
逆に、これより多いと、等級の差がわかりにくくなります。

職能資格制度で、昇格の機会を増やして社員のモラールを高めようと考え、職能資格等級の数を増やした会社がありました。その結果、上位等級と下位等級の差がわかりずらくなり、昇格運用が年功的になってしまっています。

等級の数を決めるときは、
・そこにどういう人があてはまりそうか
・どんな仕事があてはまりそうか
――こうしたことをイメージしながら決めるのがよいでしょう。
こうして、等級と等級の間に、はっきりとした違いがありそうなら、等級を分けた方がいいし、違いがうまく説明できそうになかったら、分けないほうがいいでしょう。

人事労務人事制度、労働時間管理のご相談を受けています。
初回相談については料金は頂きません。
秘密は厳守します。(社労士は業法で守秘義務が課せられています)
お気軽にご相談ください。
http://www.hrm-solution.jp/plugins/form/?id=6

絞り込み検索!

現在22,382コラム

カテゴリ

労務管理

税務経理

企業法務

その他

≪表示順≫

※ハイライトされているキーワードをクリックすると、絞込みが解除されます。
※リセットを押すと、すべての絞り込みが解除されます。

スポンサーリンク

経営ノウハウの泉より最新記事

スポンサーリンク

労働実務事例集

労働新聞社 監修提供

法解釈から実務処理までのQ&Aを分類収録

注目のコラム

注目の相談スレッド

スポンサーリンク

PAGE TOP