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~得する税務・
会計情報~ 第180号
【
税理士法人-優和-】
http://www.yu-wa.jp
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公会計への複式簿記導入が真近に!
公会計改革の動きが急に慌ただしくなってきました。
総務省研究会の「今後の新地方
公会計の推進に関する研究会・中間
とりまとめ」(平成25年7月)からその考え方を見てみましょう。
<新地方
公会計の推進に向けた基本的な考え方>
(1)地方
公会計整備の意義について
地方
公会計は、
発生主義により
ストック情報やフロー情報を総
体的・一覧的に把握することにより、
現金主義会計の補完とし
て整備するものと位置づけられました。
ここで重要なのは、
発生主義と
現金主義のどちらが正しいかを
争う対立関係のものとしてではなく、財務状況の軸の相違によ
り、短期と長期の分析を補完するものとしての補完関係が明示
されたことでしょう。
したがって、
公会計における複式簿記による
発生主義会計は改
めて制度の一環として組み込まれ、逆に安定した位置を獲得し
たことになります。ついに複式簿記が
公会計に導入されること
になるのです。
この事は、中間報告で下記のように記載されていることからも
明確に判ります。
---------------------------------------------------------------
(複式簿記の導入)
・
公会計においては、検証可能性を高め、より正確な財務書類の作成
を可能とするため、複式簿記の導入が必要不可欠である。
・複式簿記を導入することの意義としては、(1)帳簿体系を維持し、
貸借対照表と
固定資産台帳を相互に照合することで検証が可能と
なり、より正確な財務書類の作成に寄与することや、(2)取引ご
とに仕訳を行うことで、事業別・施設別等より細かい単位で、フル
コスト情報での分析が可能となることが挙げられる。
---------------------------------------------------------------
現在ある公有財産台帳は、設備更新問題という視点から考えると利用
価値が少なく、複式簿記を前提とした誘導法による「
固定資産台帳」
の作成が要請されるようになったのです。
来年の春(平成26年4月)には、都度仕訳や日々仕訳を基とした
「基準モデル」による表示方法の統一が目の前に迫っているのかもし
れません。
私が兼ねてから主張していた問題の先が見えてきたような気がします。
※以下のビジネスブログ参照
B-Plus Vol.29
公会計に複式簿記を(2012年6月)
俺の借金全部でなんぼや? ─ 複式簿記って素晴らしい ─その6
8.予算と
会計の関係 ─
公会計から溢れ出る矛盾の解決策は?─
9.地方公共団体の設備更新問題
10.財務書類の作成には
総務省方式改訂モデルではダメだ
http://www.business-plus.net/business/1206/362927.shtml
また平成20年度も港区包括外部監査報告書でもこの問題を取り上げ
ました。(P46)
(4)地方
公会計制度への対応策
http://www.city.minato.tokyo.jp/kikaku/kuse/kansa/taio/gaibuk
ansa/documents/h20_gaibukansa_gaiyo.pdf
なお、私どものグループで開催した「新地方
公会計推進セミナー」
(7月26日・全国町村議員会館/
総務省後援)に参加の地方自治体の
職員の方たちのアンケート結果を下記のブログで紹介していますので、
ご参照下さい。
http://tondemo8pon.at.webry.info/201308/article_5.html
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購読解除は下記URLから
http://www.yu-wa.jp/
****************************************************************
公認会計士・
税理士 渡 辺 俊 之
税理士法人 優 和 東 京 本 部
〒108-0014東京都港区芝4-4-5三田KMビル
TEL:03-3455-6666 FAX:03-3455-7777
E-mail :
watanabe-cpa@yu-wa.jp
URL :
http://www.watanabe-cpa.com/
渡辺
公認会計士事務所 TEL:03-3455-6295
分室 東京都港区芝4-16-1カテリーナ三田W-2505
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公会計への複式簿記導入が真近に!
公会計改革の動きが急に慌ただしくなってきました。
総務省研究会の「今後の新地方公会計の推進に関する研究会・中間
とりまとめ」(平成25年7月)からその考え方を見てみましょう。
<新地方公会計の推進に向けた基本的な考え方>
(1)地方公会計整備の意義について
地方公会計は、発生主義によりストック情報やフロー情報を総
体的・一覧的に把握することにより、現金主義会計の補完とし
て整備するものと位置づけられました。
ここで重要なのは、発生主義と現金主義のどちらが正しいかを
争う対立関係のものとしてではなく、財務状況の軸の相違によ
り、短期と長期の分析を補完するものとしての補完関係が明示
されたことでしょう。
したがって、公会計における複式簿記による発生主義会計は改
めて制度の一環として組み込まれ、逆に安定した位置を獲得し
たことになります。ついに複式簿記が公会計に導入されること
になるのです。
この事は、中間報告で下記のように記載されていることからも
明確に判ります。
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(複式簿記の導入)
・公会計においては、検証可能性を高め、より正確な財務書類の作成
を可能とするため、複式簿記の導入が必要不可欠である。
・複式簿記を導入することの意義としては、(1)帳簿体系を維持し、
貸借対照表と固定資産台帳を相互に照合することで検証が可能と
なり、より正確な財務書類の作成に寄与することや、(2)取引ご
とに仕訳を行うことで、事業別・施設別等より細かい単位で、フル
コスト情報での分析が可能となることが挙げられる。
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現在ある公有財産台帳は、設備更新問題という視点から考えると利用
価値が少なく、複式簿記を前提とした誘導法による「固定資産台帳」
の作成が要請されるようになったのです。
来年の春(平成26年4月)には、都度仕訳や日々仕訳を基とした
「基準モデル」による表示方法の統一が目の前に迫っているのかもし
れません。
私が兼ねてから主張していた問題の先が見えてきたような気がします。
※以下のビジネスブログ参照
B-Plus Vol.29 公会計に複式簿記を(2012年6月)
俺の借金全部でなんぼや? ─ 複式簿記って素晴らしい ─その6
8.予算と会計の関係 ─公会計から溢れ出る矛盾の解決策は?─
9.地方公共団体の設備更新問題
10.財務書類の作成には総務省方式改訂モデルではダメだ
http://www.business-plus.net/business/1206/362927.shtml
また平成20年度も港区包括外部監査報告書でもこの問題を取り上げ
ました。(P46)
(4)地方公会計制度への対応策
http://www.city.minato.tokyo.jp/kikaku/kuse/kansa/taio/gaibuk
ansa/documents/h20_gaibukansa_gaiyo.pdf
なお、私どものグループで開催した「新地方公会計推進セミナー」
(7月26日・全国町村議員会館/総務省後援)に参加の地方自治体の
職員の方たちのアンケート結果を下記のブログで紹介していますので、
ご参照下さい。
http://tondemo8pon.at.webry.info/201308/article_5.html
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