◆◆
コンピテンシーを磨けば仕事のできる人になれる◆◆
(第422回)人格を磨く!<その5>
=■「離職率の高い会社には将来性はない!」■=
===================================
人は誰でも能力を保有しています。しかし、せっかくの保有能力が宝の持ち腐れとなり、成果に結び付けられない人が実に多いのです。
コンピテンシーの重要項目である「挑戦志向」ついて分かりやすく解説していきます。
コンピテンシーを磨けば誰でも仕事のできる人に自己変革できます。経営トップ・管理者・社員の皆様、そして求職中の
離職者の方や就職を目指す学生さんにも是非ともお読みいただきたいと思います。
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■忙しい人はとりあえず流し読みして下さい。後でゆっくり読み直していただくと理解が一層深ま ります。(
コンピテンシー宣教師より)■
<今回のメニュー>
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【1】本流から外されても実力を付け、人格を磨いて待つ!
【2】離職率の高い会社には将来性はない!
【3】「
法人」たる会社にも人格を注入すべきす!
【4】お互いにツーカーと認め合う友達を作る!
【5】編集後記
=================================
ビジネスマンやビジネスウーマンが知的武装を図ることは重要なことです。しかし、これはIQ(Intelligence Quotient)と言われる分野の能力です。せっかくの知的武装を生かして仕事のできるビジネスマンやビジネスウーマンにならなければ話になりません。何回かに分けて挑戦志向について解説したいと思います。
【1】本流から外されても実力を付け、人格を磨いて待つ!
【はじめに】
ビジネスマンは時の実力者や権力者に気に入られないと本流から外されたり左遷されることがある。
そんなときこそ努力を怠らず、実力を付け、併せて人格を磨いておくことだ。そのうちチャンスは必ずめぐってくる。
【本文】
後に社長になったり、子会社を本社以上に優れた会社に成長させた経営者の経歴を紐解くと若いときは決してバラ色のビジネスマン人生ではなかった人が多い。
時の実力者の目には「異端児」と映ったのだろうか。本流でない部署に異動させられたり、子会社に
出向させられた人は多い。
ところが、時の権力者、つまり社長が代われば人に対する見方も大きく変わることはよくある話だ。本流に戻され、後に社長に抜擢された人は多い。あるいは子会社から呼び戻されて、後に社長になった人も多い。戻されないが、子会社を本社以上に優れた会社に成長させて脚光を浴びた経営者もいる。
本流から外されても実力を身に付ける努力を怠らず、併せて人格も磨いておくことだ。そのことが次のチャンスをものにすることに必ず繋がる。
【2】離職率の高い会社には将来性はない!
【はじめに】
社員の離職率の高い会社はその理由をよく分析して対策を講じるべきだ。ザルで水を救うがごとき
労務管理では、人財が育たないから決して強い会社にはなれない。
「一身上の都合」の裏には本当の
離職理由があるはずだ。
【本文】
サービス業は全般的に社員の離職率が高く、ホテル・旅館業もその一つだ。今輝いているHリゾートだが、H氏が社長に就任した頃は120人いた社員のうち3分の1が辞めていった。H氏の上から目線の物言いが気に入らなかったり、方針が気に入らなかったようだ。
H氏は社員を重要な会議に参画させ、積極的に社員の意見を取り入れて実行するようにした結果、離職率が激減し、会社の業績は大きく伸びた。
Aさんマークの「引越し業者」が社員ら20人以上から集団訴訟を起こされた。引越し作業中に誤って荷物を破損させたりした弁償代を給料から
天引きされたことを不服としての訴訟だと言う。仕事の不始末でお客様に弁償するのは当然だが、給料から
天引きとはひどすぎるのではないか。訴訟を起こした社員のほとんどは会社を辞め、会社への請求額は7000万円にも上るそうだがその
後の結末はどうなったのだろうか。
引越し作業中の破損や事故は予見されることなので、保険で手当てし、
再発防止は社員を交えて考えるようにしなければ、せっかく育てた人財を失い、会社の将来性がなくなる。
もし「ミスや失敗の落とし前は自分でつけろ」と言う意味なら、経営者の人格が疑われる。
【3】「
法人」たる会社にも人格を注入すべき!
【はじめに】
せっかく就いた仕事を長く続けることは尊い。会社が永続してくれることはもっと尊い。仕事も会社も永続すればみんながハッピーになれる。
永続のためには会社と言う「
法人」に対して人格を注入することが重要だ。
【本文】
会社のことを「
法人」と言う。つまり、人間と同じ扱いを受けるから「
法人」である会社が働いて税金を納め、
雇用を生んで社会貢献していかなければならないのだ。時々、会社を私物化する経営者がいて問題を起こすから厄介だ。
会社で働く人はできるだけ永く働いて結婚し、明るい家庭を築いてくれたら会社である「
法人」も社員もハッピーになれる。したがって「
法人」は、社員に永く働いてもらえるような環境を提供しなければならないのだ。
そのためには、「
法人」としての人格を磨き、お客様や
株主に支持される必要がある。単に売上や利益を増やすだけでなく、「あの会社がないと困るよね」と言われるような会社を築くことが大事なのだ。
そのために、経営者は「
法人」たる会社に対して立派な人格を注入する努力をしなければならないのである。
【4】お互いにツーカーと認め合う友達を作る!
【はじめに】
どんな人でも孤独に耐えるのはしんどい。学校でも会社でも”いじめ”が深刻な社会問題になっているが、仲間はずれが最もダメージが大きい。
長い人生を生き抜くには、お互いに心の波長が合うツーカーと認め合う友達を作ることが大切だと思う。
【本文】
「竹馬の友」と言うことわざがある。共に竹馬に乗って遊んだ幼な友だちのことだ。だが、お互いが成長するにつれ、それぞれ歩む道が異なれば、疎遠になってしまうだろう。
「刎頚(ふんけい)の交わり」と言うことわざがある。クビを切られてもついていく義理人情のしがらみで築かれている関係で、例えば「アベとその取り巻きたちの関係」にも似ていて、アベがこければその関係は終わる儚いものだ。
人間は「竹馬の友」でもなく、「刎頚の交わり」でもない、お互いに心の波長が合う友達を是非作るべきだ。そうすれば何でも言い合えるから孤独から開放されて、いつでも相談に乗ってもらえる。
このような人格丸出しの関係を昔は「ツーカーの仲」と言ったものだ。「ツーカーの仲」と過ごす時間は楽しく、人生に潤いを与えてくれる。その結果”いじめ”にあっても耐え抜くことができると確信する。
【5】編集後記
世は正に開闢以来の人手不足だと言う。人手不足のためせっかく引き合いがあっても受注をお断りしている会社も多い。にもかかわらず、ブラック企業や隠れブラック企業もあると言うから残念だ。
離職率の高い会社はいくら社員教育をやっても教育効果が得られないうちに社員が辞めていってしまうから人財が育たない。
人事労務管理の方針を大幅に見直すべきだ。
次回に続く
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人は誰でも能力を保有しています。しかし、せっかくの保有能力が宝の持ち腐れとなり、成果に結び付けられない人が実に多いのです。
コンピテンシーの重要項目である「挑戦志向」ついて分かりやすく解説していきます。
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【1】本流から外されても実力を付け、人格を磨いて待つ!
【2】離職率の高い会社には将来性はない!
【3】「法人」たる会社にも人格を注入すべきす!
【4】お互いにツーカーと認め合う友達を作る!
【5】編集後記
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ビジネスマンやビジネスウーマンが知的武装を図ることは重要なことです。しかし、これはIQ(Intelligence Quotient)と言われる分野の能力です。せっかくの知的武装を生かして仕事のできるビジネスマンやビジネスウーマンにならなければ話になりません。何回かに分けて挑戦志向について解説したいと思います。
【1】本流から外されても実力を付け、人格を磨いて待つ!
【はじめに】
ビジネスマンは時の実力者や権力者に気に入られないと本流から外されたり左遷されることがある。
そんなときこそ努力を怠らず、実力を付け、併せて人格を磨いておくことだ。そのうちチャンスは必ずめぐってくる。
【本文】
後に社長になったり、子会社を本社以上に優れた会社に成長させた経営者の経歴を紐解くと若いときは決してバラ色のビジネスマン人生ではなかった人が多い。
時の実力者の目には「異端児」と映ったのだろうか。本流でない部署に異動させられたり、子会社に出向させられた人は多い。
ところが、時の権力者、つまり社長が代われば人に対する見方も大きく変わることはよくある話だ。本流に戻され、後に社長に抜擢された人は多い。あるいは子会社から呼び戻されて、後に社長になった人も多い。戻されないが、子会社を本社以上に優れた会社に成長させて脚光を浴びた経営者もいる。
本流から外されても実力を身に付ける努力を怠らず、併せて人格も磨いておくことだ。そのことが次のチャンスをものにすることに必ず繋がる。
【2】離職率の高い会社には将来性はない!
【はじめに】
社員の離職率の高い会社はその理由をよく分析して対策を講じるべきだ。ザルで水を救うがごとき労務管理では、人財が育たないから決して強い会社にはなれない。
「一身上の都合」の裏には本当の離職理由があるはずだ。
【本文】
サービス業は全般的に社員の離職率が高く、ホテル・旅館業もその一つだ。今輝いているHリゾートだが、H氏が社長に就任した頃は120人いた社員のうち3分の1が辞めていった。H氏の上から目線の物言いが気に入らなかったり、方針が気に入らなかったようだ。
H氏は社員を重要な会議に参画させ、積極的に社員の意見を取り入れて実行するようにした結果、離職率が激減し、会社の業績は大きく伸びた。
Aさんマークの「引越し業者」が社員ら20人以上から集団訴訟を起こされた。引越し作業中に誤って荷物を破損させたりした弁償代を給料から天引きされたことを不服としての訴訟だと言う。仕事の不始末でお客様に弁償するのは当然だが、給料から天引きとはひどすぎるのではないか。訴訟を起こした社員のほとんどは会社を辞め、会社への請求額は7000万円にも上るそうだがその
後の結末はどうなったのだろうか。
引越し作業中の破損や事故は予見されることなので、保険で手当てし、再発防止は社員を交えて考えるようにしなければ、せっかく育てた人財を失い、会社の将来性がなくなる。
もし「ミスや失敗の落とし前は自分でつけろ」と言う意味なら、経営者の人格が疑われる。
【3】「法人」たる会社にも人格を注入すべき!
【はじめに】
せっかく就いた仕事を長く続けることは尊い。会社が永続してくれることはもっと尊い。仕事も会社も永続すればみんながハッピーになれる。
永続のためには会社と言う「法人」に対して人格を注入することが重要だ。
【本文】
会社のことを「法人」と言う。つまり、人間と同じ扱いを受けるから「法人」である会社が働いて税金を納め、雇用を生んで社会貢献していかなければならないのだ。時々、会社を私物化する経営者がいて問題を起こすから厄介だ。
会社で働く人はできるだけ永く働いて結婚し、明るい家庭を築いてくれたら会社である「法人」も社員もハッピーになれる。したがって「法人」は、社員に永く働いてもらえるような環境を提供しなければならないのだ。
そのためには、「法人」としての人格を磨き、お客様や株主に支持される必要がある。単に売上や利益を増やすだけでなく、「あの会社がないと困るよね」と言われるような会社を築くことが大事なのだ。
そのために、経営者は「法人」たる会社に対して立派な人格を注入する努力をしなければならないのである。
【4】お互いにツーカーと認め合う友達を作る!
【はじめに】
どんな人でも孤独に耐えるのはしんどい。学校でも会社でも”いじめ”が深刻な社会問題になっているが、仲間はずれが最もダメージが大きい。
長い人生を生き抜くには、お互いに心の波長が合うツーカーと認め合う友達を作ることが大切だと思う。
【本文】
「竹馬の友」と言うことわざがある。共に竹馬に乗って遊んだ幼な友だちのことだ。だが、お互いが成長するにつれ、それぞれ歩む道が異なれば、疎遠になってしまうだろう。
「刎頚(ふんけい)の交わり」と言うことわざがある。クビを切られてもついていく義理人情のしがらみで築かれている関係で、例えば「アベとその取り巻きたちの関係」にも似ていて、アベがこければその関係は終わる儚いものだ。
人間は「竹馬の友」でもなく、「刎頚の交わり」でもない、お互いに心の波長が合う友達を是非作るべきだ。そうすれば何でも言い合えるから孤独から開放されて、いつでも相談に乗ってもらえる。
このような人格丸出しの関係を昔は「ツーカーの仲」と言ったものだ。「ツーカーの仲」と過ごす時間は楽しく、人生に潤いを与えてくれる。その結果”いじめ”にあっても耐え抜くことができると確信する。
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世は正に開闢以来の人手不足だと言う。人手不足のためせっかく引き合いがあっても受注をお断りしている会社も多い。にもかかわらず、ブラック企業や隠れブラック企業もあると言うから残念だ。
離職率の高い会社はいくら社員教育をやっても教育効果が得られないうちに社員が辞めていってしまうから人財が育たない。人事労務管理の方針を大幅に見直すべきだ。
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