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職場の人間関係を悪くする原因 -部下に期待しすぎる-

職場の人間関係が悪くなる原因はいろいろありますが、
その1つに、「部下に期待しすぎる」というのがあります。

◆目次
・部下に期待しすぎる
・パートさんの思い
・原因
・対応策
・まずは期待値を下げましょう
・まとめ


◆部下に期待しすぎる

実際にあった事例をお話しします。

最低賃金で雇っているパートさんに、通常業務だけでなく、
なんでもかんでも(私的なことも)頼んだりする
社長さんがいました。

なんでもかんでも頼むと、パートの時間内ではできません。
能力的なことではなく、業務量的に無理でした。

それなのに、
「できないのは能力が足らないからだ」
「もっと勉強しろ」
最低賃金でも高いぐらいだ」

と無茶なことを言ったりします。


◆パートさんの思い

このような扱いをされたパートさんは、
パワハラだ! 私はこんなにやってあげたのに!」
と不満が爆発し、さらに精神的に参り、
突然退職を言い出しました。

また、社長を困らせたくて、
労働局などに相談もしていました。

・・残念ですが、このようなケースはよくあります。


◆原因

このような言動をするのは、
そこそこ仕事ができる社長さんに多かったように思います。
「自分ができてたんだから、あなたもできるはずだ」と。

しかし、短時間・最低賃金で働かせているパートさんに
あれもこれも要求して、できないと
「自分にできたんだから、これぐらいのことできるでしょう!」
と責めるのは理不尽・身勝手すぎます。


◆対応策

対応策としては、
1.部下に必要以上の期待をしない
2.自分と比較して責めない
3.約束と違う仕事をなんでもかんでも押し付けない
4.やってもらいたいのであれば、
 できるように教えましょう

そうでないと、
「なんでできないの?」「なんでわからないの?」
と社長自身のイライラが募り、
パワハラ行為にエスカレートしてしまいます。
その結果、裁判沙汰になったこともあります。

また、部下を深く傷つけてしまいます。
最悪の場合、社会復帰できなくなったりします。


◆まずは期待値を下げましょう

一番いいのは、社長自身の部下に対する期待値
を下げることです。

ここでは、そのメリットを考えてみます。

1.ほめるところが見えてくる
2.実際にほめると人間関係が良くなる
3.部下も自信がつき、さらに成長していく
4.部下との信頼関係も深まり、仕事がスムーズに回りだす
5.いろいろ任せられるようになる

いかがでしょうか。


◆まとめ

上記のようなメリットがあるのに、
部下への期待値を下げられない人は多いです。

それは、
「期待値を下げると、さらに仕事ができなくなるのではないか」
と不安になるからではないでしょうか。

期待値を下げないでトラブルになるのと、
期待値を下げることで部下が成長するのと、
どちらを選択した方が組織のためになるのでしょうか。


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