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【働き方改革】「消費者」の私が、「労働者」の私に残業させる。

こんにちは。社会保険労務士の田中です。

「働き方改革」は労働法関連の遵守だけではなく、
いかに仕事の効率を高めるか、という事も重要です。
その際には「過剰サービス」も見直したいものです。

ここ数十年間、世の中は「消費者」にとって、どんどん便利になりました。
それを実現していたのが「企業のサービス向上」です。

しかし、
「そこまでのサービスは本当は必要ではない」
「あれば便利だが、無ければ無いで何とかなる」
という過剰なサービスもあるのではないでしょうか?

「消費者」のわがままに答える「企業の従業員」は
立場を変えれば「消費者」でもあります。
同じ人が、会社では「労働者」会社を離れれば「消費者」です。
「消費者」としての私が「労働者」としての私に
負担をかけ続けてきたのではないでしょうか。

最近、負担が大きい仕事として「宅配便」が注目されました。
私達は、便利なサービスである、「明日の午前中必着」や
「不在による再配達は○時~○時に希望」などを
毎回、切実に必要としていたでしょうか?

宅配会社の行き届いたサービス提供に対して、
「明日中に届けば良いけれど、無料ならば午前必着にするか」
「再配達を頼んだけれど、また不在でも再々配達を頼もう」
と、つい負担のかかるお願いをしてきたのではないでしょうか。

当所でも宅配便の受け付け時刻が1時間以上、早まりました。
最初は戸惑いましたが、すぐに締切時刻を前提とした
仕事の進め方に変わり、慣れました。
そして、今まで宅配会社がいかに無理をしてくれていたか、
また、その笑顔に甘えてきたか、反省しました。

同じような事は他にもたくさんあるでしょう。

「仕事の見直し」では顧客にも理解を求める課題もあるでしょう。
今までは顧客に協力を求めることは、言い出しにくいものでした。
しかし、「働き方改革」という追い風が吹いています。

顧客に対しても自社にとって負担が大きいサービスを見直すための
協力をお願いしても良いでしょうし、また逆の立場で
自社が顧客の立場であり、サービス提供会社から同様の
協力を求められたら受け止める必要があるでしょう。

実は顧客でも「そこまでは必要ないけれど、提供してくれるので
特に何も意識せず、慣習のようにお願いしていた。」という
サービスは少なからずあると思います。


「働き方改革」で求められる生産性の向上。
生産性を高めるには、「無駄なものをなくす」事が必要です。
その中には「過剰サービス」も含まれます。

これが従業員の負担軽減、時間外労働の削減につながります。
そして、これは自社のみならず、取引先を含め、
さらには社会全体で見直すことが望まれると思います。

「働き方改革」・・・聖域を設けず、大胆に進めていきたいものです。

今回も最後までお読み頂き、ありがとうございました。


☆ 貴社の「働き方改革」を田中事務所が支援します。☆

http://www.tanakajimusho.biz/page28

外部の視点だからこそ分かる貴社の「過剰サービス」があります・・・


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田中事務所  特定社会保険労務士 田中理文
(立川・渋谷・新宿 で主に仕事をしています。)

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