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雇用保険労災保険の仕訳、決算について。

著者 やまとんとん さん

最終更新日:2011年09月16日 05:00

初めて質問いたします。宜しくお願いいたします。

決算が8/31 給料は末締め翌月末支払いです。
7/1から雇用労災保険に加入しました。概算保険料というのでしょうか?8/31に¥200340を支払いました。

月給料(8月末支払い)の
労災保険料¥5841
雇用保険料¥5045
従業員負担雇用保険料¥3184
です。

月給料(9月末支払い)
労災保険料¥7349
雇用保険料¥6347
従業員負担雇用保険¥4007

です。

給料締め日に福利費として計上したらいいのでしょうか?また概算支払い分の差額は決算仕訳で、前払費用などにしたらいいのでしょうか??
自分なりにしているおですが、混乱してきました。
一連の仕訳の流れを教えていただけないでしょうか?お願いします。

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Re: 雇用保険労災保険の仕訳、決算について。

著者海津元則公認会計士事務所さん (専門家)

2011年09月26日 23:33

やまとんとんさん

こんばんは
公認会計士税理士の海津(かいづ)と申します。
雇用保険労災保険の処理、難しいですよね?
私も監査法人の新人時代、悩んだ苦い(?)記憶があります。

一番厳密な処理は、毎月の確定額を計算しその確定額に基づいて、会社負担分を費用処理するということになるのでしょうが、そこまでの経理処理をやっている会社さんは、よほど従業員数に変動があった場合等、特殊な事例を除くと少数派かと思います。

ですので、こんな感じの処理でよろしいのではないでしょうか?

①概算払い時(8/31)
借方)              (貸方
法定福利費(会社負担分概算)*  現預金 200,340 
立替金(従業員負担分概算)*
*料率で支払った概算金額を按分します。

②7月分給与支払い時
預り金 3,184 / 立替金 3,184
従業員さんからの源泉分を立替金と相殺

③8月分給与支払い時
預り金 4,007 / 立替金 4,007
従業員さんからの源泉分を立替金と相殺

決算
前払費用 ×× / 法定福利費 ××
概算支払額のうち会社負担分相当額と、実際の会社負担分発生累計金額との差額を前払費用に計上

私も多くの会社の経理処理を見てきましたが、この雇用保険の処理は、本当にみなさん、いろいろな処理をしています。

概算払いを全額一時に法定福利費で処理して、従業員さんからの源泉分を法定福利費のマイナスとして処理するとか・・。

税務会計のみで考えると、このような処理でもそんなに問題になりませんが、本日はもう少し厳密な会計処理をご紹介させていただきました。

Re: 雇用保険労災保険の仕訳、決算について。

著者tonさん

2011年09月27日 02:09

> やまとんとんさん
>
> こんばんは
> 公認会計士税理士の海津(かいづ)と申します。
> 雇用保険労災保険の処理、難しいですよね?
> 私も監査法人の新人時代、悩んだ苦い(?)記憶があります。
>
> 一番厳密な処理は、毎月の確定額を計算しその確定額に基づいて、会社負担分を費用処理するということになるのでしょうが、そこまでの経理処理をやっている会社さんは、よほど従業員数に変動があった場合等、特殊な事例を除くと少数派かと思います。
>
> ですので、こんな感じの処理でよろしいのではないでしょうか?
>
> ①概算払い時(8/31)
> (借方)              (貸方
> 法定福利費(会社負担分概算)*  現預金 200,340 
> 立替金(従業員負担分概算)*
> *料率で支払った概算金額を按分します。
>
> ②7月分給与支払い時
> 預り金 3,184 / 立替金 3,184
> 従業員さんからの源泉分を立替金と相殺
>
> ③8月分給与支払い時
> 預り金 4,007 / 立替金 4,007
> 従業員さんからの源泉分を立替金と相殺
>
> ④決算
> 前払費用 ×× / 法定福利費 ××
> 概算支払額のうち会社負担分相当額と、実際の会社負担分発生累計金額との差額を前払費用に計上
>
> 私も多くの会社の経理処理を見てきましたが、この雇用保険の処理は、本当にみなさん、いろいろな処理をしています。
>
> 概算払いを全額一時に法定福利費で処理して、従業員さんからの源泉分を法定福利費のマイナスとして処理するとか・・。
>
> 税務会計のみで考えると、このような処理でもそんなに問題になりませんが、本日はもう少し厳密な会計処理をご紹介させていただきました。

こんばんわ。横からすみません。
専門家の方にモノ申す形になります不躾を御容赦願って・・。
上記の文章上の「源泉」と書かれていますが「雇用保険」の事を言われているのだと思いますが多くは「源泉」と書かれますと「源泉所得税」と解します。専門家からみますと預り金ですから所得税社会保険料雇用保険料も「源泉」なのかもしれませんが通常は「社保」「源泉」「雇用」と分けて表現することが多いと考えます。経験者ばかりではなく初心者も多く閲覧しているサイトですのでできましたらそのあたりも御配慮いただければ助かります。
とりあえず。

貴重なご意見ありがとうございました。

著者海津元則公認会計士事務所さん (専門家)

2011年09月27日 03:02

tonさん

こんばんは

ご指摘のように、私の回答で「源泉」と表現しているのは
給与から控除している従業員負担分の雇用保険料のことを意図していました。

確かに改めて読み返すと、わかりずらいかも知れませんね。

貴重なご意見、ありがとうございました。

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