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会社に来ているのに働いていない社員の損失とは?【経営者向け】

経済産業省平成27年度健康寿命延伸産業創出推進事業「健康経営評価指標の策定・活用事業」東大WG成果報告書によると、会社に来ているが、パフォーマンスが低下している社員の損失額は年間一人あたり56万円にも上ることが報告されています。

多くの企業で、休職している人はある意味目立つので問題化されやすいです。専門的には、休職状態のことをアブセンティーイズムといいます。

一方もっとたちの悪いのが、会社には来てはいるのですが、仕事をあまりしていない状態の社員です。専門的にはこのような状態をプレゼンティーイズムといいます。

今回の研究では、健康保険組合標準報酬月額を利用しある意味正確にプレゼンティーイズムの損失額を算出した点がとても新しいと思います。

きちんと金額を算出した結果わかったこととして、会社経営に影響を与えるのは、若手の方のパフォーマンスダウンよりも中高年の方のパフォーマンスダウンであるということです。

これは、若手よりも中高年の方が賃金が高い傾向があるからです。

自分の会社員時代の経験でも、中高年の社員の人で「お散歩おじさん」と呼ばれる社員がいました。今振り返ってみるとまさにプレゼンティーイズムの象徴のような方がいました。

そのような社員がいると、周囲の社員のモチベーションも下がってしまいます。その意味では一人当たり56万円以上の損失が会社には生じているのかもしれません。

このような状態を改善するには、社内で目立つお休みをしている人(アブセンティーイズム)、だけではなく、社内で仕事をしていない人(プレゼンティーイズム)の人も問題認識しないといけません。

そして最も大切なのは、アブセンティーイズムとプレゼンティーイズムでない人、すなわち頑張っている社員がきちんと評価される制度設計が必要であるといえます。


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