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特許になればなんでも良い?

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 ■□■□■ 特許になればなんでも良い? 第146号 ■□■□■
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当メールマガジンは、
弁理士である著者が、特許の実務に携わる方にとって、
お役に立つ情報がご提供できればと思い、

 ★特許の実務を進める上で役立つ情報
 ☆日常の業務の中で得た考え方やノウハウ

等を配信させて頂いております。

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 大変お手数ではございますが、そちらのページから解除をお願いいたします。
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こんにちは。田村良介です。


この特許の業界で仕事をするようになって、
もう15年が経ちます。

以前、勤めていた特許事務所にいたころ、

特許になれば、なんでも良いんだよ」

と、大先輩の弁理士から言われたことがありました。


「えっ?」

この一言に、すごく違和感を感じ、
15年経った今でも、はっきりと覚えています。


このことがきっかけで、

「企業が特許活動をする目的は何だろう?」

という問いを持つようになりました。


特許法では、
『産業の発達に寄与することが目的である』、
と規定されていますが、

それは、国家にとっての目的であって、
企業にとっての目的ではありません。


特許などを含む知的財産に関する活動は、
企業活動として行うものですから、

事業に貢献するものであるはず。



ところで、

ハーバード大学のマイケル・ポーター教授は、

業界において有利なポジションを確保するための
3つの競争戦略を提唱しています。

 ・コスト・リーダーシップ戦略
 ・差別化戦略
 ・集中戦略


このうちの差別化戦略は、簡単に言うと、

商品・サービスの機能などで、
競合他社と差を設けることで、
他社との競争を有利に進めよう、

というものです。


上の3つの競争戦略のうち、
差別化戦略は、特許と縁が深いもので、

特許があれば、他社と差別化された状態を
維持することができます。


自社製品を他社製品と差別化をしても、

特許がなければ、すぐに同じような製品が
他社からも販売されることになります。


何が言いたいかというと、

自社の競争優位性を確保し、維持することが、
特許活動の目的なのではないか、

ということ。


「何を今さら当たり前のことを。。。」

と思われるかもしれませんが。


この仕事をしていると、

ついつい特許を取得することに意識がいき、
目的化してしまいがちになりますので、

自戒の意味も込めて、書かせていただきました。




|◆今日のポイント◆
└───────────────────

 ☆特許活動の主な目的は、
  競争優位性を確保し、維持すること。



今回のメルマガは以上となります。

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ご職場の方やご友人にも、教えてあげてください。
 ⇒  http://www.mag2.com/m/0001132212.html

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<お知らせ>

 審査の結果、拒絶理由通知や拒絶査定が届いたけれど、
 どうしても特許にしたいのに、非常に厳しい、

 もし、そのようなことがありましたら、
 弊所での中途受任について、ご検討ください。


 弊所は、拒絶理由通知への対応を得意としており、
 
 これまでも、非常に厳しいと思われる出願について、
 特許査定や特許審決を得ることができております。


 もちろん、権利範囲をできるかぎり狭めずに、

 貴社が特許化したいとご希望される請求項で、
 対応させていただきます。


 ただし、これまでも20件に1件は、
 どうしても特許にすることができない出願がありました。

 そこで、成功報酬型とさせていただくことで、
 (特許印紙代についてはご負担いただきます)

 費用面での貴社のリスクを最小限にさせていただきます。

 
 詳しくは、弊所のお問合せページ https://goo.gl/46w3O0
 よりお問い合わせください。

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※当メールマガジンは、私個人の特許に対する考え方や
 ノウハウをお伝えするものであり、ご紹介する内容の
 すべてが絶対的に正しいとは、考えておりません。

 予めご了承いただいたうえで、お読みください。

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□発行元  : 特許業務法人 ライトハウス国際特許事務所
□執筆/編集 : 田村良介
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