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「プレミアムフライデー」「キッズウィーク」は再評価されるか?

こんにちは。社会保険労務士の田中です。

「働き方改革」という言葉が報道されない日は無い位ですが、
「プレミアムフライデー」を覚えていますか?

一昨年の話になりますが、2017年の流行語大賞を振り返ってみます。

この年の流行語大賞のベストテンに、
「プレミアムフライデー」が入っています。
一方、「働き方改革」は候補になりながら入りませんでした。

しかし、2019年6月時点で「働き方改革」は半ば社会に定着、
「休み方改革」などの派生語も生まれています。

「休み方改革」であれば「プレミアムフライデー」の他に
「キッズウィーク」という官製休日も思い出されますが、
これらはどうなったのでしょうか?
・・・もちろん、今も継続しています。消えてはいません。

今回は、2019年4月から有給休暇5日の付与が義務化されたことに
あわせて、有給休暇を確実に取得してもらうための一つとして、
キッズウィークやプレミアムフライデー(プレ金)などの
イベント性の高い休日と有休を組み合わせることを考えてみます。

「休み方改革」の存在感アップにともない、プレ金やキッズウィークが
再評価されることはあるのでしょうか?


☆☆☆☆ キッズウィークで子どもの休みに合わせて休む ☆☆☆☆

キッズウィークは2018年から始まっていますが、
ご存じの人は少ないのではないでしょうか?

厚生労働省のサイトでは、次のように説明しています。

『「キッズウィーク」は、地域ごとに学校の夏休みなどの長期休業日を
分散化することで、大人と子供が一緒にまとまった休日を過ごす機会を
創出しやすくするための取組で、平成30年度から始まっています。
(中略)
厚生労働省では働く人が子どもの学校休業日や地域のイベント等に
合わせて年次有給休暇を取得できるよう、事業主に配慮を求めています。
働く人が年次有給休暇を取得しやすい職場環境にしましょう。』

詳細はこちら ↓
http://u0u0.net/Myy2

「キッズウィーク」は企業、学校、地域社会が一体になって
進めていかないと定着しないでしょう。

しかし、三者の連携はハードルが高く、このままでは、
「キッズウィーク」は忘れ去られる可能性もあります。

そこで、本来のキッズウィークとまではいかずとも、
子どもの学校行事がある日に有休の取得を奨めることから、
始めても良いのではないでしょうか?いわば「キッズデイ」です。。


☆☆☆☆ プレミアムフライデーに定時退社で残業削減 ☆☆☆☆

プレミアムフライデーの認知度は決して低くはないでしょう。

毎月最終金曜日は、定時退社して買い物や飲食、レジャーをしよう、
と、2017年に政府と経済界が提唱したキャンペーンがこの制度です。

サイトもしっかりと作ってあります。↓
https://premium-friday.com/

主な目的は個人消費喚起ですが、定時退社をすることで、
残業削減、有休の取得促進などの労務面の効果も期待されています。

しかし、スタートが2017年3月の年度末の多忙な時であり、
定時退社ができない人も多く、低空飛行でスタート、
盛り上がりを欠いたまま、今日に至っています。
民間調査によると、5%~10%という低い導入率です。

プレミアムフライデーへの問題点として、次が挙げられます。
「忙しい最終金曜日にプレミアムフライデーが指定されている。」

そのため、会社によっては「最終金曜日」ではなく、
「第三金曜日」にしたり、部署ごとに異なる日を指定するなどして、
工夫しているようです。

また、有休の5日付与義務は半日単位で付与日数として
カウントできますので、プレミアムフライデーの日は
午後から半日有休とするのも良いのではないでしょうか。

プレミアムフライデーとキッズウィーク、
改めて有効活用をしていきたいものです。


今回も最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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田中事務所  特定社会保険労務士 田中理文
(立川・渋谷・新宿 で主に仕事をしています。)

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