こんにちは。
人事コンサルタント石川弘子です。
この季節、
人事異動が行われるとともに増えてくるのが歓送迎会ですね。
職場の人達と仕事の席を離れて、親しくお酒を飲んだり、食事をしたりすると
人間関係の距離が一気に縮む気がして、とても楽しいものですよね。
(最近の若い方は、煩わしいと感じる人も多いかもしれませんが・・)
一方で、飲酒の機会が多くなるこの時期には、やはり気になるのが
飲酒運転に対する会社の取り組みです。
まさかの事故が起こる前に、社内での飲酒運転防止対策は万全ですか??
人事についてのご相談はこちら↓
http://www.ishikawa-sk.com/
────────────────────────────────────
■1.飲酒運転防止対策していますか?
────────────────────────────────────
ここ最近の飲酒運転に対する、世間の目は相当に厳しいものとなっています。
万が一、業務中や、帰宅途中で、会社の人間が飲酒運転を行った場合に、
社員本人の問題だけでなく、会社の管理体質も問われかねません。
ところで、実際に「会社が管理する」といっても、具体的にどういった対策を
講じておけばいいのでしょうか?
まず、何といっても会社としては、業務上・外を問わず、飲酒運転等の
不法行為は
絶対に認めないという姿勢を示す必要があります。
就業規則などで、定めておくことはもちろん、
懲戒事由にも規定しておくことを
お勧めします。
しかし、いくら
就業規則で定めていても、会社がそういった事態を黙認しているケースも
意外とあります。
例えば、マイカーで
通勤している社員がいることを知っておきながら、
会社の飲み会の後に、本人が車で帰宅するのを暗黙の了解で承知しているケース等です。
確かに、社員はもう立派な大人ですし、帰宅に関しては、本人の責任とも言えます。
ただし、いざ事故が起こったときには、会社の管理体制の不備について、問われる可能性が
非常に高いでしょう。
そこで、日常的に会社が社員に対し、飲酒運転の防止を含めた、交通安全教育などを
行っていくことも必要になります。
また、マイカーを使用する場合、一定のルールを定めて、(「
マイカー通勤規程」などを定める)
そのルールの範囲で許可することも必要となってきます。
常日頃から、「交通安全ルールを厳守する」という姿勢を、朝礼や社員教育などを通して
会社が示すことが重要ですね。
───────────────────────────────────
■2.
労務管理110番 ~ビジョンを適切に発信していますか?~
────────────────────────────────────
従業員200人規模の広告
代理店の社長さんから、社員の
モチベーションについてご相談がありました。
「うちの社員は、まぁまぁ優秀なんだけど、今ひとつハングリーさに欠けるんです。与えられた仕事は
きちんとこなすのですが、それ以上の事をしない。私は自分で考えて、自分で行動できる、そして
お客様の要望に的確に応えられるように、もっと色んなスキルを身につけてほしいんですよ。
そこで、もっと魅力ある
賃金制度を設計したいと思いまして・・・」
そこで、色々と社長さんの会社に対する思いや、仕事への夢を語っていただいた後で、
「こういった社長のビジョンは、どのような形で社員に発信していますか?」
と伺ったところ、
「・・・・特にアナウンスはしていないです。なので、
賃金で
モチベーションの高い人間を
評価しようかと・・」
というお答えでした。
このように、意外と自分のビジョンなり、考えを社員に発信していない経営者の方は多いのです。
経営者の方は、常に3年、5年、10年先を見ているので、社員も当然に同じ方向を見ている、
もしくは、自分の考えを当然に分かっているはず、と思い込んでしまうようです。
経営者と
従業員の価値観は、大体において180度違っています。
まずはそこをよく認識しなくてはいけない。
自分の考えを言わないまま、
賃金制度を変更しても、
従業員には不信感しか残りません。
「自分はどういう社員を評価したいのか」
「自分は社員に何を求めているのか」
「自分が進もうとしている道は、どれなのか」
こういった事を経営者は常に
従業員に発信していかないと、お互いの溝や不信感は深まるばかりです。
人事考課や
賃金制度の変更は、あくまでもツールの1つです。
賃金制度を変えただけで、経営者の考えが
従業員に伝わることは、無いでしょうし、
最悪の場合は、間違った認識で捉えられ、溝が更に深まることもあるでしょう。
ビジョンを適切に発信していますか?
<編集後記>
━☆★☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
3月に入り、東京で初雪が降ったりと、安定しない天気が続きますが、
もうすぐお花見シーズンですね。
桜の花は確かにとても綺麗ですが、意外にお勧めは桃の花見です。
石和温泉近くで見たことがありますが、
山梨の桃農園などを一部開放していたりして、桃の花の時期には、
何とも幻想的な風景が楽しめます。
今年も是非是非行ってきたいと思います!
このメルマガのご意見・ご感想はこちらまで。↓
http://www.ishikawa-sk.com/
ではまた次回お会いしましょう。石川弘子でした。
こんにちは。人事コンサルタント石川弘子です。
この季節、人事異動が行われるとともに増えてくるのが歓送迎会ですね。
職場の人達と仕事の席を離れて、親しくお酒を飲んだり、食事をしたりすると
人間関係の距離が一気に縮む気がして、とても楽しいものですよね。
(最近の若い方は、煩わしいと感じる人も多いかもしれませんが・・)
一方で、飲酒の機会が多くなるこの時期には、やはり気になるのが
飲酒運転に対する会社の取り組みです。
まさかの事故が起こる前に、社内での飲酒運転防止対策は万全ですか??
人事についてのご相談はこちら↓
http://www.ishikawa-sk.com/
────────────────────────────────────
■1.飲酒運転防止対策していますか?
────────────────────────────────────
ここ最近の飲酒運転に対する、世間の目は相当に厳しいものとなっています。
万が一、業務中や、帰宅途中で、会社の人間が飲酒運転を行った場合に、
社員本人の問題だけでなく、会社の管理体質も問われかねません。
ところで、実際に「会社が管理する」といっても、具体的にどういった対策を
講じておけばいいのでしょうか?
まず、何といっても会社としては、業務上・外を問わず、飲酒運転等の不法行為は
絶対に認めないという姿勢を示す必要があります。
就業規則などで、定めておくことはもちろん、懲戒事由にも規定しておくことを
お勧めします。
しかし、いくら就業規則で定めていても、会社がそういった事態を黙認しているケースも
意外とあります。
例えば、マイカーで通勤している社員がいることを知っておきながら、
会社の飲み会の後に、本人が車で帰宅するのを暗黙の了解で承知しているケース等です。
確かに、社員はもう立派な大人ですし、帰宅に関しては、本人の責任とも言えます。
ただし、いざ事故が起こったときには、会社の管理体制の不備について、問われる可能性が
非常に高いでしょう。
そこで、日常的に会社が社員に対し、飲酒運転の防止を含めた、交通安全教育などを
行っていくことも必要になります。
また、マイカーを使用する場合、一定のルールを定めて、(「マイカー通勤規程」などを定める)
そのルールの範囲で許可することも必要となってきます。
常日頃から、「交通安全ルールを厳守する」という姿勢を、朝礼や社員教育などを通して
会社が示すことが重要ですね。
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■2.労務管理110番 ~ビジョンを適切に発信していますか?~
────────────────────────────────────
従業員200人規模の広告代理店の社長さんから、社員のモチベーションについてご相談がありました。
「うちの社員は、まぁまぁ優秀なんだけど、今ひとつハングリーさに欠けるんです。与えられた仕事は
きちんとこなすのですが、それ以上の事をしない。私は自分で考えて、自分で行動できる、そして
お客様の要望に的確に応えられるように、もっと色んなスキルを身につけてほしいんですよ。
そこで、もっと魅力ある賃金制度を設計したいと思いまして・・・」
そこで、色々と社長さんの会社に対する思いや、仕事への夢を語っていただいた後で、
「こういった社長のビジョンは、どのような形で社員に発信していますか?」
と伺ったところ、
「・・・・特にアナウンスはしていないです。なので、賃金でモチベーションの高い人間を
評価しようかと・・」
というお答えでした。
このように、意外と自分のビジョンなり、考えを社員に発信していない経営者の方は多いのです。
経営者の方は、常に3年、5年、10年先を見ているので、社員も当然に同じ方向を見ている、
もしくは、自分の考えを当然に分かっているはず、と思い込んでしまうようです。
経営者と従業員の価値観は、大体において180度違っています。
まずはそこをよく認識しなくてはいけない。
自分の考えを言わないまま、賃金制度を変更しても、従業員には不信感しか残りません。
「自分はどういう社員を評価したいのか」
「自分は社員に何を求めているのか」
「自分が進もうとしている道は、どれなのか」
こういった事を経営者は常に従業員に発信していかないと、お互いの溝や不信感は深まるばかりです。
人事考課や賃金制度の変更は、あくまでもツールの1つです。
賃金制度を変えただけで、経営者の考えが従業員に伝わることは、無いでしょうし、
最悪の場合は、間違った認識で捉えられ、溝が更に深まることもあるでしょう。
ビジョンを適切に発信していますか?
<編集後記>
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3月に入り、東京で初雪が降ったりと、安定しない天気が続きますが、
もうすぐお花見シーズンですね。
桜の花は確かにとても綺麗ですが、意外にお勧めは桃の花見です。
石和温泉近くで見たことがありますが、
山梨の桃農園などを一部開放していたりして、桃の花の時期には、
何とも幻想的な風景が楽しめます。
今年も是非是非行ってきたいと思います!
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ではまた次回お会いしましょう。石川弘子でした。