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「毎日エクサ・バイトの情報が生まれる時代」 のキャリア

総務の森』コラムをご覧のみなさま


こんにちは! 合同会社5W1Hの高野潤一郎と申します。

プロフィールとバックナンバーは、こちらからご覧いただけます。
http://www.soumunomori.com/profile/uid-97755/


本コラムでは、弊社配信の無料ニューズレター第160号(2014年6月
9日配信)で公開した記事の一部をシェア差し上げます。
今回のタイトルに興味をお持ちいただけた方は、是非、お役立てく
ださい。

<以下、抜粋記事となります。その旨、予めご了承くださいませ。
 なお、システム上、本コラムでご紹介できない『図表』などを含
 めた『全文』は、後述のリンク先より、無料で、何の登録手続き
 もなく、ご覧いただけますので、ご安心ください。>

============================================================

(前略)

今回は、いつもと趣向を変えて、大学講義(キャリア・デザイン絡
みの内容;東京理科大学のS教授と明治大学のW教授と私の3人で
何度か実施してきているパネル・ディスカッション形式の講義)用
に準備した資料(…実際に講義で使うかどうかは不明)の一部をシ
ェア差し上げることで、さまざまな立場のみなさまが「キャリア・
デザイン」などについて考える際のお役に立てればと思います。

下記は「学生さん向け事前課題」で、私が書いていた文章の一部で
す。

------------------------------------------------------------
約10年後の2025年には、IoT(Internet of Things)が当たり前の
ように普及し、1兆個を超えるモノがコミュニケーションし合うと
いう世界を推測する人たちも出てきています。

ヒトとモノ、モノどうしが相互にネットワークでつながり、情報が
情報を生み、自己学習を進めていく世界が、すぐそこまで来ていま
す。

その頃の経営者の中には、機械・ロボット・コンピューターなどに
どうしても任せられない仕事だけをヒトに任せたいと考える人が増
えているかもしれませんね。

そうした兆しが見えている現在、大学に在籍しているあなたは、今
後の「ヒトが果たす役割・自分の人生における仕事の意味・働き甲
斐・生き甲斐など」についてどのようなことを考え、キャリアをデ
ザインしていくことが望ましいのでしょうか? 

(後略)
------------------------------------------------------------

興味をお持ちいただけた方は、引き続きお読みください♪


■大正9年から始まった「国勢調査」を基に、円グラフを作成

まずは、統計データを元に、産業・職業について概観してみましょ
う。

図表1:大正9年(1920年)の産業

図表2:昭和25年(1950年)の産業

図表3:昭和55年(1980年)の産業

図表4:平成22年(2010年)の産業



図表4で上位3つに挙がった業種について、別途「就業者の職業
(産業別)」の円グラフを作成しました。

図表5:卸売業、小売業の職業

図表6:製造業の職業

図表7:医療、福祉の職業


今回のニューズレターは「趣向を変えてのお届け」ということです
ので、図表1~7に関する私の解釈を披露するのは差し控えます。

あなたも、講義に参加する大学生と同じように、あれこれご自身な
りの考えを巡らせてみてください♪

何が読み取れるでしょうか? あなたの興味・関心に基づくと、ど
ういった形で参考にすることのできる情報でしょうか?


■毎日「エクサ・バイトの情報」が生み出され、「機械」の存在が
 増す現代社会

多くの人が携帯電話で写真や動画を撮影したり、街中にあるさまざ
まなセンサーが情報を収集したりするようになって、最近では、毎
日エクサ・バイトという量(…おおよそ、世界中にある印刷物に書
かれた情報総量の5分の1に匹敵!)の新しいデジタル情報が生ま
れるようになっているとも言われています。


図表8:SI接頭語

キロの1000倍がメガ、メガの1000倍がギガ、ギガの1000倍がテラ、
テラの1000倍がペタ、ペタの1000倍がエクサ(=100万テラ)です。

冒頭の「学生さん向け事前課題」文章中で触れていたIoTの他にも、
IT(…経済産業省の色が強い表現)/ICT(…総務省の色が強
い表現)や、人工知能による機械学習、ビッグデータの活用法など
に関する研究や技術開発が進展し、先週6月5日には、人の感情が分
かるヒト型ロボット、pepper(ペッパー)の一般向け販売(2015年
2月予定)のニュースも流れました。

「疲れずに24時間働ける、不平不満を言わない、人件費が浮く、作
業の質が変わらない、ヒトがクリックするより短い時間で各種判断
を行う….etc.」といった特長を活かし、「機械・ロボット・コン
ピューターなどに任せた方が良い仕事」もあれば、「ヒトに任せた
方が良い仕事」というのもあると思います。

あなたはこれらの共存の仕方を考える上で、どのようなことが大切
だと思いますか?(科学・技術の発展によって、私たちのライフ・
スタイル、ビジネス・スタイルがどのように変わっていくのか、想
像・推論するのも参考になるかもしれません。)

------------------------------------------------------------
発想を刺激するためのヒントの例:

・単純に過去の情報を集めるだけで、未来のビジネス・モデルは生
 まれるでしょうか?

・どんな情報を集めれば、現状の制約(人員、予算、納期…etc.)
 を乗り越える解決策が生まれるでしょうか?

・ビッグデータやコンピューターの能力と、仮説あるいは戦略とは
 どういった関係にあるでしょうか?
 …etc.
------------------------------------------------------------

上述のような「ヒトとヒト以外のもの」の仕事の共存・役割分担な
どについて考えた事柄は、あなたのキャリア・デザインに何らかの
影響を及ぼすでしょうか? もし影響があるとすれば、それはどん
な内容で、今からどんな対策をしておくことが有用でしょうか?


■視点の変更・統合と納得解

前段の「ヒトとヒト以外のもの」の仕事の共存・役割分担という切
り口は、1つの視点ではありますが、それが唯一の視点というわけ
ではありません。

弊社「フレームワーク質問力(R)」や「コーチング学習プログラム」
などでは、「視点の柔軟な変更」「複数の視点の統合」を重視して
いることもあり、ここでは、キャリア・デザインを考えるのに有効
かもしれない視点の「例」について、さらにいくつか紹介してみる
ことにします。

総務省統計局の人口推計などを見ると、日本の人口は2008年に1億
2800万人でピークを迎え、昨年2013年には約80万人減少、2020年に
はさらに300万人減少などといったことがわかります。(…人口推
計というものは、戦争や感染症の世界的大流行などがない限り、ほ
ぼ確かだと言われています。)

労働人口の減少から生じる問題の解決に関しては、外国人労働者
受け入れ・女性やシニア層の労働力化といった形でさまざまな対策
が取られようとしています。(人手不足の業界では、「働く人々の
給与が増加 = 人件費の上昇」が生じ、これを原因となって「製品・
サービスのコスト上昇 → 企業の国際競争力が低下」という懸念も
指摘されています。)

ちなみに、会計ソフト大手のインテュイット社の最近の報告書
「The Intuit 2020 Report」 によれば、2020年までに、米国民の
40%以上がフリーランサー(自由契約者)、各種下請け業者、臨時
雇用者(派遣労働者、嘱託従業員など)になるだろうという予測が
なされています。

一方、「人口減少に伴う、内需(国内需要;国内での消費)の減
少」に対しては、ビジネスのグローバル展開によって対応しようと
いう動きが見られます。(…優秀な人財の多くが外国に飛び出して
いってしまうと、これまでの「日本の良さ」を体現し世界に発信し
てきた社会が変質してしまうかもしれませんが。)

もちろん、「経済活動」とは別に、「地球環境保全と人類社会の共
存」(…「現在世代と将来世代が依存する生態系を支えたり回復さ
せたりしつつ、現在世代たる私たちのニーズやウォンツを満たす発
展」を可能にする消費、ライフ・スタイル、文化の選択、浸透など)
といった観点や、

「GNH」(Gross National Happiness;国民総幸福量)などといっ
たさまざまな観点から、人口減少&超高齢社会を迎える日本の状況
について理解し、

私たち自身が各自の信念・価値観に基づいて、今後の生き方・働き
方などを総合的に検討することが大切なのだろうと思います。

さて、ここでご紹介してきた視点の例は、どれもマクロなもの(世
の中の大きな流れに関係の深い内容)だったかもしれません。では、
もっと身近な事柄で、あなたの働き方や生き方、あるいは今後の研
究テーマなどを決める際に大切にしたい「基準」「外せないポイン
ト」にはどんなものがあるでしょうか?

キャリア・デザインを考える際には、全員にとっての絶対解という
ものはなく、それぞれの人にとって、情熱を持てる仕事、創造性を
発揮できる分野などが異なっており、

譲れない条件(「プロフェッショナルであること」と「自分自身で
いることを両立させたい」…etc.)というのも違っていて、ひとり
ひとりが納得解を探すことが重要となってきます。

この文章をお読みの方の中には、学生さんもいらっしゃるでしょう
し、定年間近で第二の人生を検討したいと思い始めた方もいらっし
ゃるでしょうし、初めての転職・転社の可能性を検討されている方
もいらっしゃるでしょうし、和僑のような活躍に向けて準備を進め
る方もいらっしゃるかもしれません。

今回の話は大学の講義用に用意した一般的な情報ということで、ク
セがあったかもしれませんが、巷の人材ビジネスのほとんどが「マ
ッチング・ビジネス」(求人を出す企業と求職者のマッチングを手
伝うビジネス)であることに氣づき、

「自分で主体的にキャリアをデザインしていく」「望むキャリアを
実現できるように自分を育てていく」「雇われない生き方(起業、
ビジネス・オーナー、投資家…etc.)もある」などといった多くの
可能性を自分で勝手に閉ざしてしまうことがないようにするために、

自分の人生を思う存分生き切るためのヒントとして、少しでもお役
に立てる部分があれば幸いです。

------------------------------------------------------------
●キャリア・デザイン・サポート
 http://www.5w1h.co.jp/pl/cds.html

 就職・転職・起業を控えた方だけでなく、
 管理職(所属長)への分かれ道:35歳前後の方、
 経営幹部(執行役員)への分かれ道:45歳前後の方、
 定年後のキャリアを考え始めた50代の方、
 是非ご確認ください。
------------------------------------------------------------

さて今回は、いつもと趣向を変えて、大学講義用に準備した資料の
一部をシェア差し上げることで、さまざまな立場のみなさまが「キ
ャリア・デザイン」などについて考える際のお役に立てればと思い、
いろいろな情報をご紹介してきました。 あなたは、どういったこ
とを考えたり、感じられたりしたでしょうか?

(後略)

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冒頭でご案内差し上げましたように、本記事の『全文』は、下記
よりご覧いただけます。上記抜粋記事をご覧になった上で、詳細
についてお知りになりたい方は、是非ご活用くださいませ。

●ニューズレター第160号
 「毎日エクサ・バイトの情報が生まれる時代」の
 大学生向けキャリア講義
 → http://5w1h.hatenablog.jp/entry/160(ブログ版)
 → http://www.5w1h.co.jp/newsletter/no160.pdf(PDF版)
============================================================
出典を明記していただき、『著作権法』で認められる『引用』の
範囲を超えなければ、許可なしで部分引用可能です。
また、内容を改変せず、元のままの形(あるいは上記リンク先)
であれば、お知り合いなどに転送していただいて構いません。
============================================================


以上、何か少しでも、『総務の森』コラムをご覧のみなさまの
お役に立てることがあれば幸いです。

お忙しいところ、目を通していただき、ありがとうございました!

               高野潤一郎@合同会社5W1H

P.S.1
● 【 早割:7月18日(金)まで 】 9月13日(土)スタート
 合同会社5W1H流『コーチング学習プログラム』
 http://www.5w1h.co.jp/pl/clp.html

 ~「自らを制約から解放し、境界を超えていく能力」
  「自ら適切な課題を設定する能力」を高めるのに有効!~

「参加者の声」は、こちら↓からご確認いただけます。
  http://www.5w1h.co.jp/pl/clp.html#comments


P.S.2
●6月28日(土)~29日(日)
 7月24日(木)~25日(金)
 「フレームワーク質問力(総論)」セミナー
 http://www.5w1h.co.jp/pl/saimf.html

●6月13日(日)ほか: 月に一度、日曜朝の「教養醸成の会」
 http://www.5w1h.co.jp/pl/CGG.html

●8月9日(土)~10日(日)
 2日間「コーチング漬け」体験
 http://www.5w1h.co.jp/pl/two_days_coaching.html


P.S.3
もし『図表』を用いた解説も多い弊社発信情報にご興味をお持ち
いただけたようでしたら、下記もご覧になってみてください。

●無料ニューズレター『QOL向上のヒント』の購読/解除
 http://www.5w1h.co.jp/newsletter.html
 (バックナンバーもご覧いただけます♪)

合同会社5W1H の『公式 Facebookページ』
 http://www.facebook.com/5W1H.LLC
 (Facebookのアカウントなしで読める公開記事や
  『期間限定公開のレポート』などが入手可能です♪)

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 「自律共栄の納得人世」の実現に向け、
 「人財と組織の育成を支援」する 合同会社5W1H

         代表 高野 潤一郎 [ 博士(先端科学技術) ]

合同会社5W1Hウェブサイト 】 http://www.5W1H.co.jp/


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          (アカウントなしで読める公開記事や、
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