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社員がどうしても受診を拒否する時の対応

Office CPSR(オフィス シーピーエスアール)臨床心理士・社労士事務所は、多くの経営者、管理職の方から相談を受けます。


その中で今回一つご紹介いたします。


それは、社員がどうしても受診を拒否するときの対応方法や考え方についてです。




実際にあった例を少し改変しています。


Aさんの上司であるBさんは、最近Aさんの様子がおかしいことに気づきました。これまでは、朝いちばんに出社し、はつらつと働いていたのですが、最近遅刻が目立つのです。よくよく見ると、衣服も汚れていて、何日か着替えていないようでした。


Bさんは、ある時Aさんを会議室に呼び出し、様子がおかしいから病気かもしれないので病院に行くように伝えました。


Aさんは、かたくなに病気ではないと言い、受診を拒否したためBさんも、あきらめてしまいました




このような場合、本来Bさんはどうすべきだったでしょうか?



Bさんは、上司としてきちんと「変化に気づくこと」ができていました。また、きちんと会議室で話をしています。この2点は上司として合格と言えるでしょう。


しかしながら、Aさんにたいして病気と決めつけ、その結果Aさんの反発を受けています。

また、受診拒否に対してそこであきらめてしまっています。

この2点は改善が必要と言えるでしょう。



Aさんは、本来は主観的に病気かもと感じたことを伝えるのではなく、行動を指摘した方が良かったでしょう。今回の例ですと、遅刻が目立つことを指摘するのがよいでしょう。


また、受診を拒否したとしても1週間程度様子を見て、それでも問題行動が改善しないようであれば、再度呼び出し、業務命令として受診を命じるべきです。受診拒否を許容するのは1回限りと考えるのが大切です。場合によっては、人を変え本人を説得する必要があるでしょう。


上司がすべきことをしない結果、問題が複雑になることが、メンタルヘルス対策では往々にあります。

正しい対処を学ぶ、管理職研修は、Office CPSR(オフィス シーピーエスアール)臨床心理士・社労士事務所の得意とする研修ですので、メンタルヘルス対策でお困りの企業は是非導入をご検討ください。




ストレスチェックQ&Aまとめページ はこちらから。
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Office CPSR(オフィス シーピーエスアール)臨床心理士・社労士事務所は、社長専属カウンセラーとして社長の悩みをとことん聴きます。
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