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労働者派遣事業(一般と特定の区分)

こんにちは 社会保険労務士の三木です。

今回は労働者派遣事業における、「一般」と「特定」とは何が異なるのかということについてお話したいと思います。

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労働者派遣法(労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件の整備等に関する法律)では次のように定義しているだけです。

一般労働者派遣事業 特定労働者派遣事業以外の労働者派遣事業をいう。
特定労働者派遣事業 その事業の派遣労働者(業として行われる労働者派遣の対象となるものに限る。)が常時雇用される労働者のみである労働者派遣事業をいう。

常時雇用される労働者とは何かというと、
①期間の定めなく雇用されている労働者
②過去1年間を超える期間について、引き続き雇用されている労働者
採用時から1年を超えて引き続き雇用されると見込まれる労働者
をいいます。

したがって、短時間労働者であるか否かは問いません。

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特定労働者派遣事業を行おうとする場合は、都道府県知事等を経由して厚生労働大臣に届け出なければなりません。また、常用雇用労働者以外、たとえば登録型や臨時・日雇いの労働者を派遣する場合は厚生労働大臣の許可が必要になります。たとえ、たった一人登録型社員を派遣する場合でも例外はありません。

許可と届出の違いはありますが、許可要件にはそれほどの違いはなく、例示すれば派遣元責任者講習の受講の要否や派遣元責任者の職務代行者の要否などが主なものです。

★両者の決定的な違いは、財産的基盤、組織的基盤をみることにより、派遣労働者の保護及び雇用の安定を図ろうという姿勢です。主なものとしては次のとおりです。
①事業所につき基準資産額が1千万円以上であること
②基準資産額は負債総額の7分の1以上であること
③事業資金の額が事業所ごとに8百万円以上であること
④事業所面積はおおむね20平米以上あること
などが挙げられます。

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すなわち、一般派遣事業の許可に当たっては、主に財産的基礎等を担保させることにより、事業遂行能力を要求しているものであって、それにより、弱い立場である「登録型派遣労働者」を保護しています。特定派遣労働者と呼ぶ場合がありますが、これは派遣元に常用雇用されている労働者ということであり、その者は派遣元の不手際で派遣されていない期間であっても、通常、賃金が発生するということになるのです。このような労働者だけの場合には、特定労働者派遣事業として、担保を求めないということです。

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【免責条項】

記載内容については細心の注意を払っておりますが、記載内容によって
生じた損害につきましては責任を負いかねますのでご了承ください。

三木経営労務管理事務所
 
http://www012.upp.so-net.ne.jp/palm/

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