合資会社での役員変更

社員を登記簿から外すことは、社員の退社を意味します。
合資会社と社員の関係は委任にあたるため、平社員とすることは会社との委任契約を解除することになります。

社員を退社されるには、総社員の同意が必要となります。
退社する社員は、出資金の払戻しを受けることができます。

もし、新たな社員を加入させたいのであれば、退社する社員の持分を譲渡することで入社させることもできます。
その後、役員変更の登記をする必要があります。

それから、合資会社においては、出資金払戻しのための資本金減少の手続きをすることはできません。
これが認められるのは、合同会社のみです。

とても分かりやすい説明、ありがとうございました。
1つ初歩的なことをお聞きしたいのですが･･･
有限責任社員のことを「社員」とすると、平社員は何になるのでしょうか？
呼び方だけの問題なのかも知れないのですが、その辺りが今ひとつ理解できません。

（無限責任社員のことは置いておいて）
合資会社と有限責任社員との関係は委任にあたるのですよね。
で、平社員になるということは社員を退社することになると。
社員を退社するというのは、会社を退社するのとは違うという
考え方で良いのですか？

合資会社と平社員との関係は、雇用関係ってことになるんでしょうか？

すみません･･･初歩的な質問で･･･
よろしくお願いいたします。

合資会社の「社員」とは、株式会社の「取締役」のようなものです。

社員の退社とは、役員の地位を辞任することを意味し、会社を退職することではありません。

平社員となることは、会社との労働契約は継続しています。
合資会社と従業員との関係は、雇用関係となります。

とてもよく分かりました。
どうもありがとうございました。

その後事情が変わりまして、賃金規程の内容を変更することになり
今、賃金の支払日を25日から月末日に改定する旨の書類を
作成しています。
ちょっと難アリの社員がいるもので･･･

助かりました。