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作業環境管理・平成30年度労働衛生コンサルタント試験解説

 こんにちは、産業医・労働衛生コンサルタントの朝長健太です。
 産業医として化学工場、営業事務所、IT企業で勤務し、厚生労働省において労働行政に携わり、臨床医として治療を行った複数の健康管理の視点で情報発信をしております。
http://hatarakikatakaikaku.com/
 今回は、「作業環境管理・平成30年度労働衛生コンサルタント試験解説」を作成しました。
 労働衛生の取組を行うことで、従業員に培われる「技術」「経験」「人間関係」等の財産を、企業が安定して享受するためにご活用ください。
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作業環境管理・平成30年度労働衛生コンサルタント試験解説
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平成30年度労働衛生コンサルタント試験(労働衛生一般)の問1は、作業環境管理に関係するものでした。
以下の様に、解答及び解説を示します。

●労働衛生管理に関する次のイ~ニの記述について、作業環境管理に該当するものの組合せは(1)~(5)のうちどれか。
イ チェーンソー取扱い業務において、日振動ばく露限界値(5.0m/s2)を超えないように、振動ばく露時間の抑制、低振動工具の選定などを行う。
ロ 作業場における外部放射線による周辺線量当量を、放射線測定器を用いて定期的に測定する。
ハ 有害な化学物質を取り扱う設備を密閉化する。
ニ 放射線業務において、管理区域を設定し、必要のある者以外の者を立入禁止とする。

【解答】
(4)ロとハ

【解説】
作業環境管理は、労働衛生の3管理である「作業環境管理、作業管理、健康管理」の1つになります。内容としては、作業環境中の有害因子を把握し、有害因子の除去や無害化を図り、健康障害を防止する労働衛生上の管理手法になります。
具体的には、刃がむき出しになっている機械に囲いを設置する等の防刃対策を行ったり、有害な化学物質を無害な化学物質に代替したりすることです。
今回の問題では、ロの「有害因子の把握のために、定期的な測定を行うこと」、ハの「有害因子の無害化のために、設備を密閉化すること」が、作業環境管理に該当します。
なお、イの「ばく露時間の抑制や工具の選定」と二の「立入禁止」は、従業員の作業方法や行動を改善することで、健康障害を防止しているため、作業管理に該当します。

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