2017年2月12日号 (no. 962)
3分労働ぷちコラム バックナンバーはこちら
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---3分労働ぷちコラム---
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本日のテーマ【残業しなくても
残業代が出る。】
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http://www.sanyonews.jp/article/472548
はるやまが「ノー
残業手当」導入 4月から、健康配慮し業務効率化
( --- 引用開始 --- )
スーツ販売の子会社・はるやま商事(同)と合わせた計約1200人(課長級以上を除く)が対象。残業時間ゼロの社員に月額1万5千円を支給する。残業した社員についても、
残業代が1万5千円に満たない場合は、手当と同額になるよう差額分を支給する。
手当の総額は年間1億8千万円を見込む。両社の社員1人当たりの平均残業時間は月10時間半で、制度導入により
残業代を年間8千万円圧縮できるとみている。
( --- 引用終了 --- )
残業しなくても
残業手当を支給し、残業しないことに対するインセンティブを用意するのが狙いです。
今までだと、残業しなければ何も無く、残業した場合は
割増賃金が支給されていたため、残業することに対するインセンティブはあったものの、残業しないことに対するインセンティブはありませんでした。
ノー
残業手当と表現されていますが、いわゆる定額
残業代と同じです。一定額の
残業代を定額で支払い、給与を計算する際に、不足分があれば追加で支払う。
ただ、定額
残業代という名称を使わないのは賢明な判断です。定額
残業代に対するイメージは良いものではなく、「
残業代を未払いにするつもりなんじゃないか」、「定額支払いにして、残業をやり放題にするつもりなんじゃないか」、「
割増賃金をケチるために導入したんじゃないか」などと邪推されがちです。
http://www.growthwk.com/entry/2016/12/08/154425
定額
残業代は良い仕組み?
スマホの料金のごとく、毎月、一定額を支払えば使い放題という感覚で
残業代を定額化すると、
割増賃金の未払いが発生します。例えば、毎月5,000円だけ支払って、後は残業し放題なんてことになると、それはアウトです。
残業手当を定額で支払うならば、何も定額
残業代という名称にこだわる必要はありません。例えば、「定時退社
奨励手当」という名称でもいいですし、ノー
残業手当という名称も、もちろん可能です。
「残業」という名称が入っていなくても、法定
時間外労働に対する
割増賃金として取り扱えます。なぜならば、実態判断を優先するのが
労働基準法だからです。箱は何であれ、中身が重要なのです。
月額15,000円を定額で支給して、不足が生じた分は追加で支払う。これがはるやまのノー
残業手当です。
・1ヶ月間の
残業代が6,000円だった場合、この場合は15,000円を支給します(残業せずに9,000円を余分に手にできます)。
・1ヶ月間の
残業代が13,000円だった場合、この場合も15,000円を支給します(残業せずに2,000円を余分に手にできます)。
・1ヶ月間の
残業代が21,000円だった場合、この場合は21,000円を支給します(定額分の15,000円を超えているので、不足分の6,000円を追加で支払います)。
・1ヶ月間の
残業代が0円だった場合、この場合は15,000円を支給します(残業を全くせずに丸々15,000円を手にできます)。
収支としては、年間で1億8千万円が出ていき、圧縮できる
残業代が8千万円です。単純な収支では1億円の支出超過ですので、会社が損をしているような感じがします。
しかし、残業が減る効果として、
人の流出が減り、
採用時の教育コストが減る。
イメージアップによる
企業評価。
ニュースとして取り上げられた宣伝効果。
イメージアップにより、求人する際のコスト低下。
などが見込めます。
これらを年間1億円で買うと考えれば、必ずしも高い買い物ではないと思います。
この程度の施策でもニュースとして採り上げてもらえるのですから、先行者利益を得るならば今がチャンスです。先に取り組んだほうが宣伝効果が高いですから、
過労死や
残業代未払いなどが注目される今なら早い者勝ちです。
小銭を捨てて、大銭を節約する。これは商売の基本です。
入ってくるキャッシュよりも出ていくキャッシュを減らす。その結果、手元に残る利益が増える。
今回の施策も、あえて手当を出すことで、長期的な視点で手当を減らすのが狙いです。1億円で1億8千万円を買うようなイメージです。短期的には損をする感じがしますが、中長期的にはプラスになっていく。
千円を捨てて、一万円を拾うような
労務管理ができれば言うことなしです。
残業代を未払いにしてケチるようだと、これは「一万円をゴミ箱に捨てて、目の前に落ちている千円を拾う」ようなものですから、後から損をするのは明らかです。
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メールマガジン【本では読めない
労務管理の"ミソ"】のご紹介
内容の一例・・・
『定額
残業代で
残業代は減らせるのか』
『15分未満の
勤務時間は切り捨て?』
『4週4日以外の
変形休日制度もある』
『長時間残業を減らす方法は2つある』
『管理職は週休3日が理想』
『日曜日=
法定休日と思い込んではいけない』
『
半日有給休暇と
半日欠勤の組み合わせはダメ?』
『寸志は
賃金or贈り物?』
『ケータイは仕事道具か遊び道具か』
など、その他盛りだくさんのテーマでお送りしています。
本に書いていそうなんだけど、書いていない。
そんな内容が満載。
【本では読めない
労務管理の"ミソ"】
▽ ▽ <登録はこちら> ▽ ▽
http://www.growthwk.com/entry/2008/05/26/125405?utm_source=soumu&utm_medium=cm&utm_campaign=soumu_cm_common_20161230_
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カードを使わないタイムカード Clockperiod のご紹介です。
タイムカードを使うときに負担なのは、専用の打刻機を用意しなければいけないし、
新しい紙のカードを毎月作らないといけない。さらに、カードを見ながら、電卓や
表計算ソフトで
勤務時間を集計しないといけない。
しかも、給与の締め日から支給日までの短期間で集計作業をしないといけないので、
作業する人にとっては
勤務時間の集計は悩みのタネですよね。
そんな悩みをどうやって解決するか。
そこで、電子タイムカードの Clockperiod が登場です。
Clockperiod は、紙のカードと打刻機を使わない電子タイムカードですから、
打刻機を用意しなくても
勤務時間を記録できますし、給与計算のためにカードを
集める必要はありません。さらに、毎月、新しい紙のカードに社員全員の名前を
書いてカードストッカーに入れることもなくなります。
始業や終業、
時間外勤務や
休日勤務の出勤時間を自動的に集計できれば勤怠集計
の作業は随分とラクになるはず。
Clockperiodは、出退勤の時刻をタイムカード無しで記録できます。タイムカード
や
出勤簿で
勤務時間を管理している企業にオススメです。
さらに、タイムカードのコピーをメールで送信して社員ごとに保存することができ
ますので、個人別に毎月の勤務記録を取り置くことができます。
また、勤務記録の改ざんや不正な打刻を把握できるログ機能もあります。
▽ ▽ < Clockperiodの利用はこちら > ▽ ▽
https://www.clockperiod.com/Features?utm_source=soumu&utm_medium=cm&utm_campaign=soumu_cm_clockperiod_common_20170212_1
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残業で悩んでいませんか?
「長時間の残業が続いている」
「
残業代の支払いが多い」
「残業が減らない」
こういう悩み、よくありますよね。
ニュースでも未払い
残業代の話題がチラホラと出てくるぐらい、残業に対する関心は高くなっています。
法律では、1日に8時間まで、1週間では40時間までしか仕事ができません。その水準を超えてしまうと、残業となり、
割増賃金が必要になります。
とはいえ、1日で8時間と固定されていると不便だと感じませんか? 1週間で40時間と固定されていると不便だと感じませんか?
毎日8時間の時間制限があると、柔軟に
勤務時間を配分できませんよね。
例えば、月曜日は6時間の勤務にする代わりに、土曜日を10時間勤務にして、平均して8時間勤務というわけにはいかない。
仕事に合わせて、ある日は
勤務時間を短く、ある日は
勤務時間を長くできれば、便利ですよね。
でも、実は、「月曜日は6時間の勤務にする代わりに、土曜日を10時間勤務にして、平均して8時間勤務なので、残業は無し」こんなことができる仕組みがあるんです。
「えっ!? そんな仕組みがあるの?」と思った方は、ぜひ『残業管理のアメと罠』を読んでみてください。
『残業管理のアメと罠』
http://www.growthwk.com/entry/2012/05/22/162343?utm_source=soumu&utm_medium=cm&utm_campaign=soumu_cm_common_20170212_2
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本日のテーマ【残業しなくても残業代が出る。】
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はるやまが「ノー残業手当」導入 4月から、健康配慮し業務効率化
( --- 引用開始 --- )
スーツ販売の子会社・はるやま商事(同)と合わせた計約1200人(課長級以上を除く)が対象。残業時間ゼロの社員に月額1万5千円を支給する。残業した社員についても、残業代が1万5千円に満たない場合は、手当と同額になるよう差額分を支給する。
手当の総額は年間1億8千万円を見込む。両社の社員1人当たりの平均残業時間は月10時間半で、制度導入により残業代を年間8千万円圧縮できるとみている。
( --- 引用終了 --- )
残業しなくても残業手当を支給し、残業しないことに対するインセンティブを用意するのが狙いです。
今までだと、残業しなければ何も無く、残業した場合は割増賃金が支給されていたため、残業することに対するインセンティブはあったものの、残業しないことに対するインセンティブはありませんでした。
ノー残業手当と表現されていますが、いわゆる定額残業代と同じです。一定額の残業代を定額で支払い、給与を計算する際に、不足分があれば追加で支払う。
ただ、定額残業代という名称を使わないのは賢明な判断です。定額残業代に対するイメージは良いものではなく、「残業代を未払いにするつもりなんじゃないか」、「定額支払いにして、残業をやり放題にするつもりなんじゃないか」、「割増賃金をケチるために導入したんじゃないか」などと邪推されがちです。
http://www.growthwk.com/entry/2016/12/08/154425
定額残業代は良い仕組み?
スマホの料金のごとく、毎月、一定額を支払えば使い放題という感覚で残業代を定額化すると、割増賃金の未払いが発生します。例えば、毎月5,000円だけ支払って、後は残業し放題なんてことになると、それはアウトです。
残業手当を定額で支払うならば、何も定額残業代という名称にこだわる必要はありません。例えば、「定時退社奨励手当」という名称でもいいですし、ノー残業手当という名称も、もちろん可能です。
「残業」という名称が入っていなくても、法定時間外労働に対する割増賃金として取り扱えます。なぜならば、実態判断を優先するのが労働基準法だからです。箱は何であれ、中身が重要なのです。
月額15,000円を定額で支給して、不足が生じた分は追加で支払う。これがはるやまのノー残業手当です。
・1ヶ月間の残業代が6,000円だった場合、この場合は15,000円を支給します(残業せずに9,000円を余分に手にできます)。
・1ヶ月間の残業代が13,000円だった場合、この場合も15,000円を支給します(残業せずに2,000円を余分に手にできます)。
・1ヶ月間の残業代が21,000円だった場合、この場合は21,000円を支給します(定額分の15,000円を超えているので、不足分の6,000円を追加で支払います)。
・1ヶ月間の残業代が0円だった場合、この場合は15,000円を支給します(残業を全くせずに丸々15,000円を手にできます)。
収支としては、年間で1億8千万円が出ていき、圧縮できる残業代が8千万円です。単純な収支では1億円の支出超過ですので、会社が損をしているような感じがします。
しかし、残業が減る効果として、
人の流出が減り、採用時の教育コストが減る。
イメージアップによる企業評価。
ニュースとして取り上げられた宣伝効果。
イメージアップにより、求人する際のコスト低下。
などが見込めます。
これらを年間1億円で買うと考えれば、必ずしも高い買い物ではないと思います。
この程度の施策でもニュースとして採り上げてもらえるのですから、先行者利益を得るならば今がチャンスです。先に取り組んだほうが宣伝効果が高いですから、過労死や残業代未払いなどが注目される今なら早い者勝ちです。
小銭を捨てて、大銭を節約する。これは商売の基本です。
入ってくるキャッシュよりも出ていくキャッシュを減らす。その結果、手元に残る利益が増える。
今回の施策も、あえて手当を出すことで、長期的な視点で手当を減らすのが狙いです。1億円で1億8千万円を買うようなイメージです。短期的には損をする感じがしますが、中長期的にはプラスになっていく。
千円を捨てて、一万円を拾うような労務管理ができれば言うことなしです。
残業代を未払いにしてケチるようだと、これは「一万円をゴミ箱に捨てて、目の前に落ちている千円を拾う」ようなものですから、後から損をするのは明らかです。
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内容の一例・・・
『定額残業代で残業代は減らせるのか』
『15分未満の勤務時間は切り捨て?』
『4週4日以外の変形休日制度もある』
『長時間残業を減らす方法は2つある』
『管理職は週休3日が理想』
『日曜日=法定休日と思い込んではいけない』
『半日有給休暇と半日欠勤の組み合わせはダメ?』
『寸志は賃金or贈り物?』
『ケータイは仕事道具か遊び道具か』
など、その他盛りだくさんのテーマでお送りしています。
本に書いていそうなんだけど、書いていない。
そんな内容が満載。
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カードを使わないタイムカード Clockperiod のご紹介です。
タイムカードを使うときに負担なのは、専用の打刻機を用意しなければいけないし、
新しい紙のカードを毎月作らないといけない。さらに、カードを見ながら、電卓や
表計算ソフトで勤務時間を集計しないといけない。
しかも、給与の締め日から支給日までの短期間で集計作業をしないといけないので、
作業する人にとっては勤務時間の集計は悩みのタネですよね。
そんな悩みをどうやって解決するか。
そこで、電子タイムカードの Clockperiod が登場です。
Clockperiod は、紙のカードと打刻機を使わない電子タイムカードですから、
打刻機を用意しなくても勤務時間を記録できますし、給与計算のためにカードを
集める必要はありません。さらに、毎月、新しい紙のカードに社員全員の名前を
書いてカードストッカーに入れることもなくなります。
始業や終業、時間外勤務や休日勤務の出勤時間を自動的に集計できれば勤怠集計
の作業は随分とラクになるはず。
Clockperiodは、出退勤の時刻をタイムカード無しで記録できます。タイムカード
や出勤簿で勤務時間を管理している企業にオススメです。
さらに、タイムカードのコピーをメールで送信して社員ごとに保存することができ
ますので、個人別に毎月の勤務記録を取り置くことができます。
また、勤務記録の改ざんや不正な打刻を把握できるログ機能もあります。
▽ ▽ < Clockperiodの利用はこちら > ▽ ▽
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残業で悩んでいませんか?
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「残業代の支払いが多い」
「残業が減らない」
こういう悩み、よくありますよね。
ニュースでも未払い残業代の話題がチラホラと出てくるぐらい、残業に対する関心は高くなっています。
法律では、1日に8時間まで、1週間では40時間までしか仕事ができません。その水準を超えてしまうと、残業となり、割増賃金が必要になります。
とはいえ、1日で8時間と固定されていると不便だと感じませんか? 1週間で40時間と固定されていると不便だと感じませんか?
毎日8時間の時間制限があると、柔軟に勤務時間を配分できませんよね。
例えば、月曜日は6時間の勤務にする代わりに、土曜日を10時間勤務にして、平均して8時間勤務というわけにはいかない。
仕事に合わせて、ある日は勤務時間を短く、ある日は勤務時間を長くできれば、便利ですよね。
でも、実は、「月曜日は6時間の勤務にする代わりに、土曜日を10時間勤務にして、平均して8時間勤務なので、残業は無し」こんなことができる仕組みがあるんです。
「えっ!? そんな仕組みがあるの?」と思った方は、ぜひ『残業管理のアメと罠』を読んでみてください。
『残業管理のアメと罠』
http://www.growthwk.com/entry/2012/05/22/162343?utm_source=soumu&utm_medium=cm&utm_campaign=soumu_cm_common_20170212_2
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