こんにちは。
社会保険労務士の田中です。
新型コロナウイルスを警戒すべき状況が続いています。
10月も最終週となり、
通勤電車では換気のために
5~10cmほど開けられた窓からの風が冷たく
感じられるようになってきました。これから寒くなるので、
換気と暖房の悩ましい関係が始まることが心配です。
さて「ブラック企業」なる言葉が世間を騒がせています。
それに対して「ホワイト企業」という表現も生まれました。
「ホワイト企業」の条件としては、
・
時間外労働(残業)が少ない。
・
有給休暇の取得率が高い。
・離職率が低い。
などが挙げられるでしょうが、これらの非財務情報が
優良である事を外部発信できる機会は多くありません。
自社を「ホワイト企業」としてアピールできる制度としては、
次のようなものがあります。
・安全衛生優良企業公表制度(厚労省)
・健康経営優良
法人認定制度(経産省)
・えるぼし、プラチナえるぼし(厚労省)
・くるみん、プラチナくるみん(厚労省)
・ユースエール認定制度(厚労省)
但し、これらの制度は特定の分野に特化した証明です。それぞれ、
安全衛生・健康経営・女性活躍・育児・若者支援が対象です。
つまり「ホワイト企業」として
労務管理全般を
評価対象とする制度は今までありませんでした。
☆☆☆☆ 「
社労士診断認証制度」のスタート ☆☆☆☆
そんな中、2020年4月から「
社労士診断認証制度」がスタートしました。
詳細はこちらです。↓ 動画もあります。
https://www.sr-shindan.jp/about/
入門編的な第1段階から、相応の労力を要する第3段階まで、
3つのレベルが、バランスよく設定されています。
それぞれのレベルに認証されると、マークが付与され、
自社サイトや企業パンフレットなどに表示できます。
対外的に「ホワイト企業」である事を発信できるツールになります。
☆☆☆☆ 3つの認証マークがあります。 ☆☆☆☆
名称が似ていて、文字だけ見ると分かりにくいのですが、
認証マークは、色分けされており次の3種類があります。
レベル1 職場環境改善 宣言企業(赤)
レベル2 経営
労務診断 実施企業(紫)
レベル3 経営
労務診断 適合企業(緑)
なお、分かりやすくするため「レベル」と表現していますが、
実際には、レベル分けがされている訳ではありません。
ここではレベル1「職場環境改善 宣言企業」についてお伝えします。
☆☆☆☆ レベル1 職場環境改善 宣言企業 ☆☆☆☆
確認シートを使って
労務管理に関する20項目をチェックします。
その後、担当した
社労士が確認した上で認定マークが付与されます。
承認基準は無く、クリアーできない項目があっても付与されます。
なお、
社労士を通さず自社だけでも申請・登録できます。
チェック項目は、実現が難しくない次のような項目があるほか、
・働くことに関連するルール(
就業規則等)を定めている。
・始業・終業の時間管理を行っている。
・
定期健康診断を実施している。
実現させるには、それなりにハードな次のような項目もあります。
・介護や治療等と両立しながら勤務できる定めがある。
・正規
従業員とそれ以外の
従業員の間に、不合理な待遇差や
差別的取り扱いはない。(同一労働同一
賃金)
・65歳以降も働きたい
従業員のため、働ける制度がある。
20項目のうち11項目以上ができていると、レベル2に進めます。
労働法を遵守している企業ならば11項目はクリアーできるはずです。
また、前述のように11項目に届かなくても、「宣言すれば」
レベル1の「職場環境改善 宣言企業」マークは付与されます。
(レベル2,レベル3は、そう簡単にはいかず
絶妙なレベル設定がされています。)
☆☆☆☆
社労士認証制度のメリット ☆☆☆☆
社労士認定制度でマークを獲得するメリットは次の通りです。
1 認定を目指す過程で、就業環境が改善される。
2 外部からは分かりにくい「非財務情報」の優良性の指標となる。
3 人材
採用においてアピールポイントとなる。
ご関心のある企業様は自社の顧問
社会保険労務士とご相談の上、
取得されることをお奨めします。
(私も「診断
社労士」として登録しています。)
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。(2020.10.27)
==============================================
社会保険労務士 田中事務所 (プライバシーマーク取得事務所)
月額30,000円(
消費税別)~ の
人事労務相談で対応します。
http://www.tanakajimusho.biz/jinjiroumusoudan
「
社労士診断認証制度」をお奨めしています。
https://www.tanakajimusho.biz/shindan
(全国
社労士会のサイト)
https://www.sr-shindan.jp/
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こんにちは。社会保険労務士の田中です。
新型コロナウイルスを警戒すべき状況が続いています。
10月も最終週となり、通勤電車では換気のために
5~10cmほど開けられた窓からの風が冷たく
感じられるようになってきました。これから寒くなるので、
換気と暖房の悩ましい関係が始まることが心配です。
さて「ブラック企業」なる言葉が世間を騒がせています。
それに対して「ホワイト企業」という表現も生まれました。
「ホワイト企業」の条件としては、
・時間外労働(残業)が少ない。
・有給休暇の取得率が高い。
・離職率が低い。
などが挙げられるでしょうが、これらの非財務情報が
優良である事を外部発信できる機会は多くありません。
自社を「ホワイト企業」としてアピールできる制度としては、
次のようなものがあります。
・安全衛生優良企業公表制度(厚労省)
・健康経営優良法人認定制度(経産省)
・えるぼし、プラチナえるぼし(厚労省)
・くるみん、プラチナくるみん(厚労省)
・ユースエール認定制度(厚労省)
但し、これらの制度は特定の分野に特化した証明です。それぞれ、
安全衛生・健康経営・女性活躍・育児・若者支援が対象です。
つまり「ホワイト企業」として労務管理全般を
評価対象とする制度は今までありませんでした。
☆☆☆☆ 「社労士診断認証制度」のスタート ☆☆☆☆
そんな中、2020年4月から「社労士診断認証制度」がスタートしました。
詳細はこちらです。↓ 動画もあります。
https://www.sr-shindan.jp/about/
入門編的な第1段階から、相応の労力を要する第3段階まで、
3つのレベルが、バランスよく設定されています。
それぞれのレベルに認証されると、マークが付与され、
自社サイトや企業パンフレットなどに表示できます。
対外的に「ホワイト企業」である事を発信できるツールになります。
☆☆☆☆ 3つの認証マークがあります。 ☆☆☆☆
名称が似ていて、文字だけ見ると分かりにくいのですが、
認証マークは、色分けされており次の3種類があります。
レベル1 職場環境改善 宣言企業(赤)
レベル2 経営労務診断 実施企業(紫)
レベル3 経営労務診断 適合企業(緑)
なお、分かりやすくするため「レベル」と表現していますが、
実際には、レベル分けがされている訳ではありません。
ここではレベル1「職場環境改善 宣言企業」についてお伝えします。
☆☆☆☆ レベル1 職場環境改善 宣言企業 ☆☆☆☆
確認シートを使って労務管理に関する20項目をチェックします。
その後、担当した社労士が確認した上で認定マークが付与されます。
承認基準は無く、クリアーできない項目があっても付与されます。
なお、社労士を通さず自社だけでも申請・登録できます。
チェック項目は、実現が難しくない次のような項目があるほか、
・働くことに関連するルール(就業規則等)を定めている。
・始業・終業の時間管理を行っている。
・定期健康診断を実施している。
実現させるには、それなりにハードな次のような項目もあります。
・介護や治療等と両立しながら勤務できる定めがある。
・正規従業員とそれ以外の従業員の間に、不合理な待遇差や
差別的取り扱いはない。(同一労働同一賃金)
・65歳以降も働きたい従業員のため、働ける制度がある。
20項目のうち11項目以上ができていると、レベル2に進めます。
労働法を遵守している企業ならば11項目はクリアーできるはずです。
また、前述のように11項目に届かなくても、「宣言すれば」
レベル1の「職場環境改善 宣言企業」マークは付与されます。
(レベル2,レベル3は、そう簡単にはいかず
絶妙なレベル設定がされています。)
☆☆☆☆ 社労士認証制度のメリット ☆☆☆☆
社労士認定制度でマークを獲得するメリットは次の通りです。
1 認定を目指す過程で、就業環境が改善される。
2 外部からは分かりにくい「非財務情報」の優良性の指標となる。
3 人材採用においてアピールポイントとなる。
ご関心のある企業様は自社の顧問社会保険労務士とご相談の上、
取得されることをお奨めします。
(私も「診断社労士」として登録しています。)
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。(2020.10.27)
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社会保険労務士 田中事務所 (プライバシーマーク取得事務所)
月額30,000円(消費税別)~ の人事労務相談で対応します。
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(全国社労士会のサイト)
https://www.sr-shindan.jp/
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