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シリーズ「企業のパワーを倍増させる
コンピテンシー<リーダーシップ>!」
<第531回>(第6話)「社員が働いて楽しい会社は絶対に潰れない!」
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今話題の「会社を救う
コンピテンシー」とは何かと
コンピテンシーの導入の必要性について、分かりやすく解説します。今回のシリーズでは「企業のパワーを倍増するためにやるべきこと!」と題して様々な角度から鋭く分析した良質の記事を紹介していきます。きっとお役に立てると思います。中小企業の経営者の方、管理者の方、
人事担当者の方に是非ともお読みいただきたいと思います。
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今回のメニュー
【1】社員が働いて楽しい会社は絶対に潰れない!
【2】お荷物部門のリーダーに任命されてしまったら!
【3】自分の手柄にせず必ず部下に謝意を表す!
【4】社員が本気でない責任は社長にある!
【5】編集後記
===========================
企業のパワーを倍増させることに貢献する
コンピテンシーは多々あります。経営者が何かを決断して実行することが大切です。そうすれば社員の行動も変わります。日本電産の永守重信会長は破綻寸前の企業20社以上をリストラなしで短期間に再建しました。
その心は3Qです。QはQualityです。いい社員がいれば会社がよくなります。会社がよくなればその会社が生み出す商品やサービスは最高ランクのものになります。3Qを実現するためにトップも社員も行動特性を変革させる必要があるのです。
【1】社員が働いて楽しい会社は絶対に潰れない!
【教訓】
「
従業員が働きたいスーパーマーケット日本一」を目指しているのが福岡県の地場スーパー、「H・D」だ。リーダーたる経営者は笛を吹くだけなのに
従業員がみんな踊るから店内は活気に満ちている。
働いて楽しい会社は絶対に潰れないと信じている。
【本文】
「社員がこんな会社では働きたくない」と思うような会社は世の中に五万とある。社員が次々辞めていくから年中募集を出して面接を繰り返さなければならない。定着率が悪く、社員教育の効果など出る暇もない。
見習い中の社員に「朝の挨拶がない」と激怒して股間を蹴り上げて大怪我をさせ、逮捕された和食のカリスマがいたが、社会的制裁は大きいものになった。自業自得だ。
経営者が「思った通りやってください、好きなようにやってください」と笛を吹く。
従業員は自分たちで考え、そして考えたことを確実に実行に移していく。
新しいお惣菜を開発し、デイススプレー(陳列)や売り方までも考えて実行に移すのだが、ことごとく評判がよく、繁盛するから益々テンションが上がる。
経営者は「
従業員が働いて楽しい会社は絶対に潰れない」と信じている。
【2】お荷物部門のリーダーに任命されてしまったら!
【教訓】
安川電機でお荷物部門の部門長に任命されてしまったのがT氏だった。参ったなあと思うか、またとないチャンスと思うかはT氏の心掛け次第だった。
T氏は後に社長に上りつめるのだが、自部門の営業部隊に匂いを嗅ぎまわる「野良犬営業」を指示したのだった。
【本文】
規模の大きい会社だと大概事業部が複数ある。わが世の春を謳歌している部門もあるだろうし、斜陽の部門もあるだろう。
もしその斜陽部門、つまりお荷物部門のリーダー(総責任者)の
辞令をもらったら、参ったなあと落胆する人も多いのではないか。少々頑張ったぐらいでは成果など出ないからサラリーマン人生ももはやこれまでと思ってしまうかも知れない。
かつて安川電機のロボット部門はお荷物部門で、「赤字なのだからエレベーターを使わず階段を使え」と継子(ままこ)扱いされていた。
後に社長になったT部門長(当時)は、「バカにされてもいい。お客様のほしいものを御用聞きのつもりで聞いて来い。つまり、野良犬営業だ。受注したらそれをみんなで作ろう」と鼓舞した。
ある営業マンは自動車メーカーH社の工場に毎日通い、次々ロボットの注文を獲得した。野良犬営業が功を奏して、ついにはロボットのシェア第一位を獲得したのだった。
【3】自分の手柄にせず必ず部下に謝意を表す!
【教訓】
リーダーの役を仰せつかったならば真っ先に現状分析をしてしっかり実態を把握することだ。一つのプロジェクトが成功を収めるごとにメンバーに「ありがとう」と言って謝意を表すことが大事だ。
決して成功を自分の手柄にしてはならない。
【本文】
リーダーに任命されることは名誉なことだ。それなのにお飾りと思しき「名ばかりリーダー」がいる。「名ばかりリーダー」だと課題は何一つ解決されないだろう。
メンバーの苛立ちが募り、「こんなリーダーの下ではやっていられない」となるのが怖い。
リーダーは解決すべき課題について真っ先に現状分析をやり、しっかり実態を把握することだ。メンバーの意見も参考にして目標を設定し、メンバーの共感と支持を得て実行計画を策定する。
役割分担を決め、進捗を常に確認しながら遅れている人がいればフォローすることだ。目標と活動結果を比較対照し、成功ならみんなで喜びを分かち合い、決して自分の手柄にせず、メンバーに謝意を表すことだ。
そして必ずメンバーと反省点を確認して次に生かすことを忘れてはならない。
【4】社員が本気でない責任は社長にある!
【教訓】
「社員が本気でない責任は社長にある」と認識している経営者ははたしてどれほどいるだろうか。社員は悪くない。悪いのは全て経営者なのだ。
「社員は悪くありませんから、悪いのは我々経営陣ですから」と涙で記者会見をした社長は立派だった。
【本文】
山一證券の倒産は悲惨だった。当時のN社長の涙の会見が思い出される。「社員は悪くありませんからから。悪いのは我々経営陣ですから」と訴えた。
N氏が社長に就任したときは、会社は既に風前の灯だった。歴代の経営陣のでたらめ経営で大勢の人々を路頭に迷わせたのだった。
社員が本気で仕事に邁進しない例はどこにでもあるだろう。そのような会社の経営者は、リーダーとしての責任をどう感じているのだろうか。
問題が起こると平気で社員のせいにする発言が飛び出す。社員が本気でない責任は全て経営者である自分にあることを認識していないのだ。
経営者が真っ先に「自責化」で物事を考えない限り、その会社の潮目は変わらない。
【5】編集後記
「半端ない」が今年の流行語大賞にノミネートされるかもしれない。サッカーワールドカップで活躍した大迫選手を指して何と高校時代に相手チームの選手に頂いた名誉ある褒め言葉だそうだ。
今リーダーを拝命している人たちも「ウチのリーダーは半端ない」とみんなに評されることを目指してほしい。会社もリーダーしだいで
ゴーイング・コンサーンを実現できる。
次回に続く
=長文を最後までお読みいただきましてありがとうございます。=
「人財育成」のご支援を承ります。
コンピテンシーの導入について支援します。ご相談はこちらへ
⇒
3223898301@jcom.home.ne.jp
次回に続く。
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発行責任者:さいたま市中央区上落合5丁目19-29
彩愛コンサルピア代表 下山明央
この記事に関するご感想、ご意見はこちらから
3223898301@jcom.home.ne.jp
彩愛コンサルピアのHPは、
http://saiaiconsul.web.fc2.com/index.html
(協)さいたま総合研究所のHPはこちらから
http://www.ss-net.com
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<第531回>(第6話)「社員が働いて楽しい会社は絶対に潰れない!」
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今話題の「会社を救うコンピテンシー」とは何かとコンピテンシーの導入の必要性について、分かりやすく解説します。今回のシリーズでは「企業のパワーを倍増するためにやるべきこと!」と題して様々な角度から鋭く分析した良質の記事を紹介していきます。きっとお役に立てると思います。中小企業の経営者の方、管理者の方、人事担当者の方に是非ともお読みいただきたいと思います。
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【1】社員が働いて楽しい会社は絶対に潰れない!
【2】お荷物部門のリーダーに任命されてしまったら!
【3】自分の手柄にせず必ず部下に謝意を表す!
【4】社員が本気でない責任は社長にある!
【5】編集後記
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企業のパワーを倍増させることに貢献するコンピテンシーは多々あります。経営者が何かを決断して実行することが大切です。そうすれば社員の行動も変わります。日本電産の永守重信会長は破綻寸前の企業20社以上をリストラなしで短期間に再建しました。
その心は3Qです。QはQualityです。いい社員がいれば会社がよくなります。会社がよくなればその会社が生み出す商品やサービスは最高ランクのものになります。3Qを実現するためにトップも社員も行動特性を変革させる必要があるのです。
【1】社員が働いて楽しい会社は絶対に潰れない!
【教訓】
「従業員が働きたいスーパーマーケット日本一」を目指しているのが福岡県の地場スーパー、「H・D」だ。リーダーたる経営者は笛を吹くだけなのに従業員がみんな踊るから店内は活気に満ちている。
働いて楽しい会社は絶対に潰れないと信じている。
【本文】
「社員がこんな会社では働きたくない」と思うような会社は世の中に五万とある。社員が次々辞めていくから年中募集を出して面接を繰り返さなければならない。定着率が悪く、社員教育の効果など出る暇もない。
見習い中の社員に「朝の挨拶がない」と激怒して股間を蹴り上げて大怪我をさせ、逮捕された和食のカリスマがいたが、社会的制裁は大きいものになった。自業自得だ。
経営者が「思った通りやってください、好きなようにやってください」と笛を吹く。従業員は自分たちで考え、そして考えたことを確実に実行に移していく。
新しいお惣菜を開発し、デイススプレー(陳列)や売り方までも考えて実行に移すのだが、ことごとく評判がよく、繁盛するから益々テンションが上がる。
経営者は「従業員が働いて楽しい会社は絶対に潰れない」と信じている。
【2】お荷物部門のリーダーに任命されてしまったら!
【教訓】
安川電機でお荷物部門の部門長に任命されてしまったのがT氏だった。参ったなあと思うか、またとないチャンスと思うかはT氏の心掛け次第だった。
T氏は後に社長に上りつめるのだが、自部門の営業部隊に匂いを嗅ぎまわる「野良犬営業」を指示したのだった。
【本文】
規模の大きい会社だと大概事業部が複数ある。わが世の春を謳歌している部門もあるだろうし、斜陽の部門もあるだろう。
もしその斜陽部門、つまりお荷物部門のリーダー(総責任者)の辞令をもらったら、参ったなあと落胆する人も多いのではないか。少々頑張ったぐらいでは成果など出ないからサラリーマン人生ももはやこれまでと思ってしまうかも知れない。
かつて安川電機のロボット部門はお荷物部門で、「赤字なのだからエレベーターを使わず階段を使え」と継子(ままこ)扱いされていた。
後に社長になったT部門長(当時)は、「バカにされてもいい。お客様のほしいものを御用聞きのつもりで聞いて来い。つまり、野良犬営業だ。受注したらそれをみんなで作ろう」と鼓舞した。
ある営業マンは自動車メーカーH社の工場に毎日通い、次々ロボットの注文を獲得した。野良犬営業が功を奏して、ついにはロボットのシェア第一位を獲得したのだった。
【3】自分の手柄にせず必ず部下に謝意を表す!
【教訓】
リーダーの役を仰せつかったならば真っ先に現状分析をしてしっかり実態を把握することだ。一つのプロジェクトが成功を収めるごとにメンバーに「ありがとう」と言って謝意を表すことが大事だ。
決して成功を自分の手柄にしてはならない。
【本文】
リーダーに任命されることは名誉なことだ。それなのにお飾りと思しき「名ばかりリーダー」がいる。「名ばかりリーダー」だと課題は何一つ解決されないだろう。
メンバーの苛立ちが募り、「こんなリーダーの下ではやっていられない」となるのが怖い。
リーダーは解決すべき課題について真っ先に現状分析をやり、しっかり実態を把握することだ。メンバーの意見も参考にして目標を設定し、メンバーの共感と支持を得て実行計画を策定する。
役割分担を決め、進捗を常に確認しながら遅れている人がいればフォローすることだ。目標と活動結果を比較対照し、成功ならみんなで喜びを分かち合い、決して自分の手柄にせず、メンバーに謝意を表すことだ。
そして必ずメンバーと反省点を確認して次に生かすことを忘れてはならない。
【4】社員が本気でない責任は社長にある!
【教訓】
「社員が本気でない責任は社長にある」と認識している経営者ははたしてどれほどいるだろうか。社員は悪くない。悪いのは全て経営者なのだ。
「社員は悪くありませんから、悪いのは我々経営陣ですから」と涙で記者会見をした社長は立派だった。
【本文】
山一證券の倒産は悲惨だった。当時のN社長の涙の会見が思い出される。「社員は悪くありませんからから。悪いのは我々経営陣ですから」と訴えた。
N氏が社長に就任したときは、会社は既に風前の灯だった。歴代の経営陣のでたらめ経営で大勢の人々を路頭に迷わせたのだった。
社員が本気で仕事に邁進しない例はどこにでもあるだろう。そのような会社の経営者は、リーダーとしての責任をどう感じているのだろうか。
問題が起こると平気で社員のせいにする発言が飛び出す。社員が本気でない責任は全て経営者である自分にあることを認識していないのだ。
経営者が真っ先に「自責化」で物事を考えない限り、その会社の潮目は変わらない。
【5】編集後記
「半端ない」が今年の流行語大賞にノミネートされるかもしれない。サッカーワールドカップで活躍した大迫選手を指して何と高校時代に相手チームの選手に頂いた名誉ある褒め言葉だそうだ。
今リーダーを拝命している人たちも「ウチのリーダーは半端ない」とみんなに評されることを目指してほしい。会社もリーダーしだいでゴーイング・コンサーンを実現できる。
次回に続く
=長文を最後までお読みいただきましてありがとうございます。=
「人財育成」のご支援を承ります。
コンピテンシーの導入について支援します。ご相談はこちらへ
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彩愛コンサルピア代表 下山明央
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