• HOME
  • コラムの泉

コラムの泉

このエントリーをはてなブックマークに追加

専門家が発信する最新トピックスをご紹介(投稿ガイドはこちら

人財の条件:やる気と行動力を植え付ける!

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

      シリーズ「企業のパワーを倍増するためにやるべきこと!」

  <第472回>[(第2-1話)「人財の条件:やる気と行動力を植え付ける!」]

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

今話題の「会社を救うコンピテンシー」とは何かとコンピテンシーの導入の必要性に
ついて、分かりやすく解説します。今回のシリーズでは「企業のパワーを倍増するた
めにやるべきこと!」と題して様々な角度から鋭く分析した良質の記事を紹介してい
きます。きっとお役に立てると思います。中小企業の経営者の方、管理者の方、人事
担当者の方に是非ともお読みいただきたいと思います。

===========================

今回のメニュー

【1】心に刻んでおきたい言葉
【2】そぶりは見せるが行動しない人が多い!
【3】やる気と行動力はセットでなければならない!
【4】加点主義の会社は人財が育つ!
【5】編集後記

===========================



始めに「人材」と「人財」の違いについて解説したい。

「人材」はあくまでも素材としての人間である。毎年各球団とも10人前後の選手がみ
ずから引退したり、戦力外通告を受けて寂しく去っていく。一方ドラフト会議で10人
弱が指名されて入団してくる。みんな目を輝かせて一流のスター選手を目指すことを
宣言する。

新入団選手はあくまで「人材」だ。その中から何人かが育って球団にとってなくては
ならないスター選手になれる。つまり「人財」になるのだ。

会社においても同じことが言える。「人材」のままくすぶっている社員は多いのでは
ないか。会社に成果をもたらしてくれる「人財」になってもらいたいのだが、全員が
「人財」になれるわけではない。ただ言えることはプロ野球の球団のように「戦力外
通告」とはいかないから月給泥棒もどきであっても継続雇用しているのが実態だ。
「人財」の社員たちが月給泥棒を養っていると言ってもいいだろう。

企業のパワーを倍増するためには、「人材」の「人財化」が絶対に必要だ。このこと
に多くの企業は悩んでいる。そこで今回は「人財のもっとも基本的条件であるやる気
と行動力!」について記事を書いてみる。



【1】心に刻んでおきたい言葉

***********************************************************************


我々は言葉ではなしに、行動を見守らなければならない。そしてまた、我々は言葉で
はなくて、行動で示さなければならない。

       ジャン・F・ケネディ


***********************************************************************



【2】そぶりは見せるが行動しない人が多い!

会社にはいい考えやいい意見を持っている人はたくさんいる。しかし、それを行動で
示す人は意外にも少ない。頭もよく、勉強もしているから意見を出せるのになぜか行
動には移さないのだ。

当事者に「なぜ行動しないのですか?」と質問してみるがよい。何人かの人は、行動
しない理由を述べるかもしれない。ある人は「それは私の担当外だから」と答えるだ
ろう。またある人は「私が実行者に指名されたわけではない。誰かがやると思った」
などと答えるかもしれない。

恐らく実行者に指名されたとしても彼はうまい理由を付けて行動しなかったことだろ
う。

なぜ行動しないのだろうか? それは自信がないからだ。人間誰しも自信があれば自
ら手を挙げて「私にやらせてください」と名乗り出るはずだ。かくして彼は「言うだ
けの人」と目される存在になるのである。「言うだけ人間」は会社にとっては不要な
のに・・・。



【3】やる気と行動力はセットでなければならない!

やる気があれば普通は行動するはずだ。しかし、やる気があっても行動しない人は多
い。例えばアベ政権を見ればよく分かる。拉致問題は解決の糸口さえ見えないのに
「拉致問題担当大臣」まで設けている。やる気と言うのは実は“そぶり”であって単
なる“パフォーマンス”に過ぎない。ご家族は本当にお気の毒に思う。

話を戻そう。馬を水辺へ連れて行くことはできるが馬が水を飲むか飲まないかは馬自
身が決める行動だ。つまり喉が渇いていなければ馬は水を飲まない。と言うことは、
やる気を起こさせる動因は喉を渇かせること言うことになるわけだ。

翻ってみれば会社でも部下に喉を渇かせる必要があると言うことではないのか。喉が
渇いたなら渇きを潤すために行動するに違いない。つまり、行動する社風と言うか、
環境を準備すればいいと言うことになる。

よく賃金アップが効果的と考えられやすいが、不満が和らぐだけでやる気の特効薬と
しての効果は持続しない。それよりも力量に見合った権限委譲、承認、参画、賞賛、
名誉などのほうがやる気の動因になる。後は適切と思われる目標を与えることで行動
を起こしてくれる。このときの気持ちとしては「強烈な達成意欲」だから成果に貢献
するわけだ。



【4】加点主義の会社は人財が育つ!

体操やフィギュアスケートではミスを減点していき、残った点数が成績として記録さ
れ、順位を競う。減点主義の最たるものだ。

会社の人事考課でも減点主義の会社は今でも多い。失敗すれば減点だ。と言うことで、
むしろ口が達者で行動しない社員が高く評価されることにもなりかねない。ミスや敗
は行動派の人間について回る。このような会社では指示されたこと以外はやらないに
限る。もし失敗しても指示した上司の責任として逃げることができるからだ。減点主
義の会社は一般には業績はよくない。会社も社員も成長が望めないのだ。

一方、加点主義の会社もある。行動すればプラスで失敗すればマイナスだからプラス
・マイナスゼロだ。もし成功すればプラス・プラスの評価となる。当然業績もよく、
社員も「人財」に成長していく。何よりも社員の定着率がよくなるのが嬉しい。



【5】編集後記

「やる気と行動力」で1セットだ。切り離して考えるべきではない。よくモチベーシ
ョンと言うがモチベートとは「動機付け」と言われる。馬の喉を渇かすことが水を飲
むと言う行動の動因になることを解説した。

社員が行動を起こす動機は前述した以外にもいろいろある。それを研究し、そして適
切な目標を与えることだ。きっと目標達成に向けて行動してくれるに違いない。

=長文を最後までお読みいただきましてありがとうございます。=



「人財育成」のご支援を承ります。



コンピテンシーの導入について支援します。ご相談はこちらへ
⇒ 3223898301@jcom.home.ne.jp



次回に続く。


***********************************************************************

発行責任者:さいたま市中央区上落合5丁目19-29
        彩愛コンサルピア代表 下山明央
この記事に関するご感想、ご意見はこちらから 3223898301@jcom.home.ne.jp
彩愛コンサルピアのHPは、
こちらから http://members.jcom.home.ne.jp/3223898301/

(協)さいたま総合研究所のHPはこちらから http://www.ss-net.com

***********************************************************************

ブログにも興味深い記事を掲載しています。こちらをクリック!
⇒ http://blog.livedoor.jp/shimo1873/
⇒ http://blog.goo.ne.jp/saiaiconsul/

***********************************************************************

絞り込み検索!

現在22,386コラム

カテゴリ

労務管理

税務経理

企業法務

その他

≪表示順≫

※ハイライトされているキーワードをクリックすると、絞込みが解除されます。
※リセットを押すと、すべての絞り込みが解除されます。

スポンサーリンク

経営ノウハウの泉より最新記事

スポンサーリンク

労働実務事例集

労働新聞社 監修提供

法解釈から実務処理までのQ&Aを分類収録

注目のコラム

注目の相談スレッド

スポンサーリンク

PAGE TOP