2020年3月10日号 (no. 1161)
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本日のテーマ【2つ以上の会社で働く人(副業・兼業)の労災給付が創設される】
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■副業・兼業している人の労災給付が少なくなっていた。
会社で働く人が仕事中に怪我をしたり、仕事を理由に病気にかかると、
労災保険から給付が出ます。
また、
通勤中に怪我をした場合も、
労災保険からの給付が出るようになっています。
働く人の怪我や病気に対して、給付をしていくのが
労災保険なのですが、この
労災保険の給付額を決める際の基準となるのが
賃金です。
賃金が多いほど、労災給付の額は多くなり、
賃金が少なければ、労災給付の額もそれに応じて少なくなります。
副業や兼業という形で、2つ以上の会社に所属して働いている人の場合、仕事中に怪我をしたとすると、どちらかの会社の
賃金を基準に労災の給付がされていました。
2つの会社、会社Aと会社Bがあるとしましょう。この2つの会社でとある人物が働いているとします。
会社Aでの月収30万円。
会社Bでは月収10万円。
合計で月40万円です。
賃金がこのようになっているという前提で、仮に会社Bで働いている時に、怪我をしたとします。
会社Bで怪我をすると、その会社での
賃金(月収10万円)が基準となり、労災給付の額が決まります。
例えば、仕事中に怪我をして休んだ場合、収入の60%が労災給付として出るとしましょう。
会社Bでの収入は月収10万円ですから、その6割となると6万円になります。
しかし、この人の月収は、全てを合わせると40万円になります。
本来ならば、月収40万円の6割となる24万円が給付されるのが妥当でしょう。
ですが、会社Bで起こった
労災事故だから、その会社での
賃金が基準になってしまい、月収10万円の6割が労災給付額になるのです。
どちらか片方の
賃金を基に計算されると、働く人にとっては困るわけです。
本来の収入は、すべての収入を合わせた額だから、その額を基準に、労災給付の額も決めて欲しいところです。けれども、どこの会社で
労災事故が起こったかで判断されてしまうと、収入が少ない方の会社で事故が起こったと判定されてしまったら、労災給付の額も想定よりも少ないものになります。
副業や兼業で働く人、つまり2つ以上の会社に所属して働く人にとってみると、このような労災給付では給付額としては満足できません。
■
賃金を合算して労災給付の額が決まるように。
そこで、複数の会社で働く人の労災給付額を決めるときは、その他の会社の収入も合算して、それを基準に労災の給付の額を決めていく、というように法律を改正する案が第201回 通常国会に提出されています。
http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_gian.nsf/html/gian/honbun/houan/g20109012.htm
第二〇一回 閣第一二号
雇用保険法等の一部を改正する法律案
2020年3月時点では、まだ法律案は審議中で、成立していませんけれども、この
労災保険の改正案が成立すれば、複数の会社で働く人の労災給付が以前よりも多くなるため、より望ましい労災給付額に近づきます。
ちなみに、この改正案によって影響を受ける人は、会社に所属して働く人です。
会社員+会社員とか会社員の身分を3つ持っているとか、そういう方が対象になります。
一方で、会社員と自営業を兼業している方の場合は、会社員の身分が1つですから、従来通りの労災給付になります。
会社員の身分が2つ以上がある方が、今回の改正によって影響を受けます。
給付の名称は、複数事業
労働者療養給付、複数事業
労働者休業給付というものになり、「複数事業
労働者」という言葉が付くのが特徴です。
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メールマガジン【本では読めない
労務管理のミソ】のご紹介
内容の一例・・・
『定額
残業代で
残業代は減らせるのか』
『15分未満の
勤務時間は切り捨て?』
『4週4日以外の
変形休日制度もある』
『長時間残業を減らす方法は2つある』
『管理職は週休3日が理想』
『日曜日=
法定休日と思い込んではいけない』
『
半日有給休暇と
半日欠勤の組み合わせはダメ?』
『寸志は
賃金or贈り物?』
『ケータイは仕事道具か遊び道具か』
など、その他盛りだくさんのテーマでお送りしています。
本に書いていそうなんだけど、書いていない。
そんな内容が満載。
【本では読めない
労務管理のミソ】
▽ ▽ <登録はこちら> ▽ ▽
https://www.growthwk.com/entry/2008/05/26/125405?utm_campaign=soumu_cm_common_20200310_1
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合格率0.07%を通り抜けた大学生。
今、私はこうやって
社労士という職業で仕事をしているわけですが、子供の頃からなりたかった職業というわけではなくて、大学生の頃に遭遇したきっかけが始まりです。
子供の頃になりたい職業というと、男の子ならば、警察官やスポーツ選手、パイロットというのが良くあるもの。女の子だと、スチュワーデス(今はキャビンアテンダント)、花屋さん、ケーキ屋さん、保育園の先生とか。そういう社会的に広く
認知されたものが選ばれるので、小学生や中学生が
社労士になりたいなんてことはゼロではないのでしょうが、極めて稀でしょう。
私が
社労士試験に合格したのは大学4年のときで、いわゆる「現役合格」です。けれども、3年の時に一度不合格になって、ヘコんだんです。「たかが
社労士試験ごときにオチたのか」って。だって、簡単そうなイメージがするでしょ、
社労士なんて。チョチョッと勉強すれば、スルッと合格できるだろう。そう思っている人も少なくないはず。
「よく知られている資格 = 難しい」、「あまり知られていない資格 = 難しくない」。こういう判断基準があって、
社労士は後者に該当するため、難しくないだろうと思われてしまうわけです。
私もそうやってナメていたクチですから、不合格になったんです。
実際は、想像しているよりも難易度は高くて、大学生の頃に約1年ほど時間を投じて、やっとこさ合格したのが本当のところ。
どうすると不合格になるか。どんなテキストや問題集を使えばいいか。問題集の使い方。スマホをどうやって
社労士試験対策に活用するか、などなど。学生の頃の視点で書いています。
社労士試験というと、社会人の受験者が多いですから、学生の人の経験談が少ないんですよね。だから、私の経験が学生の人に役立つんじゃないかと思います。
とはいえ、学生の人が
社労士に興味を持つというのはやはりレアで、何らかのきっかけが無ければ出会えないでしょうね。ただ、珍しいといっても、毎年、1割弱ほどは学生の受験者がいるので、受験者の総数を5万人と仮定すると、その1割弱なら3,000人から4,000人ぐらいは学生がいます。
そういう方の役に立つならば、私の経験も使っていただきたいですね。
https://www.growthwk.com/entry/2017/02/28/121910?utm_campaign=soumu_cm_common_20200310_2
大学生が独学で
社労士試験に合格する方法: 合格率0.07%の軌跡
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【学生から好かれる職場と学生から嫌われる職場】
高校生になれば、アルバイトをする機会があり、
過去、実際に経験した方、
もしくは、今まさに働いている学生の方もいるのでは。
中には、
「学生時代はアルバイトなんてしたことないよ」
という方もいらっしゃるかもしれません。
そういう稀な方は経験が無いでしょうけれども、
学生のアルバイトというのは、
何故か、不思議と、どういう理屈なのか分かりませんが、
雑というか、荒っぽいというか、
そういう手荒い扱いを受けるんです。
若いし、体力もあるし、
少々、手荒に扱っても大丈夫だろうという感覚なのでしょうか。
それ、気持ちとしては分かりますけれども、
法令上は、学生も他の
従業員と(ほぼ)同じであって、
一定のルールの下で
労務管理しないといけないのです。
もちろん、
18歳未満は夜22時以降は働けないとか、
8時間を超えて働けないとか、
そういう学生ならではの制約は一部ありますけれども、
それ以外のところは他の
従業員と同じ。
週3日出勤で
契約したはずなのに、
実際は週5日出勤になっている。
休憩時間無しで働いている。
採用時に、1日5時間働くと決めたのに、
実際は1日3時間程度しか勤務させてもらえない。
「学生には
有給休暇が無い」と言われた。
テスト休みを取って時給を減らされた。
など、
やってはいけない
労務管理がなされてしまっている
という実情もあるようです。
何をやってはいけないかを知らないまま、
間違った対応をしてしまうこともあるでしょう。
(知らないからといって許されるものではありませんけれども)
このような
労務管理をすると、学生から好感を持たれ、
辞めていく人が減るのではないか。
一方で、
「これをやってしまってはオシマイよ」
な感じの
労務管理だと、
ザルで水をすくうように人が辞めていく。
学生から好まれる職場と嫌われる職場。
その境目はどこにあるのかについて書いたのが
『学校では教えてもらえない学生の働き方と雇い方 - 35の仕事のルール』
です。
「学生が好む職場」と「学生が嫌う職場」 その違いは何なのか。
https://www.growthwk.com/entry/2019/11/08/214715?utm_campaign=soumu_cm_common_20200310_3
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残業で悩んでいませんか?
「長時間の残業が続いている」
「
残業代の支払いが多い」
「残業が減らない」
こういう悩み、よくありますよね。
ニュースでも未払い
残業代の話題がチラホラと出てくるぐらい、残業に対する関心は高くなっています。
法律では、1日に8時間まで、1週間では40時間までしか仕事ができません。その水準を超えてしまうと、残業となり、
割増賃金が必要になります。
とはいえ、1日で8時間と固定されていると不便だと感じませんか? 1週間で40時間と固定されていると不便だと感じませんか?
毎日8時間の時間制限があると、柔軟に
勤務時間を配分できませんよね。
例えば、月曜日は6時間の勤務にする代わりに、土曜日を10時間勤務にして、平均して8時間勤務というわけにはいかない。
仕事に合わせて、ある日は
勤務時間を短く、ある日は
勤務時間を長くできれば、便利ですよね。
でも、実は、「月曜日は6時間の勤務にする代わりに、土曜日を10時間勤務にして、平均して8時間勤務なので、残業は無し」こんなことができる仕組みがあるんです。
「えっ!? そんな仕組みがあるの?」と思った方は、ぜひ『残業管理のアメと罠』を読んでみてください。
『残業管理のアメと罠』
https://www.growthwk.com/entry/2012/05/22/162343?utm_campaign=soumu_cm_common_20200310_4
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決まったことを決まった手順で処理するのは難しいものではありません。例えば、給与計算。毎月1回は給与が支給されるので、その計算作業も毎月ありますけれども、頭を悩ませるほどのものではありません。
他には、
雇用保険や
社会保険への加入手続きもちょくちょくと発生しますけれども、これも必要な書類を揃えて出すだけですから難しくない。
労務管理ではルーティンな業務があり、それらを処理するには特別な能力や知識は必要ありません。
しかし、時として、普段は遭遇しないような問題が起こります。例えば、
休憩時間を1回ではなく何回かに分けて取るのはいいのかどうか。
有給休暇を半日や時間単位で細かく分けて取ると便利なのかどうか。仕事着に着替える時間には給与は支払われるのかどうかなど。答えが1つに定まりにくい問題が
労務管理では起こります。
一例として、
Q:会社を休んだら、
社会保険料は安くなる?
Q:伊達マスクを付けて仕事をするの?
Q:休む人が多くて勤務シフトに穴が開く。対処策は?
Q:
休憩時間を分けて取ってもいいの?
Q:残業を許可制にすれば残業は減る?
Q:残業しないほど、
残業代が増える?
Q:喫煙時間は
休憩なの?
Q:
代休や
振替休日はいつまでに取ればいいの?
このような問題に対して、どのように対処するか。それについて書いたのが『仕事のハテナ 17のギモン』です。
▽ ▽ 『仕事のハテナ 17のギモン』 ▽ ▽
https://www.growthwk.com/entry/2017/05/23/132023?utm_campaign=soumu_cm_common_20200310_5
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2020年3月10日号 (no. 1161)
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本日のテーマ【2つ以上の会社で働く人(副業・兼業)の労災給付が創設される】
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■副業・兼業している人の労災給付が少なくなっていた。
会社で働く人が仕事中に怪我をしたり、仕事を理由に病気にかかると、労災保険から給付が出ます。
また、通勤中に怪我をした場合も、労災保険からの給付が出るようになっています。
働く人の怪我や病気に対して、給付をしていくのが労災保険なのですが、この労災保険の給付額を決める際の基準となるのが賃金です。
賃金が多いほど、労災給付の額は多くなり、賃金が少なければ、労災給付の額もそれに応じて少なくなります。
副業や兼業という形で、2つ以上の会社に所属して働いている人の場合、仕事中に怪我をしたとすると、どちらかの会社の賃金を基準に労災の給付がされていました。
2つの会社、会社Aと会社Bがあるとしましょう。この2つの会社でとある人物が働いているとします。
会社Aでの月収30万円。
会社Bでは月収10万円。
合計で月40万円です。
賃金がこのようになっているという前提で、仮に会社Bで働いている時に、怪我をしたとします。
会社Bで怪我をすると、その会社での賃金(月収10万円)が基準となり、労災給付の額が決まります。
例えば、仕事中に怪我をして休んだ場合、収入の60%が労災給付として出るとしましょう。
会社Bでの収入は月収10万円ですから、その6割となると6万円になります。
しかし、この人の月収は、全てを合わせると40万円になります。
本来ならば、月収40万円の6割となる24万円が給付されるのが妥当でしょう。
ですが、会社Bで起こった労災事故だから、その会社での賃金が基準になってしまい、月収10万円の6割が労災給付額になるのです。
どちらか片方の賃金を基に計算されると、働く人にとっては困るわけです。
本来の収入は、すべての収入を合わせた額だから、その額を基準に、労災給付の額も決めて欲しいところです。けれども、どこの会社で労災事故が起こったかで判断されてしまうと、収入が少ない方の会社で事故が起こったと判定されてしまったら、労災給付の額も想定よりも少ないものになります。
副業や兼業で働く人、つまり2つ以上の会社に所属して働く人にとってみると、このような労災給付では給付額としては満足できません。
■賃金を合算して労災給付の額が決まるように。
そこで、複数の会社で働く人の労災給付額を決めるときは、その他の会社の収入も合算して、それを基準に労災の給付の額を決めていく、というように法律を改正する案が第201回 通常国会に提出されています。
http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_gian.nsf/html/gian/honbun/houan/g20109012.htm
第二〇一回 閣第一二号 雇用保険法等の一部を改正する法律案
2020年3月時点では、まだ法律案は審議中で、成立していませんけれども、この労災保険の改正案が成立すれば、複数の会社で働く人の労災給付が以前よりも多くなるため、より望ましい労災給付額に近づきます。
ちなみに、この改正案によって影響を受ける人は、会社に所属して働く人です。
会社員+会社員とか会社員の身分を3つ持っているとか、そういう方が対象になります。
一方で、会社員と自営業を兼業している方の場合は、会社員の身分が1つですから、従来通りの労災給付になります。
会社員の身分が2つ以上がある方が、今回の改正によって影響を受けます。
給付の名称は、複数事業労働者療養給付、複数事業労働者休業給付というものになり、「複数事業労働者」という言葉が付くのが特徴です。
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メールマガジン【本では読めない労務管理のミソ】のご紹介
内容の一例・・・
『定額残業代で残業代は減らせるのか』
『15分未満の勤務時間は切り捨て?』
『4週4日以外の変形休日制度もある』
『長時間残業を減らす方法は2つある』
『管理職は週休3日が理想』
『日曜日=法定休日と思い込んではいけない』
『半日有給休暇と半日欠勤の組み合わせはダメ?』
『寸志は賃金or贈り物?』
『ケータイは仕事道具か遊び道具か』
など、その他盛りだくさんのテーマでお送りしています。
本に書いていそうなんだけど、書いていない。
そんな内容が満載。
【本では読めない労務管理のミソ】
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合格率0.07%を通り抜けた大学生。
今、私はこうやって社労士という職業で仕事をしているわけですが、子供の頃からなりたかった職業というわけではなくて、大学生の頃に遭遇したきっかけが始まりです。
子供の頃になりたい職業というと、男の子ならば、警察官やスポーツ選手、パイロットというのが良くあるもの。女の子だと、スチュワーデス(今はキャビンアテンダント)、花屋さん、ケーキ屋さん、保育園の先生とか。そういう社会的に広く認知されたものが選ばれるので、小学生や中学生が社労士になりたいなんてことはゼロではないのでしょうが、極めて稀でしょう。
私が社労士試験に合格したのは大学4年のときで、いわゆる「現役合格」です。けれども、3年の時に一度不合格になって、ヘコんだんです。「たかが社労士試験ごときにオチたのか」って。だって、簡単そうなイメージがするでしょ、社労士なんて。チョチョッと勉強すれば、スルッと合格できるだろう。そう思っている人も少なくないはず。
「よく知られている資格 = 難しい」、「あまり知られていない資格 = 難しくない」。こういう判断基準があって、社労士は後者に該当するため、難しくないだろうと思われてしまうわけです。
私もそうやってナメていたクチですから、不合格になったんです。
実際は、想像しているよりも難易度は高くて、大学生の頃に約1年ほど時間を投じて、やっとこさ合格したのが本当のところ。
どうすると不合格になるか。どんなテキストや問題集を使えばいいか。問題集の使い方。スマホをどうやって社労士試験対策に活用するか、などなど。学生の頃の視点で書いています。
社労士試験というと、社会人の受験者が多いですから、学生の人の経験談が少ないんですよね。だから、私の経験が学生の人に役立つんじゃないかと思います。
とはいえ、学生の人が社労士に興味を持つというのはやはりレアで、何らかのきっかけが無ければ出会えないでしょうね。ただ、珍しいといっても、毎年、1割弱ほどは学生の受験者がいるので、受験者の総数を5万人と仮定すると、その1割弱なら3,000人から4,000人ぐらいは学生がいます。
そういう方の役に立つならば、私の経験も使っていただきたいですね。
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大学生が独学で社労士試験に合格する方法: 合格率0.07%の軌跡
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【学生から好かれる職場と学生から嫌われる職場】
高校生になれば、アルバイトをする機会があり、
過去、実際に経験した方、
もしくは、今まさに働いている学生の方もいるのでは。
中には、
「学生時代はアルバイトなんてしたことないよ」
という方もいらっしゃるかもしれません。
そういう稀な方は経験が無いでしょうけれども、
学生のアルバイトというのは、
何故か、不思議と、どういう理屈なのか分かりませんが、
雑というか、荒っぽいというか、
そういう手荒い扱いを受けるんです。
若いし、体力もあるし、
少々、手荒に扱っても大丈夫だろうという感覚なのでしょうか。
それ、気持ちとしては分かりますけれども、
法令上は、学生も他の従業員と(ほぼ)同じであって、
一定のルールの下で労務管理しないといけないのです。
もちろん、
18歳未満は夜22時以降は働けないとか、
8時間を超えて働けないとか、
そういう学生ならではの制約は一部ありますけれども、
それ以外のところは他の従業員と同じ。
週3日出勤で契約したはずなのに、
実際は週5日出勤になっている。
休憩時間無しで働いている。
採用時に、1日5時間働くと決めたのに、
実際は1日3時間程度しか勤務させてもらえない。
「学生には有給休暇が無い」と言われた。
テスト休みを取って時給を減らされた。
など、
やってはいけない労務管理がなされてしまっている
という実情もあるようです。
何をやってはいけないかを知らないまま、
間違った対応をしてしまうこともあるでしょう。
(知らないからといって許されるものではありませんけれども)
このような労務管理をすると、学生から好感を持たれ、
辞めていく人が減るのではないか。
一方で、
「これをやってしまってはオシマイよ」
な感じの労務管理だと、
ザルで水をすくうように人が辞めていく。
学生から好まれる職場と嫌われる職場。
その境目はどこにあるのかについて書いたのが
『学校では教えてもらえない学生の働き方と雇い方 - 35の仕事のルール』
です。
「学生が好む職場」と「学生が嫌う職場」 その違いは何なのか。
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残業で悩んでいませんか?
「長時間の残業が続いている」
「残業代の支払いが多い」
「残業が減らない」
こういう悩み、よくありますよね。
ニュースでも未払い残業代の話題がチラホラと出てくるぐらい、残業に対する関心は高くなっています。
法律では、1日に8時間まで、1週間では40時間までしか仕事ができません。その水準を超えてしまうと、残業となり、割増賃金が必要になります。
とはいえ、1日で8時間と固定されていると不便だと感じませんか? 1週間で40時間と固定されていると不便だと感じませんか?
毎日8時間の時間制限があると、柔軟に勤務時間を配分できませんよね。
例えば、月曜日は6時間の勤務にする代わりに、土曜日を10時間勤務にして、平均して8時間勤務というわけにはいかない。
仕事に合わせて、ある日は勤務時間を短く、ある日は勤務時間を長くできれば、便利ですよね。
でも、実は、「月曜日は6時間の勤務にする代わりに、土曜日を10時間勤務にして、平均して8時間勤務なので、残業は無し」こんなことができる仕組みがあるんです。
「えっ!? そんな仕組みがあるの?」と思った方は、ぜひ『残業管理のアメと罠』を読んでみてください。
『残業管理のアメと罠』
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決まったことを決まった手順で処理するのは難しいものではありません。例えば、給与計算。毎月1回は給与が支給されるので、その計算作業も毎月ありますけれども、頭を悩ませるほどのものではありません。
他には、雇用保険や社会保険への加入手続きもちょくちょくと発生しますけれども、これも必要な書類を揃えて出すだけですから難しくない。
労務管理ではルーティンな業務があり、それらを処理するには特別な能力や知識は必要ありません。
しかし、時として、普段は遭遇しないような問題が起こります。例えば、休憩時間を1回ではなく何回かに分けて取るのはいいのかどうか。有給休暇を半日や時間単位で細かく分けて取ると便利なのかどうか。仕事着に着替える時間には給与は支払われるのかどうかなど。答えが1つに定まりにくい問題が労務管理では起こります。
一例として、
Q:会社を休んだら、社会保険料は安くなる?
Q:伊達マスクを付けて仕事をするの?
Q:休む人が多くて勤務シフトに穴が開く。対処策は?
Q:休憩時間を分けて取ってもいいの?
Q:残業を許可制にすれば残業は減る?
Q:残業しないほど、残業代が増える?
Q:喫煙時間は休憩なの?
Q:代休や振替休日はいつまでに取ればいいの?
このような問題に対して、どのように対処するか。それについて書いたのが『仕事のハテナ 17のギモン』です。
▽ ▽ 『仕事のハテナ 17のギモン』 ▽ ▽
https://www.growthwk.com/entry/2017/05/23/132023?utm_campaign=soumu_cm_common_20200310_5
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