簿記3級の谷口です。
閑話休題
経理は、簿記3級で十分です。
経理は、ある一定のルールのもとに動きます。
野球と同じです。
特に「右投げ」の方は飲みこみが早いです。
簿記の話~その7~ 「商品の売上」
前回の仕入の話、どうでした?
今日は、売上の話です。
簿記は、すべてがキャッチボールですから、
左右の大きさは、常に同じです。
このことを「貸借一致の原則」といいます。
前回仕入れた商品を今回やっと売上げます。
よかった、、、。
(
売掛金) 500 / (売上) 500
現金 300
借入金 200
商品 200
資本金 300
仕入 100 買掛金 100
売掛金 500 売上 500
さて、ここで問題です。
何かおかしいところに気づきませんでしたか?
仕入の場合、最初から
掛取引はありえない、
という話を前回していました。
この仕入れをした取引先は、当社が仕入れをしたことで
売上があがったのですね。
これで、おわかりですね。
あれ?まだ、おわかりにならない?
では、ここで話を変更いたします。
ここからの話が終わるまでに答えをさがしてください。
今まで、当社の取引について
当社の仕訳を起こし
試算表を作成してきました。
例えば、
(仕入) 100 / (買掛金) 100
これは、当社が
掛取引で商品を仕入れたのです。
ここで、反対に取引相手側から見てみましょう。
相手先は、当社に対して
掛取引で売上げました。
そう、仕入の反対で売上ですね。
(
売掛金) 100 / (売上) 100
このように、取引先はまた別の仕訳をしているのです。
ここで話を元に戻します。
答えがわかりましたか。
答えは、
「初めて仕入れたときは掛け取引がだめだったのに
今回の売上が
掛取引になっているのでおかしい。」
ですね。
私は大阪人ですから、
ぼけたときは、
しっかりとつっこんでくださいね。
確かに
初めてのお客様に対しては、
掛取引をしないのが普通です。
しかし、世の中常識だけでは生きていけません。
当社が売り上げた先は
株主から紹介を受けた
上得意(じょうとくい:たくさん買ってくれる優良顧客)候補です。
初めてだから
現金決済せよ、とは言えませんでした。
何か、いじわるクイズみたいです。
でも世の中は力関係で決まります。(爆)
現金 300
借入金 200
商品 200
資本金 300
仕入 100 買掛金 100
売掛金 500 売上 500
今回は世の中の厳しさをお話しました。(笑)
次回は、この
試算表をひきちぎって
貸借対照表と
損益計算書を作ります。
まだ
決算じゃないけど。
やってみます。
映画スターのように美形の小学2年生、クリントン君は、髪が黒くて目が細い初
めて見る日本人に興味深々。
チャンスを見つけては、
「Kumiko~ I really like you」
と言ってハグをしてくれます。
小さいながらもジェントルマンを発揮し、
一緒に歩いていてもエスコートしてくれました。
後日もらった生徒達からのお手紙には
「クミコ けっこんしようね」
と英語で書いてありました。
こんな先生なら、ボクもハグしたい。
英語教室奮闘記~クミコ先生の汗と涙と笑顔の日記~
http://www.mag2.com/m/0000162584.html
実務の話~その7~ 「
与信取引の明暗」
この「実務の話」のコーナーでは、経理実務に関することを思いつくまま
に書いていきます。
前回のお話は、どうでしたか。
今回は、
与信取引のこわい話です。
与信取引(よしんとりひき)とは、
商品の納品と代金の
決済が同時に行われない取引をさします。
代金の後払いです。
本文で出てきた
掛取引も
与信取引のひとつです。
売上→
売掛金→
現金 の流れが
与信の増加により、
売上→
売掛金→手形→
現金 という流れになります。
手形(てがた)が出てきました。
手形は、○月○日に××銀行で○○○円を支払います。
それまで、待ってください。
という、
借金の証書のようなものです。
そのうち本文で詳しく書きますね。
手形に記載した金額を支払う日のことを「期日」といいます。
実際に、その金額のお金を銀行口座に用意しなければなりません。
用意できなければ、「手形の不渡り」です。
1度不渡りをしてもちょっと格好が悪いだけで
銀行取引に影響はありません。
しかし怖いのは
1度目の不渡りをしてから6ケ月以内にもう1度不渡りを出すことです。
6ケ月以内にもう1度不渡りを出すと
「銀行取引停止」となり、
手形・
小切手が使えなくなります。すべての銀行で。
この不渡りを避けるためにする、
姑息な手段があります。
手形のジャンプです。
手形期日の直前に、
手形期日を未来に書き換えることです。
もちろん、取引先の承認が必要です。
私の勤務先に無断でジャンプしたところがありました。
無断でジャンプする方法があったのです。
バレましたけど。
つづく
簿記3級めるまが
「簿記3級の僕が凄腕
会計コンサルタントと呼ばれるワケ」
http://www.mag2.com/m/0000160203.html
発行人:
有限会社 アジール
会計コンサルティング部門担当
監査役 谷口和喜
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【メルマガ】 簿記3級の僕が凄腕
会計コンサルタントと呼ばれるワケ
⇒
http://bokithankyou.livedoor.biz/
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簿記3級の谷口です。
閑話休題
経理は、簿記3級で十分です。
経理は、ある一定のルールのもとに動きます。
野球と同じです。
特に「右投げ」の方は飲みこみが早いです。
簿記の話~その7~ 「商品の売上」
前回の仕入の話、どうでした?
今日は、売上の話です。
簿記は、すべてがキャッチボールですから、
左右の大きさは、常に同じです。
このことを「貸借一致の原則」といいます。
前回仕入れた商品を今回やっと売上げます。
よかった、、、。
(売掛金) 500 / (売上) 500
現金 300 借入金 200
商品 200 資本金 300
仕入 100 買掛金 100
売掛金 500 売上 500
さて、ここで問題です。
何かおかしいところに気づきませんでしたか?
仕入の場合、最初から掛取引はありえない、
という話を前回していました。
この仕入れをした取引先は、当社が仕入れをしたことで
売上があがったのですね。
これで、おわかりですね。
あれ?まだ、おわかりにならない?
では、ここで話を変更いたします。
ここからの話が終わるまでに答えをさがしてください。
今まで、当社の取引について
当社の仕訳を起こし
試算表を作成してきました。
例えば、
(仕入) 100 / (買掛金) 100
これは、当社が掛取引で商品を仕入れたのです。
ここで、反対に取引相手側から見てみましょう。
相手先は、当社に対して掛取引で売上げました。
そう、仕入の反対で売上ですね。
(売掛金) 100 / (売上) 100
このように、取引先はまた別の仕訳をしているのです。
ここで話を元に戻します。
答えがわかりましたか。
答えは、
「初めて仕入れたときは掛け取引がだめだったのに
今回の売上が掛取引になっているのでおかしい。」
ですね。
私は大阪人ですから、
ぼけたときは、
しっかりとつっこんでくださいね。
確かに
初めてのお客様に対しては、掛取引をしないのが普通です。
しかし、世の中常識だけでは生きていけません。
当社が売り上げた先は株主から紹介を受けた
上得意(じょうとくい:たくさん買ってくれる優良顧客)候補です。
初めてだから現金決済せよ、とは言えませんでした。
何か、いじわるクイズみたいです。
でも世の中は力関係で決まります。(爆)
現金 300 借入金 200
商品 200 資本金 300
仕入 100 買掛金 100
売掛金 500 売上 500
今回は世の中の厳しさをお話しました。(笑)
次回は、この試算表をひきちぎって
貸借対照表と損益計算書を作ります。
まだ決算じゃないけど。
やってみます。
映画スターのように美形の小学2年生、クリントン君は、髪が黒くて目が細い初
めて見る日本人に興味深々。
チャンスを見つけては、
「Kumiko~ I really like you」
と言ってハグをしてくれます。
小さいながらもジェントルマンを発揮し、
一緒に歩いていてもエスコートしてくれました。
後日もらった生徒達からのお手紙には
「クミコ けっこんしようね」
と英語で書いてありました。
こんな先生なら、ボクもハグしたい。
英語教室奮闘記~クミコ先生の汗と涙と笑顔の日記~
http://www.mag2.com/m/0000162584.html
実務の話~その7~ 「与信取引の明暗」
この「実務の話」のコーナーでは、経理実務に関することを思いつくまま
に書いていきます。
前回のお話は、どうでしたか。
今回は、与信取引のこわい話です。
与信取引(よしんとりひき)とは、
商品の納品と代金の決済が同時に行われない取引をさします。
代金の後払いです。
本文で出てきた掛取引も与信取引のひとつです。
売上→売掛金→現金 の流れが与信の増加により、
売上→売掛金→手形→現金 という流れになります。
手形(てがた)が出てきました。
手形は、○月○日に××銀行で○○○円を支払います。
それまで、待ってください。
という、
借金の証書のようなものです。
そのうち本文で詳しく書きますね。
手形に記載した金額を支払う日のことを「期日」といいます。
実際に、その金額のお金を銀行口座に用意しなければなりません。
用意できなければ、「手形の不渡り」です。
1度不渡りをしてもちょっと格好が悪いだけで
銀行取引に影響はありません。
しかし怖いのは
1度目の不渡りをしてから6ケ月以内にもう1度不渡りを出すことです。
6ケ月以内にもう1度不渡りを出すと
「銀行取引停止」となり、
手形・小切手が使えなくなります。すべての銀行で。
この不渡りを避けるためにする、
姑息な手段があります。
手形のジャンプです。
手形期日の直前に、
手形期日を未来に書き換えることです。
もちろん、取引先の承認が必要です。
私の勤務先に無断でジャンプしたところがありました。
無断でジャンプする方法があったのです。
バレましたけど。
つづく
簿記3級めるまが
「簿記3級の僕が凄腕会計コンサルタントと呼ばれるワケ」
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有限会社 アジール
会計コンサルティング部門担当
監査役 谷口和喜
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