こんにちは。特定社会保険労務士の田中です。
「 給与計算の『勘所』 」では、給与計算で直面する、
さまざまなイレギュラー事態への、対処方法をお伝えしていきます。
日々のお仕事のご参考にして頂ければ幸いです。
今回は「支払報告書」を各市区町村に送る時のポイントをお知らせします。
「支払報告書」に基づいて、従業員の住民税が計算されますので、確実な処理が必要です。
中には、こんなレアケースもありますが、「異動届」を出し忘れないようにしてください。
☆☆☆☆☆ 入社後に住民税の控除が始まる前に退社したAさんのケース ☆☆☆☆☆
Aさんは、平成24年4月に入社しました。
その年は普通徴収で、給与から住民税は控除していません。
平成24年12月に年末調整をしました。
さらに、平成25年1月に、住所地の甲市に支払報告書を郵送しました。
これで平成25年6月給与から住民税を特別徴収することになります。
しかし、本人は平成25年3月に一身上の都合で退職しました。
通常、社員が退職すると、市区町村に住民税の異動届を出します。
そうしないと、退職後も会社が住民税を納付しなければいけません。
しかし、Aさんのケースでは退職の3月時点では住民税は支払っていません。
(控除開始は、6月からですよね。)
この場合、つい、異動届を出し忘れてしまうことがあります。
そうすると、Aさんが退職してしばらくたって、住民税の納付書(1年分)が
会社に届いてしまいます。
今回のケースのような場合も忘れずに異動届を出してください。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
給与計算のアウトソーシングで、面倒な仕事から解放されましょう。
http://tanakajimusho.com
==============================================
従業員 50人~300人企業の給与計算ならお任せください!
http://www.tanakajimusho.biz/page4
給与計算のリスクチェックもお引き受けしています!
http://p.tl/hF2s
田中事務所 特定社会保険労務士 田中理文
E-mail
m-tanaka@tanakajimusho.com
URL
http://www.tanakajimusho.biz/
===========================================
給与計算の『勘所』バックナンバー
給与計算の『勘所』1 あっ!社会保険料を取り過ぎてしまった…
http://www.soumunomori.com/column/article/atc-121402
給与計算の『勘所』2 水面下に潜むリスク…時間外手当を再確認
http://www.soumunomori.com/column/article/atc-121928
給与計算の『勘所』3 報奨金などを現金で手渡す時の課税処理
http://www.soumunomori.com/column/article/atc-122602
給与計算の『勘所』4 慶弔見舞金などを給与と一緒に渡したい。
http://www.soumunomori.com/column/article/atc-155532
給与計算の『勘所』5 雇用保険料を返す退職パターン
http://www.soumunomori.com/column/article/atc-155797
給与計算の『勘所』6 住民税のレアケース 異動届について 1
http://www.soumunomori.com/column/article/atc-156507
給与計算の『勘所』7 住民税のレアケース 異動届について2
http://www.soumunomori.com/column/article/atc-156878
給与計算の『勘所』8 給与ソフトの設定ミスで残業手当を誤計算
http://www.soumunomori.com/column/article/atc-157311
給与計算の『勘所』9 従業員が賞与の支払月に退職した時の注意
http://www.soumunomori.com/column/article/atc-164907
給与計算の『勘所』10 通勤手当も時々、見直しましょう。
http://www.soumunomori.com/column/article/atc-168684