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抜擢した部下が思った以上の結果を出す!

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  シリーズ「企業のパワーを倍増させるコンピテンシー<公平な評価・抜擢力>!」

     <第506回>(第2話)「抜擢した部下が思った以上の結果を出す!」

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今話題の「会社を救うコンピテンシー」とは何かとコンピテンシーの導入の必要性について、分かりやすく解説します。今回のシリーズでは「企業のパワーを倍増するためにやるべきこと!」と題して様々な角度から鋭く分析した良質の記事を紹介していきます。きっとお役に立てると思います。中小企業の経営者の方、管理者の方、人事担当者の方に是非ともお読みいただきたいと思います。

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今回のメニュー
【1】公平な評価の会社では不祥事が起きない!
【2】評価されるとなぜか人は頑張るのです!
【3】抜擢した部下が思った以上の結果を出す!
【4】ES(社員満足)を高めれば定着率が向上する!
【5】編集後記

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企業のパワーを倍増させることに貢献するコンピテンシーは多々あります。経営者が何かを決断して実行することが大切です。そうすれば社員の行動も変わります。日本電産の永守重信会長は破綻寸前の企業20社以上をリストラなしで短期間に再建しました。

その心は3Qです。QはQualityです。いい社員がいれば会社がよくなります。会社がよくなればその会社が生み出す商品やサービスは最高ランクのものになります。3Qを実現するためにトップも社員も行動特性を変革させる必要があるのです。



【1】公平な評価の会社では不祥事が起きない!

【教訓】

プロビジネスマンとはどのような人を言うのだろうか。会社に利益をもたらす人、部下を上手に育てる人などいろいろ意見があると思う。だが、「自分の仕事に責任を持つ人」を是非加えておきたい。

どんな場合も、自分の仕事の責任をきっちり果たす社員がプロビジネスマンだと思う。

【本文】

Tゴムの免震性能が規格を満たしていなかった問題は、時の社長・幹部は報告を受けて全て認識していたそうだ。品質保証部のメンバーも評価データ偽装の片棒を担いでいたことも判明した。全部で13人ほどが関与していたことが判明し、トップは辞任することとなった。

しかしその後も類似の不祥事が発生して世間を騒がせた。上から下まで、自分の仕事に責任を持たないのがTゴム流だったのだ。

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日立の品質保証に対する検査の行動指針がきっと役に立つはずだ。

「疑うことから始めよ」、「疑わしきは罰せよ」、「臭いものには蓋をするな」、「常に顧客の立場にたて」、「納期・費用で妥協するな」の5項目だ。これは日立関連事業所にも周知徹底指されている。不祥事がおきにくいわけだ。

上記の5項目は、Tゴムモドキの会社の幹部には耳が痛い話ではないだろうか。品質の評価もさることながら、社員の評価も公平にやることを基本に据えて欲しい。



【2】評価されるとなぜか人は頑張るのです!

【教訓】

亡くなった警察犬「ゆめ」には悲しい生い立ちがあった。捨て犬だったこともあり、最初、「ゆめ」はおどおどしてなつかなかった。「ゆめ」は徐々にたくましくなり、見事警察犬になった。5回も試験に落ちたが、6回目でやっと合格し、その後大活躍した。

パッとしない人でも公平に評価して教育訓練し、褒めてあげれば大きな戦力になる。

【本文】

捨て犬が野生化して、鶏やヤギなどの家畜が襲われる被害が続出している地域がある。由々しき問題だ。

その一方で、捨て犬を育てて訓練した結果、後に警察犬として活躍している犬がいる。人間不信から寂しそうで、うつろな目をしていたが、人間に抱っこされ、なでてもらい愛情たっぷりに育てられて「ゆめ」と名付けられた。

たくましく成長し、6回目の試験に合格して警察犬になった「ゆめ」には、捨て犬の面影はなく、大活躍したのだった。

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サンドラックの創業者であるZ氏は、子供のころに先生にも親にも一度も褒められることもなく育ったそうだ。ところが就職した会社で「お前は仕事が速いね」と褒められた。

仕事が楽しくて仕方がなかったから、それ以来どんなに辛くとも頑張れるようになり、サンドラックを創業し、大企業に育て上げることができたと述懐しておられる。

上司や経営者に優しい言葉を掛けられ、些細なことでも褒められると人はなぜかやる気と行動力が湧いてくるのだ。



【3】抜擢した部下が思った以上の結果を出す!

【教訓】

プロ野球ではこれまであまり出番のなかった選手を思い切って使う監督がいる。するとその選手が勝利を呼ぶ大活躍をすることが多い。抜擢した監督は偉い。

会社の各職場の管理職も埋もれている部下に光を当ててみてはどうか。

【本文】

二軍から一軍に上がってきた選手を使いあぐねている監督がいる。信頼感が薄いから使いづらいのだろう。

一方、一軍に上がってきたばかりの選手を直ぐに使う監督もいる。すると思った以上に活躍してくれることが多い。

選手の目つきが違うからテンションの高いうちに使うと心に決めているらしい。

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たくさんの部下を抱えていれば、出番の少ない部下もいて目立たないから、どうしても大事な仕事は任せにくい。

他の部下が手一杯のとき、「えい、ままよ」とばかりに出番の少ない部下に思い切って任せてみたところ期待以上の働きをしてくれた。よくある話だ。

この管理職は、「部下に対する正しい評価と抜擢の大切さ」を思い知った。この管理職の元ではできる部下がきっとたくさん育つ。



【4】ES(社員満足)を高めれば定着率が向上する!

【教訓】

社員が定着しないと募集・採用に費やすエネルギーと費用がかさむ。定着率がいいと社員はCS(顧客満足)向上に全力で取り組んでくれる。

ES(社員満足)を上げればいいのだが、経営者はなかなか真剣には取り組まない。

【本文】

損益分岐点のカラクリをよく知っている経営者は、固定費削減に目を向ける。「社員がいっそのこと、ただで働いてくれたら会社は儲かるのに」と妄想してしまうのだろうか。

ある飲食チェーン店で、残業代は払わず、しかも長時間働かせ、次々辞められ、閉店に追い込まれる店舗が続出した。そしてブラック企業と言うレッテルを貼られてマスコミに騒がれ、信頼を失った。

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ES(社員満足)が高ければ当然定着率は大幅に向上する。そのためには社員を正しく評価してあげて抜擢してあげることが重要だ。

重要な会議に参画してもらい、企画立案から関与してもらうと否が応でも頑張らないわけにはいかない。参画と関与が重要なキーワードになる。

成果が出るとそれがエネルギーになり、モチベーションが上がり、離職率が下棄権して好循環が確立するのだ。



【5】編集後記

人間が人間を評価することほど難しいことはない。どうしても恣意的な評価になったり、ハロー効果に陥りやすい。

査定する立場にある管理職に対する評価者訓練が行われている会社では、比較的公正な評価が行われている。

=長文を最後までお読みいただきましてありがとうございます。=



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次回に続く。



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発行責任者:さいたま市中央区上落合5丁目19-29
        彩愛コンサルピア代表 下山明央
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