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退職の仕方

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成長し続ける企業に!サービス業専門社労士日記(第1036回)

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おはようございます。

メルマガ発行者のこまつじゅんいちです。

このメルマガは
サービス業特に飲食店経営者及び店長
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労務管理の難しさを感じている人事担当者
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目次
■はじめに
退職の仕方
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■はじめに

当社の顧問先はサービス業が中心です。

よって人材の流動が結構激しく起きます。


入社してくる人数も半端なく
退職する人数も半端ありません。


その都度雇用保険社会保険の手続きを取るのですが
ついに去年から電子申請で手続きを開始しました。


これが慣れるまでは時間がかかるのですが
運用面など社内のルール作りを同時にやってやっと
形になりました。

これが便利



もし社労士事務所で誰も雇っている人がいなくて
一人で事務所をやっているのであれば
導入をお勧めします。


当社の場合は複数人が同時に扱うので
書類の保管場所(データでの)や運用面のルールを
決めなければいけないために
時間がかかってしまって


ただほんとに便利で


感覚的にはボタン一つで手続きが完了する


いずれは手続き業務では社労士顧問料が取れない
時代がやってくるかもしれません。


さて話は変わりますが
それほど多くの人材が会社を辞めて
退職の手続きを取るのですが


辞め方でよく経営者から相談を受けるのです。



今日はそんな話

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退職の仕方

「急に会社にこなくなってどうしたらよいでしょうか?」


業界用語で
「飛んでしまった」
状態です。



社員で働いていた人が急に会社に来なくなる状態です。


アルバイトがよく来なくなったという話は皆さんも
聞いたことがあるでしょうけど
社員でも急に来なくなる、そんなことはしょっちゅうです。




急に来なくなったからと言って

「じゃー来なくなった日を退職日とするか!!!」
となるのでしょうけど

実はそれほど簡単ではありません。


退職のルールを就業規則に書かなければいけないのです。


退職することは法律的には労働契約の解約になるのです。


急に来なくなっただけでは

急に来なくなった従業員労働契約の解約の通知を行う必要が
出てくるのです。


ところが連絡もつきませんし

本人からも辞めたいという意思表示がないので
それを勝手に退職させる行為を、解雇となるのです。


懲戒解雇だ!!!」
と思うのでしょうけど

懲戒解雇就業規則のルール通りに行わないといけず
さらに相手に解雇を伝えて初めて解雇も出来るのです。



今回の場合には相手と連絡が取れない状態なので
解雇も自己都合でもなくなってしまうのです。


自然退職です。

就業規則をよく見てみると行方不明になってから30日を経過した日が
退職日と書いていることが多く、それに従って退職させる必要があるのです。



よって当社のようなサービス業を多く扱う社労士事務所では
就業規則の作成は必須ですし

自然退職で毎月数十名は退職して行くのです。


それを
「自己都合退職
とか
解雇
とかで処理を行うと後々トラブルに巻き込まれることがあるのです。

話は大きく変わりますが

当然このような退職の仕方をしてしまうと
もう同僚にはもう二度と連絡が取れなくなります。

「まあもう二度と同僚には合わないから良い・・・・」
と思っている人は


次の職場でも人間関係を作れず
転職を繰り返しいつまでたっても成長できないのです。


あと自分勝手な退職をするともう連絡は
取らなくなりどんどん自分のチャンスを逃すのです。


ところがきれいに退職する人も数多く存在しています。


縁がなく退職することにはなったのですが
最後の最後まで必死に働き

最後の最後に大口の案件の契約をまとめてきて
カッコ良く退職する人


最後の最後までどうやったら残る同僚が楽に仕事が出来るようになるのかの
仕組みを考えて退職していく人


退職をしたのにもとの職場の良さをみんなに宣伝し続けて
お客さんを紹介してくる人



などなど


カッコ良い辞め方をした人は
退職後も元同僚と連絡をとったりして仲が良く


何かのきっかけでいっしょに仕事をしたりなど


人間関係が気まずくなるのは、
「自分が辞めたから」ではなく、
「自分の辞め方に仁義に欠いたから」
なのです。


それを理解できない人はどこに行っても苦戦するはずです。



ぼくは今から7年前、働いていた社労士事務所を退職して
独立しました。


ただ独立できるほどの知識や経験を積ませてくれたのは
その事務所のおかげですから

最後は有給も振替休日も消化せず
残業代も請求せず

顧問先をその事務所から奪うこともなく

きれいに独立しましたので
その当時の同僚とは今も仲が良いですし


うちの事務所では扱えない案件は
元の職場を紹介しています。


いわばライバル企業なのですが特徴が違う事務所で
うちが扱うよりも元の職場の方がお客様も喜ぶだろうと
思ったら紹介します。


きちんと退職した人は
次に進む道でもかけがえのない仲間を作り
元の同僚とも一生の付き合いが出来て

新しい会社でも人脈を形成していくのです。



当社は社労士事務所なので経営者から
こんな愚痴をよく聞きます。


経営者
「あいつが急に来なくなった、めっちゃムカつく!!!!」




そんなときにこまつはこうアドバイスをします。


こまつ
「そんな仁義を欠いた辞め方をする人が早めに辞めてくれてよかったじゃないですか??
 どうせ次の新しい職場に移っても失敗しますから

 それにその分新しい人材を採用出来て会社が発展しますから」







おしまい

よかったら感想をください
info@style-neo.jp


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創造人材株式会社
小松潤一社会保険労務士事務所
小松潤一
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