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真剣に部下の悩みを聞いてあげるのが上司の務め!

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  シリーズ「企業のパワーを倍増させるコンピテンシー<リーダーシップ>!」

  <第528回>(第3話)「真剣に部下の悩みを聞いてあげるのが上司の務め!」

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今話題の「会社を救うコンピテンシー」とは何かとコンピテンシーの導入の必要性について、分かりやすく解説します。今回のシリーズでは「企業のパワーを倍増するためにやるべきこと!」と題して様々な角度から鋭く分析した良質の記事を紹介していきます。きっとお役に立てると思います。中小企業の経営者の方、管理者の方、人事担当者の方に是非ともお読みいただきたいと思います。

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今回のメニュー
【1】誰もがリーダーになれる「立ちんぼ会議」!
【2】真剣に部下の悩みを聞いてあげるのが上司の務め!
【3】混乱させないようにワンポイントで指示を出す!
【4】リーダーは熱いビジョンを語るのです!
【5】編集後記

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企業のパワーを倍増させることに貢献するコンピテンシーは多々あります。経営者が何かを決断して実行することが大切です。そうすれば社員の行動も変わります。日本電産の永守重信会長は破綻寸前の企業20社以上をリストラなしで短期間に再建しました。

その心は3Qです。QはQualityです。いい社員がいれば会社がよくなります。会社がよくなればその会社が生み出す商品やサービスは最高ランクのものになります。3Qを実現するためにトップも社員も行動特性を変革させる必要があるのです。



【1】誰もがリーダーになれる「立ちんぼ会議」!

【教訓】

居心地の良すぎる椅子に腰掛けて会議室で議論していてもいいアイディアは生まれにくい。いつでも誰かが声を掛ければ円卓を囲んで「立ちんぼ会議」ができるのが一番いい。

このような環境を作っている会社では誰もが会議のリーダー役を演じることができる。

【本文】

会議の好きな会社はあるものだ。老舗の会社や官僚的な会社は特に会議が多い。ゆったりした椅子に腰掛けて議論していても睡魔に襲われるばかりで、いいアイディアなど出ようはずもない。

会議、会議に明け暮れる会社がなぜ潰れないのか不思議でならない。

職場のあちこちに円卓や楕円卓を設置している会社がある。椅子は用意されていない。問題が発生したときやみんなの意見を募りたいときには、当事者がリーダー役になって立ちんぼ会議を招集するとみんな直ぐ集まってパッと円卓または楕円卓を囲う。

「立ちんぼ会議」は疲れるから早く結論が出るし、早くいい意見が出て解散できるから会議の生産性は抜群にいい。



【2】真剣に部下の悩みを聞いてあげるのが上司の務め!

【教訓】

部下が悩みを訴えてきても真剣に取り合わない上司は多い。部下はがっかりしてそれ以降は相談に来なくなる。部下の悩みを聞くのがオレの仕事ではないと思っている限り、リーダーは務まらないと思う。

リーダーシップは、まず聞くことから始まると言うのに。

【本文】

管理職ともなればいろいろと悩みは尽きない。だが、部下にだって悩みは多い。課長に相談に乗ってもらいときもある。しかし課長は「今、忙しい」と言って真剣に取り合わない。

話にならないと思った部下はそれ以降、もう相談には来ないだろう。頭の中に「頼りない課長」とインプットされてしまったのだ。

一方、部下が相談にきたなら、快く聞いてあげるのが上司の務めと心得ていて「アフター5の方がいいかな」と言って時間を作ってあげる課長もいる。

仕事の悩みか個人的な悩みかは別にして人間は悩みを話すことによって気持ちがすっきりする。例え解決できなくても聞いてもらったことで気分が晴れるのだ。そしていつものようにやる気がよみがえるのだ。



【3】混乱させないようにワンポイントで指示を出す!

【教訓】

いくつもの項目を一度に指示する管理職がいる。部下は混乱して何から先にやったらいいかパニックになる。いくつもの項目を同時に指示すれば、部下を混乱させるばかりだ。

部下に指示するときは、ワンポイントで伝えることだ。

【本文】

野球では、例えば2アウト1、3塁と絶対に打たれてはいけない場面で強打者を迎えることがある。ピッチングコーチがマウンドに行き、投手と捕手に「敬遠気味に、きわどい球を投げ、カウントが悪くなったら歩かせろ」と指示をすることがある。

昔、確か東映フライヤーズの柏原と言う強打者だったと記憶しているが、敬遠のつもり
のボール球をホームランしたことがあった。「敬遠気味のきわどい球」や「カウントが
悪くなったら歩かせろ」などと指示するのではなく、「ここは敬遠しろ」と明確に指示
すべきだったが後の祭りになった。

会社でも部下に向かって長々といくつもの指示を同時にする課長がいる。しかも興奮気味に早口で話すから聞いている部下は聞き漏らしたり迷ったりしてしまう。

マネジメントの上手な課長はワンポイントで分かりやすく指示をする。その方が部下は迷うことなく行動できるわけだ。



【4】リーダーは熱いビジョンを語るのです!

【教訓】

リーダーはメンバーに対して熱くビジョンを語らなければならない。ビジョンも語らずにいきなり事業計画作りに着手しても部下の心に響かない。

リーダーがどんなビジョンを示すかによって部下の対応振りが違ってくる。

【本文】

ビジョンとは、心に描く未来像と言ってもいいかもしれない。課長昇格の辞令をもらってからビジョンを考えるのでは遅い。新任の課長がビジョンも語らずにいきなり課の方針を説明してもインパクトは低い。

しかも決めセリフを持たない課長は、気の抜けたビールのようなものだ。

課長になるはるか前から「もし自分が課長だったら」と仮定してビジョンをしっかり思い描いて、紙にしたためておくことだ。何度も何度も書き直して推敲を重ねたらいい。

課長に昇進したり、人事異動で新しい課に移ったならば、まず真っ先に自分のビジョンをぶち上げることだ。今度の課長はどんな課長か、みんな興味津々だ。インパクトのあるビジョンは、これから先の課長としての仕事の成果に大きく影響するはずだ。



【5】編集後記

最近の医師は診察をするとき、決まってパソコンを見ている。患者に質問するときもパソコンを見ているし、患者に診察内容や病名などを告げるときもパソコンを見ながらだ。患者の顔色も表情もほとんど見ていない。こんな診察で大丈夫なのかと患者は不安になる。

幼稚園では、先生は必ずしゃがんで園児と同じ目線で、園児の目を見ながら話すから園児はすっかり安心する。衣料品店でも化粧品店でもよく売る販売スタッフはお客様の目を見ながら笑顔で接客する。

「コミュニケーションは相手の話を聞くこと」と心得ている人は、仕事がうまくいくことになっているのだ。

=長文を最後までお読みいただきましてありがとうございます。=



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⇒ 3223898301@jcom.home.ne.jp



次回に続く。



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発行責任者:さいたま市中央区上落合5丁目19-29
        彩愛コンサルピア代表 下山明央
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