• HOME
  • コラムの泉

コラムの泉

このエントリーをはてなブックマークに追加

専門家が発信する最新トピックスをご紹介(投稿ガイドはこちら

就業規則を作成・変更したら説明会はした方が良いでしょうか?

こんにちは。社会保険労務士の田中です。

陽が延びています。東京では午後6時でも明るいです。
明るいうちに仕事が終わるのは気持ちがよく、
引き続き、時間外労働の削減を目指したいものです。

=============================================
田中事務所では就業規則の作成・見直し等をお手伝いしています。
https://www.tanakajimusho.biz/rulebook
=============================================

今回は就業規則の説明会についてお伝えします。

☆☆☆☆ 社員向けの説明会は法的に必須か? ☆☆☆☆

まず、説明会の実施は法的に必須ではありません。
労働基準法第89条、90条では就業規則について定めています。
ポイントを挙げると次の通りです。

(1)労働者を10人以上雇用する会社が作成する。
(2)就業規則に定めなければいけない項目がある。
(3)作成したら、労働者代表の意見書を添付して労基署に届け出る。

労働基準法では説明会の必要性には触れていませんが、
労働者の過半数を代表する者の意見を聴かなければならない。」
という定めはあります。

労働者代表に「皆の意見を聴いてまとめてください。」と
一任する方法もありますが、
「皆の意見を聴く」前段階として、会社主催の説明会を開いて
従業員就業規則を理解する、
・その後に労働者代表がその意見を集約する、
とすると円滑に進みます。


☆☆☆☆ 説明会をするとメリットはあるのか? ☆☆☆☆

1 会社からのメッセージ発信になる。

「どういう事をしてはいけないのか」
「会社は従業員に何を望んでいるのか」
など、就業規則に書いてあること以外も直接に説明できるので、
会社から従業員に向けてのメッセージ発信の場とする事ができます。

2 「勝手に決められた」という気持ちが少なくなる。

 説明会を開かないと「知らない間に就業規則が変わっていた」
 などの不満が生じかねません。会社として良かれと思っている
 改正点もネガティブに解釈されるおそれがあります。

3 会社と従業員のコミュニケーションの機会となる。

 コミュニケーション不足がトラブルや不信感の芽となります。
 説明会では従業員の質問を受け、それにこたえる事で
 従業員側の理解も進むものと思います。


なお、就業規則の説明会は初めて作成した時はもちろんのこと、
大きな変更があった時などにもて実施することが望ましいです。

今回も最後までお読み頂き、ありがとうございます。(2022.06.03)

=============================================
社会保険労務士 田中事務所 (プライバシーマーク取得) 
https://www.tanakajimusho.biz/
東京都内・横浜市・川崎市を中心に業務提供中(オンラインは全国対応)
☆ 労務トラブルの予防・解決  ☆ 日常の細かなご相談 
月額33,000円(消費税込)~ の労務顧問契約で対応します。
=============================================

絞り込み検索!

現在22,361コラム

カテゴリ

労務管理

税務経理

企業法務

その他

≪表示順≫

※ハイライトされているキーワードをクリックすると、絞込みが解除されます。
※リセットを押すと、すべての絞り込みが解除されます。

スポンサーリンク

経営ノウハウの泉より最新記事

スポンサーリンク

労働実務事例集

労働新聞社 監修提供

法解釈から実務処理までのQ&Aを分類収録

注目のコラム

注目の相談スレッド

スポンサーリンク

PAGE TOP