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社員が何かのきっかけで変われば強い会社になれる!

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       シリーズ「企業のパワーを倍増するためにやるべきこと!」

  <第482回>(第7話)「社員が何かのきっかけで変われば強い会社になれる!」

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今話題の「会社を救うコンピテンシー」とは何かとコンピテンシーの導入の必要性に
ついて、分かりやすく解説します。今回のシリーズでは「企業のパワーを倍増するた
めにやるべきこと!」と題して様々な角度から鋭く分析した良質の記事を紹介してい
きます。きっとお役に立てると思います。中小企業の経営者の方、管理者の方、人事
担当者の方に是非ともお読みいただきたいと思います。

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今回のメニュー
【1】心に刻んでおきたい言葉
【2】やる気のスイッチを入れてあげる!
【3】カブトガニ社員にしないために環境を変えてあげる!
【4】みんなが変われる全社運動を展開する!
【5】編集後記

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子供が親の言うことを聞いてくれずに困り果てている親は多い。人のことは言えない。
自分も子育て中はその一人だった苦い経験がある。世間では「勉強しなさい」と言っ
ても勉強しないでスマホに夢中になっている子供が多いと聞く。

でも子供が変われるときがある。品川女学院の漆校長の弁によると子供が変われると
きは三つあるそうだ。「一つは目標ができたとき、二つ目は好きなことが見つかった
とき、三つ目はみんなのためにやるときだ」と言う。

それを会社と言う組織に当てはめてみよう。やる気があるんだか、ないんだか分から
ないような社員はどこ会社にも少なからずいるのではないか。上司にしてみれば何と
か変わってほしいと思っているがそう簡単に変わるものではない。自分のマネジメン
トのお粗末さを棚に上げて上司はその部下をうっとうしく思う。できれば職場異動で
出すから代わりにできのいい部下を回してほしいと思う。

どの部署の管理職も同じことを考えている。それよりも部下に変わってもらい、仕事
のできるやり手人間になってもらったらどうだろうか。なぜ部下がやる気がないのか
真剣に考えてみてほしい。それは「やる気モードのスイッチが入っていない」からで
はないのか。



【1】心に刻んでおきたい言葉

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子供が変わるときって三つあるんですよ。一つ目は自分の中で目標ができたとき、二
つ目はやったことがうまくいってこれが好きだと気付いたとき、三つ目はみんなのた
めにやるときです。


       漆柴穂子


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【2】やる気のスイッチを入れてあげる!

私は講演などでよく「馬と水辺」の話をすることがある。

馬を水辺に連れて行くことはできる。だが、馬が必ず水を飲むとは限らない。喉が渇
いていれば水を飲むが、喉が渇いていなければ水を飲もうとはしない。これ、真理だ。

やる気のない人を馬に例えれば喉が乾いていないと言うことになる。喉が渇けば指示
をしなくとも水を飲むと言う行動を起こすはずだ。

と言うことはやる気のスイッチが入っていないから行動をしないわけだ。管理職のマ
ネジメントとしてやる気のスイッチを入れてあげることはとても重要なミッションで
はないかと思う。自分のマネジメントのまずさを棚に上げて「やる気のないヤツ」と
烙印を押してはならないのではないのか。



【3】カブトガニ社員にしないために環境を変えてあげる!

カブトガニは日本の近海にも生息している。約2万年も前から全く進化していない原
始的なカニだそうだ。そこで私は変化と無縁な社員を「カブトガニ社員」と名付けた。

センサー関連商品で有名なキーエンスと言う会社があるが、この会社では社員の通路
数箇所に化石の置物が置かれている。「生きた化石になってはならない」という戒め
らしい。つまり社員に変化することを求めているのだ。

社員はどうなると変化してくれるか。真剣に考えてみてはどうか。転勤や職場異動で
新しい環境の中に放り込むのも一つの方法だ。これまでと違った環境の中に身を置け
ば、これまでの考え方ややり方が通じなくなるだろう。通じるためにはどうするか、
つまりどう変化するかを自分なりに考えるはずだ。会社はそれを期待しているのだ。

子会社に武者修行に出すのもいい。今は1~2ケ月間限定で武者修行者を受け入れてく
れる全く利害関係のない企業を斡旋するNPOもあるそうだからそれを活用するのもい
いだろう。



【4】みんなが変われる全社運動を展開する!

変わり身の早い人は一人でも変化することができる。だが人間誰しも一人で変化する
ことは難しい。そこでみんなが変われる「全社運動」を展開することをお勧めする。
躍動感のあるネーミングを考えるとよい。「あなたが変わればみんなが変わる」、
「みんなで取り組む七変化」など何でもいい。躍動感のあるキーワードがいいのでは
ないかと思う。

推進事務局を設置し、お世話役(事務局長、書記、広報など)を置く。各部署に推進委
員を置き、社長に最高責任者に就任してもらうとお世話役も「これが目に入らぬか」
と言える「印籠」を持つことになるからやりやすくなる。

従来の姿を記録に残し、例えば半年でどのように変化したかを記録で示す。前後を比
較して「変わり身度」を評価するのも一つの方法だ。社員の考え方や行動が変わる。
そうすれば必ず会社が変わる。変わることで強い会社になれるのである。



【5】編集後記

変わると言っても全部変わる必要はない。いい部分は残すことだ。時代に合わなくな
った部分を優先的に変えることだ。

ご承知のように老舗の大企業が次々不祥事を起こしている。「暖簾にあぐら」で変化
することを避けてきた。社員は「寄らば大樹の陰」と思って入ってきた人たちが大半
だ。トップはできもしないことを下へ押し付ける。下は不正に走るしかないわけだ。
「人間として正しいことが経営においても正しい」と言う稲盛和夫氏の言葉が思い出
される。

=長文を最後までお読みいただきましてありがとうございます。=



「人財育成」のご支援を承ります。



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⇒ 3223898301@jcom.home.ne.jp



次回に続く。


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発行責任者:さいたま市中央区上落合5丁目19-29
        彩愛コンサルピア代表 下山明央
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