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インターネット販売

著者 yu- さん

最終更新日:2011年10月26日 15:20

あるブランドとの契約の際、インターネット販売はしないということで同意し、契約いたしました。
当社でもインターネット販売にはこのブランドを掲載せず、店頭でのみ取り扱っておりました。
が、今回ブログでの紹介もしないようにと通達が来ました。
当店では、ブログで商品の紹介はしておりましたが、販売は致しておりませんでした。ブログでの商品の紹介に対してまで、ブランド側が規制することは可能なのでしょうか?
(ちなみにブランド側のホームページはあり、商品紹介および直営店のみ取扱店に掲載があります。)
法律の規制に関して詳しく教えて下さい。

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Re: インターネット販売

著者遊佐_さん

2011年10月26日 19:46

http://www.soumunomori.com/forum/thread/trd-63404
の外資社員 さんの書き込みが参考になりますでしょうか。
 
おそらくは「代理契約は結んでいるが商標権の使用許諾を取っていないyu- さん側が勝手にwebに商標を載せたので、商標権を持つブランド側が差止請求をしてきた」という状況なのではないでしょうか。

ブランド側は商標権を持っているでしょうから、それを根拠に他社へ使用の差し止めを要求できます。
そのため、yu- さん側が何を根拠にブランド側の商標権を使用できると主張するのかが問題になるかと思います。
 
代理契約の中に商標の使用許諾の条項が含まれていればそれを主張できますが、どのような許諾を受けているのでしょうか。差し止めの請求が来たということは、そもそも商標の使用許諾を受けていないか、使用可能な範囲にwebが含まれていないのではないでしょうか。
 
また、日本で登録商標になっていなかったとしても、供給停止もありうるでしょうから要求を断るのは無理があるかと思います。
契約内容にyu- さん側のwebでの商標権の使用許諾と、ブランド側の供給義務が含まれているのでしたら、要求を突っぱねることが出来るでしょうけれども、おそらくはその様な契約は結んでいませんよね。
 

Re: インターネット販売

著者yu-さん

2011年10月27日 11:27

ご回答有難うございます。
商標権にひっかかるとは思ってもいませんでした。

今回ブログで使用したのは、ブランドのロゴでもブランドから供給された写真(カタログ)では全く無く、仕入れた商品を写真撮影し文字でブランド名を記入しただけなのです。
取引もブランドと直接取引をしていますし、偽物でもございません。

そのような場合も商標権となるのでしょうか?

Re: インターネット販売

著者外資社員さん

2011年10月28日 11:29

こんにちは

遊佐さんから、私の過去ログを紹介頂いたので、参考まで。

> 今回ブログで使用したのは、ブランドのロゴでもブランドから供給された写真(カタログ)では全く無く、仕入れた商品を写真撮影し文字でブランド名を記入しただけなのです。
> 取引もブランドと直接取引をしていますし、偽物でもございません。

自分が撮影した商品写真の使用は、解釈が分かれます。
まず、販売契約等で 別途定めがあれば、それに依りますので、これは確認された方が良いでしょう。

もう一点は、遊佐さんも仰った商標権、著作権の問題です。
前提条件として、それが日本国内で確定されているとします。(それが日本で権利化されていなければ、以下の権利はありません)

写真自体の著作権の点では、自分で撮影したもので問題はありません。 一方で、そこにロゴや商標があるので、この権利を侵害しているかが判断の元になります。
解釈の仕方として、それを商業目的に利用する事を、権利者が判断する事が可能です。 つまり、「相手が駄目だ」と言っている場合には、危険だという事です。
例として、ウオルトディズニー絡みの著作権利用は厳しく、個人のサイトで商業目的でなくでてもキャラクターが移っている写真に対してクレームをつける場合があります。
著作権とは排他的な権利行使(好き勝手)が可能ですから、「権利者が どうするか決めて良い」のです。

もちろん、この写真の利用が、権利の侵害かを、第三者に判断して貰うことも可能ですが、その手間と費用をどう考えるかだと思います。
もちろん、相手は 排他的な権利行使が可能ですから、言う事を聞かないことを理由に契約を打ち切る自由もありますし、明確に理由は言わずとも厳しい条件を言う事も可能です。つまり、相手との力関係で、結局は決まると思います。

ですから、商品写真の利用については、どちらが正しいかという以前に、相手の意向と、力関係が実際には決定要因だと思います。

ブランド名をロゴではなく、テキスト文字として読み下して記載した部分は、著作権の対象ではありませんから、ここは問題無いと思います。

Re: インターネット販売

著者遊佐_さん

2011年10月31日 19:33

外資社員さんから力関係の書き込みがあったので。

私の会社では逆の立場で、無断でインターネットに情報を上げた販売店さんには供給停止で対応しました。(売り物がなくなったので、結果として情報は取り下げられました)
商標権について裁判所で長く揉めなくても、メーカー側は対応できると思います。

そのため、そのブランド側と継続的な取引を望んでいて、インターネットに情報を上げるのが必須のビジネススタイルでないのでしたら、まずは情報を消して、謝ってみてはいかがでしょうか。
ブランド側の方針で情報を上げることを望まない以上、継続的な取引は無理でしょう。
今の在庫を売り切れば、今後は取引しなくてもいいというのであれば、対応も変わってくるのでしょうけれども…

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