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シリーズ「企業のパワーを倍増させる
コンピテンシー<人財育成>!」
<第523回>(第5話)「決断に時間を取らないと決断すべき!」
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今話題の「会社を救う
コンピテンシー」とは何かと
コンピテンシーの導入の必要性について、分かりやすく解説します。今回のシリーズでは「企業のパワーを倍増するためにやるべきこと!」と題して様々な角度から鋭く分析した良質の記事を紹介していきます。きっとお役に立てると思います。中小企業の経営者の方、管理者の方、
人事担当者の方に是非ともお読みいただきたいと思います。
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今回のメニュー
【1】ゼロベースで小集団活動を見直す!
【2】決断に時間を取らないと決断すべき!
【3】有能な管理職は部下共々成長する!
【4】パート社員に権限を委譲して戦力にする!
【5】編集後記
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企業のパワーを倍増させることに貢献する
コンピテンシーは多々あります。経営者が何かを決断して実行することが大切です。そうすれば社員の行動も変わります。日本電産の永守重信会長は破綻寸前の企業20社以上をリストラなしで短期間に再建しました。
その心は3Qです。QはQualityです。いい社員がいれば会社がよくなります。会社がよくなればその会社が生み出す商品やサービスは最高ランクのものになります。3Qを実現するためにトップも社員も行動特性を変革させる必要があるのです。
【1】ゼロベースで小集団活動を見直す!
【教訓】
最近はめっきり小集団活動と言うキーワードは聞かなくなった。非正規社員が多くなり、処遇も違うため、運営が難しくなったのだろうか。そのような壁はあるのだが、小集団活動をゼロベースで見直してはどうか。
能力開発、自己啓発、問題意識の喚起、人格の醸成など大きな効果が期待できる。
【本文】
昔は職場の中はみんな正社員とパート社員で占められていたから何をやるにもやり易かった。しかし、かなり前からどこの職場も多民族国家さながらになってしまった。正社員はわずかで、派遣社員、アルバイト、フリーター、外国人などいろいろだ。
同じ仕事をやっていても処遇に格差がありすぎるから仲間意識や一体感は生まれにくい。そのためグループで職場の問題解決を図る小集団活動も下火になっていったようだ。
職場内に、いくつかの小集団(サークル)を編成して職場の問題をみんなで解決していく活動は能力開発、自己啓発、問題意識の喚起、人格の醸成などに効果があった。今は職場内の人間関係が何かギスギスしていて、話しかけてもよそよそしい感じがする。
固定費は削減できたかもしれないが、小集団活動による有形・無形の効果が失われ、人財も育ちにくくなった。
他民族の垣根を越えて、ゼロベースで小集団活動を見直すことをお勧めする。
【2】決断に時間を取らないと決断すべき!
【教訓】
何をするのか、しないのかの決断に時間の掛かる人は多い。優柔不断なタイプの人に多い。
そのような人には「決断に時間を取らないと言うことをまず決断せよ」と申し上げたい。
【本文】
国民栄誉賞に決まった将棋の羽生名人は「直感の7割は正しい」とおっしゃっていたのを思い出す。
将棋には持ち時間があり、持ち時間を有効に使っていいわけだが、考えすぎて戦法を変えたためにやられたことが何度もあったと言うのだ。「あのときの直感通りやっていれば有利に進めることが出来たのに」と言う反省があるわけだ。
友達に飲み食いに誘われてもどうしようか迷ってしまう人がいる。ゴルフに誘われても生返事だ。このような人は誰からも誘いが来なくなってしまう。孤独を愛するかのようだ。
アフター5や
休日の付き合いはそれでもよいだろうが、仕事の場合は困る。やるか、やらないかを決めなければならない時があるし、会議でもYesかNoを
意思表示しなければならないときがある。決めかねて、のらい、くらりではビジネスマン失格と言わざるを得ない。
彼には「決断に時間を取らないと言うことを決断せよ」と申し上げたい。羽生名人のように「直感力」を磨き、清水の舞台から飛び降りる覚悟で決断してもそう大きな誤りにはならないと思う。
【3】有能な管理職は部下共々成長する!
【教訓】
管理職はリーダーである。リーダーは、自分の成長度合いを何で測るか、それが問題だ。一つには、部下をどれだけ成長させることができたかをモノサシにすべきだと思う。
つまり部下を成長させることのできない管理職は、成長ゼロと言うことだ。
【本文】
一時「
名ばかり管理職」と言うキーワードが社会問題になったことがあった。「
名ばかり管理職」だから部下なしで、厳しいノルマを与えられ、
残業手当も付かない。
名実共に立派な管理職もたくさんいるが、中には部下が育つと自分の地位や立場が脅かされると考える小心者の管理職もいる。これほどつまらない管理職はいない。
管理職は「偉い人」ではなく、「辛い人」だと思う。自分の仕事をキッチリやって、かつ部下の面倒を見なければならないからだ。
面倒を見るプロセスの中で部下を成長させなければならない。部下の成長度合いをモノサシにして管理職としての自分の成長度合いを評価すべきなのだ。
【4】パート社員に権限を委譲して戦力にする!
【教訓】
パート社員を「猫の手」程度に考えていて、判断業務を極力させないようにしている会社は多い。パート社員を甘く見てはいけない。
中には、パート社員に絶大な権限を委譲して戦力にしている会社もある。
【本文】
昔、近所の子供たちが広場に集まっていろいろな遊びをしながらお互いに成長したのを覚えている。必ず「ガキ大将」がいて集団を仕切っていたものだ。
幼い子供はルールもよく分からないから遊びの輪の中に入れない。するとその「ガキ大将」は「この子は味噌っかすだからみんなそのつもりで」と言って一員に加えたものだった。やがて代替わりで、あの味噌っかすだった子がガキ大将になる日が来る。
パート社員を味噌っかす扱いにして、決まりきった仕事(ルートンワーク)以外はやらせないようにしている会社がある。
ところがパート社員に絶大な権限を委譲し、立派な戦力にしている会社もある。パート社員の多く、若いとき大企業に勤めた経験があり、しっかり教育訓練を受けている。
パート社員の力量を勘案して権限を与えればキッチリ業務を遂行し手くれる。責任感も強いから、むしろ正社員よりも貴重な戦力になってくれる可能性が高いのだ。
【5】編集後記
「勘」の鋭い経営者は、「勘」を頼りに決断を下す。経営数値はあくまで参考程度だ。経営環境が激変する時代には、過去の延長線上で経営をしていたのでは、潮目の変化を掴みにくい。だから「勘」を磨いておくことが大事なのだ。
雇われマダムが社長を勤めている会社では、失敗すれば
株主総会で叩かれ、地位を失う恐れがあるが、オーナー経営者の場合は、少々失敗しても許してもらえる。失敗を恐れて決断しない経営者は、大過なく過ごすことだけを優先してしまう。そのような社長は、決断に時間を取らないことを決断することが大事だ。
=長文を最後までお読みいただきましてありがとうございます。=
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次回に続く。
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発行責任者:さいたま市中央区上落合5丁目19-29
彩愛コンサルピア代表 下山明央
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<第523回>(第5話)「決断に時間を取らないと決断すべき!」
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今話題の「会社を救うコンピテンシー」とは何かとコンピテンシーの導入の必要性について、分かりやすく解説します。今回のシリーズでは「企業のパワーを倍増するためにやるべきこと!」と題して様々な角度から鋭く分析した良質の記事を紹介していきます。きっとお役に立てると思います。中小企業の経営者の方、管理者の方、人事担当者の方に是非ともお読みいただきたいと思います。
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今回のメニュー
【1】ゼロベースで小集団活動を見直す!
【2】決断に時間を取らないと決断すべき!
【3】有能な管理職は部下共々成長する!
【4】パート社員に権限を委譲して戦力にする!
【5】編集後記
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企業のパワーを倍増させることに貢献するコンピテンシーは多々あります。経営者が何かを決断して実行することが大切です。そうすれば社員の行動も変わります。日本電産の永守重信会長は破綻寸前の企業20社以上をリストラなしで短期間に再建しました。
その心は3Qです。QはQualityです。いい社員がいれば会社がよくなります。会社がよくなればその会社が生み出す商品やサービスは最高ランクのものになります。3Qを実現するためにトップも社員も行動特性を変革させる必要があるのです。
【1】ゼロベースで小集団活動を見直す!
【教訓】
最近はめっきり小集団活動と言うキーワードは聞かなくなった。非正規社員が多くなり、処遇も違うため、運営が難しくなったのだろうか。そのような壁はあるのだが、小集団活動をゼロベースで見直してはどうか。
能力開発、自己啓発、問題意識の喚起、人格の醸成など大きな効果が期待できる。
【本文】
昔は職場の中はみんな正社員とパート社員で占められていたから何をやるにもやり易かった。しかし、かなり前からどこの職場も多民族国家さながらになってしまった。正社員はわずかで、派遣社員、アルバイト、フリーター、外国人などいろいろだ。
同じ仕事をやっていても処遇に格差がありすぎるから仲間意識や一体感は生まれにくい。そのためグループで職場の問題解決を図る小集団活動も下火になっていったようだ。
職場内に、いくつかの小集団(サークル)を編成して職場の問題をみんなで解決していく活動は能力開発、自己啓発、問題意識の喚起、人格の醸成などに効果があった。今は職場内の人間関係が何かギスギスしていて、話しかけてもよそよそしい感じがする。
固定費は削減できたかもしれないが、小集団活動による有形・無形の効果が失われ、人財も育ちにくくなった。
他民族の垣根を越えて、ゼロベースで小集団活動を見直すことをお勧めする。
【2】決断に時間を取らないと決断すべき!
【教訓】
何をするのか、しないのかの決断に時間の掛かる人は多い。優柔不断なタイプの人に多い。
そのような人には「決断に時間を取らないと言うことをまず決断せよ」と申し上げたい。
【本文】
国民栄誉賞に決まった将棋の羽生名人は「直感の7割は正しい」とおっしゃっていたのを思い出す。
将棋には持ち時間があり、持ち時間を有効に使っていいわけだが、考えすぎて戦法を変えたためにやられたことが何度もあったと言うのだ。「あのときの直感通りやっていれば有利に進めることが出来たのに」と言う反省があるわけだ。
友達に飲み食いに誘われてもどうしようか迷ってしまう人がいる。ゴルフに誘われても生返事だ。このような人は誰からも誘いが来なくなってしまう。孤独を愛するかのようだ。
アフター5や休日の付き合いはそれでもよいだろうが、仕事の場合は困る。やるか、やらないかを決めなければならない時があるし、会議でもYesかNoを意思表示しなければならないときがある。決めかねて、のらい、くらりではビジネスマン失格と言わざるを得ない。
彼には「決断に時間を取らないと言うことを決断せよ」と申し上げたい。羽生名人のように「直感力」を磨き、清水の舞台から飛び降りる覚悟で決断してもそう大きな誤りにはならないと思う。
【3】有能な管理職は部下共々成長する!
【教訓】
管理職はリーダーである。リーダーは、自分の成長度合いを何で測るか、それが問題だ。一つには、部下をどれだけ成長させることができたかをモノサシにすべきだと思う。
つまり部下を成長させることのできない管理職は、成長ゼロと言うことだ。
【本文】
一時「名ばかり管理職」と言うキーワードが社会問題になったことがあった。「名ばかり管理職」だから部下なしで、厳しいノルマを与えられ、残業手当も付かない。
名実共に立派な管理職もたくさんいるが、中には部下が育つと自分の地位や立場が脅かされると考える小心者の管理職もいる。これほどつまらない管理職はいない。
管理職は「偉い人」ではなく、「辛い人」だと思う。自分の仕事をキッチリやって、かつ部下の面倒を見なければならないからだ。
面倒を見るプロセスの中で部下を成長させなければならない。部下の成長度合いをモノサシにして管理職としての自分の成長度合いを評価すべきなのだ。
【4】パート社員に権限を委譲して戦力にする!
【教訓】
パート社員を「猫の手」程度に考えていて、判断業務を極力させないようにしている会社は多い。パート社員を甘く見てはいけない。
中には、パート社員に絶大な権限を委譲して戦力にしている会社もある。
【本文】
昔、近所の子供たちが広場に集まっていろいろな遊びをしながらお互いに成長したのを覚えている。必ず「ガキ大将」がいて集団を仕切っていたものだ。
幼い子供はルールもよく分からないから遊びの輪の中に入れない。するとその「ガキ大将」は「この子は味噌っかすだからみんなそのつもりで」と言って一員に加えたものだった。やがて代替わりで、あの味噌っかすだった子がガキ大将になる日が来る。
パート社員を味噌っかす扱いにして、決まりきった仕事(ルートンワーク)以外はやらせないようにしている会社がある。
ところがパート社員に絶大な権限を委譲し、立派な戦力にしている会社もある。パート社員の多く、若いとき大企業に勤めた経験があり、しっかり教育訓練を受けている。
パート社員の力量を勘案して権限を与えればキッチリ業務を遂行し手くれる。責任感も強いから、むしろ正社員よりも貴重な戦力になってくれる可能性が高いのだ。
【5】編集後記
「勘」の鋭い経営者は、「勘」を頼りに決断を下す。経営数値はあくまで参考程度だ。経営環境が激変する時代には、過去の延長線上で経営をしていたのでは、潮目の変化を掴みにくい。だから「勘」を磨いておくことが大事なのだ。
雇われマダムが社長を勤めている会社では、失敗すれば株主総会で叩かれ、地位を失う恐れがあるが、オーナー経営者の場合は、少々失敗しても許してもらえる。失敗を恐れて決断しない経営者は、大過なく過ごすことだけを優先してしまう。そのような社長は、決断に時間を取らないことを決断することが大事だ。
=長文を最後までお読みいただきましてありがとうございます。=
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