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明日のためのコスト

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ドラッカーに学ぶ!成果をあげる人・あげない人
 
提供:大林税務会計事務所 http://zeimu110.com

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こんにちは!
ドラッカーに学ぶ大林 茂樹です。

ドラッカーの名言から,成果をあげる人・あげない人の違いを探ります!
現代社会最高の哲人の言葉で,成果をあげる習慣を身につけましょう!

「これまで利益とされてきたものは,実は,明日のためのコストにすぎ
ない。」
「したがって最大の問題は,リスクに見合うものだけのものがあるかど
うかである。」
「われわれは利益を正しいリスクにかけなければならない。」
断絶の時代第二部第7章

「これまで利益とされてきたもの」とあるように,利益というものは,
あくまでも利益であって独立した概念だったわけです。
これからは,利益を明日のためのコストだと考えましょうとする提案です。

利益を狩猟生活時代の獲物として捉えるならば,それは構成員に公平に
分配すべきものであるということになります。
狩猟生活時代は,当然のことながら冷凍保存技術などありません。

獲物は,すべて食べつくす必要があるからです。
この論理を現代の事業活動に当てはめると大変なことになります。
まず,構成員は誰かということになります。

ちょっと最近,あるいま今でも?
構成員は株主であるから,全部配当に回すべきであるという極端な企業
乗っ取り屋が暗躍しました。

もう一つの考え方は,1960年代から1970年代頃が全盛だったのでしょ
うか?

構成員は従業員であるから,従業員の待遇を向上させるべきであるする
ものでした。

そして,資本家は搾取する存在であり,敵視の対象であるとするマルク
ス的な労働争議となりました。

しかし,いずれもが無効であったといっていいでしょう。
利益は,狩猟生活時代の獲物とは違うということの証明だったといえる
かも知れません。

ちょっと笑い話かも知れませんが,現代でも狩猟生活を営んでいる部族
がいます。

この部族に農業を根付かせようとヤギを与えたら,全部平らげてしまう
ので,農業がなかなか根付かないそうです。

農業を根付かせるためには,自分たちが食べるヤギと再生産が可能な分
だけ,一部のヤギを繁殖にまわさなければなりません。

これと全く同じ概念が利益にも当てはまるということです。
事業を継続可能な必要最小限利益を稼ぎ,将来に投資しなければならな
いのです。

また,利益を獲物として捉えると多いほうがいいということになり,ム
リをするとヤギを全部平らげてしまった部族のようになってしまいます。

そして,利益は多いほうがいいという考え方は,しばしば粉飾決算や不
正行為の温床にもなります。

利益が獲物だった時代の仕事は,狩りに出かけて獲物を仕留め,構成員
に分配したら,終わりという一過性のものだったわけです。

たしかに,利益はあくまでも利益でありコストとは無関係のものだった
わけです。

ところが,現代社会における事業活動は一過性のものでは困るわけです。
継続性が要求されるわけですね。

しかも,われわれの寿命も狩猟採集生活とは比べ物にならないほど長く
なりました。

狩りをしたら,それで一件落着という仕事の仕方は長くて30年しか生
きられない時代であれば,それでいいのかも知れません。
しかし,われわれは,もはや狩猟採集生活に戻ることは出来ません。

落ち着いて考えれば,わかりそうなものなのかも知れませんが,先進国
ですら,多くの人が飢えと戦い,まさに食べるためだけに働いていた時
代が長かったので,利益をコストと考える感覚が定着していないのかも
知れません。

利益は,明日に備えるためのコストとして捉えるよりも,一過性のもの
として,ぞんざいに扱ってしまいがちだということですね。

さて,あなたにとっての利益は何でしょうか?
未だに獲物でしょうか?
それとも…

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ワンコインなのに本格的な窯焼きというのがセールスポイント
確かに店内には窯がありオーブンで焼いたピザではありません。

しかも,スゴイボリューム
かなり,お買い得感があるので,静かなブームになっているのもわかる
ような気がしました。

ちょっと残念なのは,薪窯ではなくガス窯なので,独特の薪の香りが
乏しいところです。

とはいえ,この値段なら文句はいえませんね。
でも,ちょっと若い人向きかな?

毎日通ったら,体型が変わってしまいそうな感じでした。
一度試してみるだけの価値はあると思いますよ。

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