『
総務の森』コラムをご覧のみなさま
こんにちは!
合同会社5W1Hの高野潤一郎と申します。
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http://www.5W1H.co.jp
●ウェブサイト・
リニューアル・キャンペーン:第2弾
キャンペーン期間:4月18日(金)~30日(水)まで
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プロフィールとバックナンバーは、こちらからご覧いただけます。
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本コラムでは、弊社配信の無料ニューズレター第157号(2014年4月
16日配信)で公開した記事の一部をシェア差し上げます。
今回のタイトルに興味をお持ちいただけた方は、是非、お役立てく
ださい。
<以下、抜粋記事となります。その旨、予めご了承くださいませ。
なお、システム上、本コラムでご紹介できない『図表』などを含
めた『全文』は、後述のリンク先より、無料で、何の登録手続き
もなく、ご覧いただけますので、ご安心ください。>
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(前略)
前号では、主に「人財育成・組織開発」コンサルティングに関する
内容について、ご紹介していました。
(中略)今回は別途、「『企業の経営課題』と『コーチング学習プ
ログラム』の関係」という切り口から、少し補足差し上げようと思
います。
■3つの調査報告書を見てみましょう
最初に取り上げるのは、2013年度(第35回)「当面する企業
経営課題に関する調査」(一般社団
法人 日本能率協会 JMAマネ
ジメント研究所、調査概要は※1)です。この調査によると、組織・
人事領域で重視する経営課題の全体傾向として、
------------------------------------------------------------
A:「管理職層(ミドル)のマネジメント能力向上」[47.4%]
B:「
人事・評価・処遇制度の見直し・定着」[35.3%]
C:「次世代経営者層の発掘・育成」[31.9%]
(以下略)
------------------------------------------------------------
が上位3つを占めるという結果が得られたそうです。 Bがハード
面の課題で、AとCがソフト面の課題と分類されることが多いもの
ですね。
※1
・調査時期: 2013年8月
・調査対象:全国の上場企業および非上場企業の計5,000 社の経営
者
・調査方法:質問紙法(郵送配布、郵送および電子メールによる回
答)
・回答数・回収率:回答数662 社、回答率13.2%
・調査内容:①回答企業の経営概況 ②経営課題・経営環境認識 ③
戦略と事業・組織の関係性
Cで挙がっていた「次世代経営者層」の定義はいろいろありそうな
のですが、多くの場合には、「
取締役・
執行役員・ 事業部長など」
を指すようです。 続けて「次世代経営得者に関するアンケート調
査」(
株式会社 野村総合研究所、調査概要は※2)を見てみまし
ょう。
ここでは、Cで取り上げられていた「次世代経営人材」に求められ
る能力として、
------------------------------------------------------------
D:「ビジョン設定力」[65%]
E:「問題分析力」(課題の発掘、打ち手検討)[44%]
F:「変化察知力・観察力(マーケティング)」[35%]
(以下略)
------------------------------------------------------------
という結果が出ています。
※2
実施手法:郵送アンケート
実施期間:2010年8月~9月
送付対象:東証1部上場企業の経営者等
有効回答数:170
※3 省略
Cで挙がっていた「次世代経営者層」が、おおよそ部長クラスの話
と解釈しましたので、併せて、課長クラスの話も見ておきましょう。
第2回「上場企業の課長に関する実態調査」(学校
法人 産業能率
大学、調査概要は※4)では、Aで取り上げられていた管理職層の
中でも、「
従業員数100人以上の上場企業で働く課長」に関する現
状が浮かび上がってきています。
------------------------------------------------------------
G:最も多かった悩みは、「部下がなかなか育たない」[41.8%]
で、2年前の調査より12.1ポイントの増加
H:プレイヤーに戻りたい課長が約4割 [38.5%]
I: 部下の育成について自分で「できていない」と感じるものと
しては、
「自分以外で若手を指導・育成する人材の育成」[37.5%]
「メンバーの育成目標・計画の策定」 [31.2%]
「部下が一人で仕事を完結させるような経験の付与」[30.7%]
(以下略)
J: 「強化したい能力」としては、
「語学力」[49.3%]
「戦略的にものごとを考える力」[39.8%]
「部下を育成する力」[31.3%] (以下略)
------------------------------------------------------------
※4
調査期間:2012年12月7日~12月10日
調査対象:
従業員100人以上の上場企業に勤務し、部下を持つ課長
調査方法:インターネット調査
サンプル:600
「課長の約4割が管理職を辞めたい」と考えていて、最も多くの課
長が抱える悩みが「部下育成」という結果ですね。 あなたはこう
いった現状をどのように受け止めますか?
いろいろな切り口からの考察が可能かと思いますが、例えば、「部
下は上司の鏡」などと言われることもあります。上司の普段の態度・
言動が部下やチーム、職場の雰囲氣などにも影響を及ぼすため、課
長自身が自分の「思考の生活習慣病」について自覚した上で、周囲
と接することが大切かもしれません。(中略)
また、「Google社における素晴らしい管理職の8つの行動様式」や
「質問・支援型マネジメント」を意識するということも有効かもし
れません。(中略)
他にも、「個々人の能力(の平均値)は高いけれど、チーム・部署・
組織としての業績が低い」など、所属組織の状態などによっても、
どういった事柄を普段から意識するのが良いかが変わってくると考
えています。(中略)
さて、ここまで3つの調査報告書を基に、「組織・人財領域で重視
されている、企業の経営課題」について、かいつまんで見て参りま
した。
私なりに、非常に大雑把に理解しようとすると、
------------------------------------------------------------
「現在、多くの日本企業は、『部長・課長の育成』が重要課題だと
考えている」
「『部長育成』では課題設定能力の向上、『課長育成』では課題へ
の取り組みに人を巻き込み束ねていくコミュニケーション能力の向
上が要となる」
------------------------------------------------------------
といった感じでしょうか? あなたの立場、役割、所属される組織
では、どういった課題を認識されているでしょうか?
■自分で解を探求できるよう支援する!
世界が注目するJack Andrakaを育てた事例
前段では、3つの調査報告書に基づき、現在、「組織・人財領域で
重視されている、企業の経営課題」が何かということについて概観
し、私の解釈をご紹介しておりました。
あなたの所属される組織では、すでに適切な取り組みをされている
でしょうか? あるいは、(キャリア・デザインといった視点にも
配慮し)組織に頼らず、自主的な取り組みを始めようとお考えにな
ったでしょうか?
下記は、「すい臓が何かさえも 知らなかった15才の少年(Jack
Andrakaさん)が、Google やWikipedia や Public Library of
Science などを駆使して、新しいすい臓がんの 検査法を開発した」
という、10分程度の動画です。
(中略)
あなたは、どのような感想をお持ちになったでしょうか?(中略)
彼の両親は、「質問しても直接答えず、自分で答えを見つけ出せる
ように支援する」という接し方でJack Andrakaさんを育てたそうで
す。
これはまさに、前段で紹介したニューズレター中の「質問・支援型
マネジメント」の例ではありませんか?
また、弊社でいうところの「質問力 = 真実・解決策を探求する能
力;観察・対話・実験などを行いつつ、適切な質問ができる能力」
の好例ではないでしょうか?
Jack Andrakaさんの事例は、まだ業績を挙げるまでには至っていな
いチーム・メンバーを戦力化する際のヒントにならないでしょうか?
あなたは、この事例から何を学ぼうと思われますか?
(後略)
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冒頭でご案内差し上げましたように、本記事の『全文』は、下記
よりご覧いただけます。上記抜粋記事をご覧になった上で、詳細
についてお知りになりたい方は、是非ご活用くださいませ。
●ニューズレター第157号
3つの報告書に見る「組織・人財領域で重視されている、企業の
経営課題」とは?
→
http://5w1h.hatenablog.jp/entry/157(ブログ版)
→
http://www.5w1h.co.jp/newsletter/no157.pdf(PDF版)
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出典を明記していただき、『著作権法』で認められる『引用』の
範囲を超えなければ、許可なしで部分引用可能です。
また、内容を改変せず、元のままの形(あるいは上記リンク先)
であれば、お知り合いなどに転送していただいて構いません。
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以上、何か少しでも、『
総務の森』コラムをご覧のみなさまの
お役に立てることがあれば幸いです。
お忙しいところ、目を通していただき、ありがとうございました!
高野潤一郎@
合同会社5W1H
P.S.1
弊社では、「質問・支援型マネジメント」を可能にする、
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『率直な対話で、協働を進める人』になる!
『チームの学習・適応・相乗効果』を促進する!
『複眼思考』で『関係者の納得解』を導き出す!
「対人スキル」と「問題解決思考」が同時に学べるセミナー
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といった切り口で、
5月10日(土)~11日(日)
「フレームワーク質問力(R)」セミナー
http://www.5w1h.co.jp/pl/saimf.html
をご用意しております。
さらに、「部長・課長(を目指す人)に有効なコミュニケーション
を学ぶ場」として、
4月26日(土)スタート
合同会社5W1H流「コーチング学習プログラム」
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をご用意しております。
「フレームワーク質問力(R)」を基盤としつつも、さらに「自ら適
切な課題を設定する能力」を向上させるといった側面を強化し、
「
ベンチマーキング」なども取り入れた豊富な演習を盛り込んだ
プログラム体系となっておりますので、宜しければご活用ください
ませ。
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「自律共栄の納得人世」の実現に向け、
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代表 高野 潤一郎 [ 博士(先端科学技術) ]
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(前略)
前号では、主に「人財育成・組織開発」コンサルティングに関する
内容について、ご紹介していました。
(中略)今回は別途、「『企業の経営課題』と『コーチング学習プ
ログラム』の関係」という切り口から、少し補足差し上げようと思
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■3つの調査報告書を見てみましょう
最初に取り上げるのは、2013年度(第35回)「当面する企業
経営課題に関する調査」(一般社団法人 日本能率協会 JMAマネ
ジメント研究所、調査概要は※1)です。この調査によると、組織・
人事領域で重視する経営課題の全体傾向として、
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A:「管理職層(ミドル)のマネジメント能力向上」[47.4%]
B:「人事・評価・処遇制度の見直し・定着」[35.3%]
C:「次世代経営者層の発掘・育成」[31.9%]
(以下略)
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が上位3つを占めるという結果が得られたそうです。 Bがハード
面の課題で、AとCがソフト面の課題と分類されることが多いもの
ですね。
※1
・調査時期: 2013年8月
・調査対象:全国の上場企業および非上場企業の計5,000 社の経営
者
・調査方法:質問紙法(郵送配布、郵送および電子メールによる回
答)
・回答数・回収率:回答数662 社、回答率13.2%
・調査内容:①回答企業の経営概況 ②経営課題・経営環境認識 ③
戦略と事業・組織の関係性
Cで挙がっていた「次世代経営者層」の定義はいろいろありそうな
のですが、多くの場合には、「取締役・執行役員・ 事業部長など」
を指すようです。 続けて「次世代経営得者に関するアンケート調
査」(株式会社 野村総合研究所、調査概要は※2)を見てみまし
ょう。
ここでは、Cで取り上げられていた「次世代経営人材」に求められ
る能力として、
------------------------------------------------------------
D:「ビジョン設定力」[65%]
E:「問題分析力」(課題の発掘、打ち手検討)[44%]
F:「変化察知力・観察力(マーケティング)」[35%]
(以下略)
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という結果が出ています。
※2
実施手法:郵送アンケート
実施期間:2010年8月~9月
送付対象:東証1部上場企業の経営者等
有効回答数:170
※3 省略
Cで挙がっていた「次世代経営者層」が、おおよそ部長クラスの話
と解釈しましたので、併せて、課長クラスの話も見ておきましょう。
第2回「上場企業の課長に関する実態調査」(学校法人 産業能率
大学、調査概要は※4)では、Aで取り上げられていた管理職層の
中でも、「従業員数100人以上の上場企業で働く課長」に関する現
状が浮かび上がってきています。
------------------------------------------------------------
G:最も多かった悩みは、「部下がなかなか育たない」[41.8%]
で、2年前の調査より12.1ポイントの増加
H:プレイヤーに戻りたい課長が約4割 [38.5%]
I: 部下の育成について自分で「できていない」と感じるものと
しては、
「自分以外で若手を指導・育成する人材の育成」[37.5%]
「メンバーの育成目標・計画の策定」 [31.2%]
「部下が一人で仕事を完結させるような経験の付与」[30.7%]
(以下略)
J: 「強化したい能力」としては、
「語学力」[49.3%]
「戦略的にものごとを考える力」[39.8%]
「部下を育成する力」[31.3%] (以下略)
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※4
調査期間:2012年12月7日~12月10日
調査対象:従業員100人以上の上場企業に勤務し、部下を持つ課長
調査方法:インターネット調査
サンプル:600
「課長の約4割が管理職を辞めたい」と考えていて、最も多くの課
長が抱える悩みが「部下育成」という結果ですね。 あなたはこう
いった現状をどのように受け止めますか?
いろいろな切り口からの考察が可能かと思いますが、例えば、「部
下は上司の鏡」などと言われることもあります。上司の普段の態度・
言動が部下やチーム、職場の雰囲氣などにも影響を及ぼすため、課
長自身が自分の「思考の生活習慣病」について自覚した上で、周囲
と接することが大切かもしれません。(中略)
また、「Google社における素晴らしい管理職の8つの行動様式」や
「質問・支援型マネジメント」を意識するということも有効かもし
れません。(中略)
他にも、「個々人の能力(の平均値)は高いけれど、チーム・部署・
組織としての業績が低い」など、所属組織の状態などによっても、
どういった事柄を普段から意識するのが良いかが変わってくると考
えています。(中略)
さて、ここまで3つの調査報告書を基に、「組織・人財領域で重視
されている、企業の経営課題」について、かいつまんで見て参りま
した。
私なりに、非常に大雑把に理解しようとすると、
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「現在、多くの日本企業は、『部長・課長の育成』が重要課題だと
考えている」
「『部長育成』では課題設定能力の向上、『課長育成』では課題へ
の取り組みに人を巻き込み束ねていくコミュニケーション能力の向
上が要となる」
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といった感じでしょうか? あなたの立場、役割、所属される組織
では、どういった課題を認識されているでしょうか?
■自分で解を探求できるよう支援する!
世界が注目するJack Andrakaを育てた事例
前段では、3つの調査報告書に基づき、現在、「組織・人財領域で
重視されている、企業の経営課題」が何かということについて概観
し、私の解釈をご紹介しておりました。
あなたの所属される組織では、すでに適切な取り組みをされている
でしょうか? あるいは、(キャリア・デザインといった視点にも
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5月10日(土)~11日(日)
「フレームワーク質問力(R)」セミナー
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を学ぶ場」として、
4月26日(土)スタート
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をご用意しております。
「フレームワーク質問力(R)」を基盤としつつも、さらに「自ら適
切な課題を設定する能力」を向上させるといった側面を強化し、
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