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年金について

著者 中小サラリーマン さん

最終更新日:2012年09月29日 15:56

自分の事で恐縮です。
年金についてお詳しい方がお見えになりましたら
お教え下さい。
年金加入履歴を見ると下記のようになっております。

厚生年金基金加入 120ヶ月(A会社在籍)
厚生年金     315ヶ月(B会社在籍)
国民保険      29ヶ月(無職期間)
合計       464ヶ月

昔はあまり年金についての意識が乏しく考えてもおりませんでしたが、ここでお教え願いたいのですが
厚生年金基金企業年金とは同じものですか
厚生年金基金を掛けている期間は厚生年金の保険には加入しないものですか。
厚生年金基金厚生年金とでは、加入期間が同じであれば損得を考えると厚生年金に加入していたほうが得なのでしょうか。

年金については余り知識がないので、おかしな質問をしているかも知れませんが宜しくお願いします。

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Re: 年金について

著者プロを目指す卵さん

2012年09月29日 23:59

> 自分の事で恐縮です。
> 年金についてお詳しい方がお見えになりましたらお教え下さい。
> 年金加入履歴を見ると下記のようになっております。
>
> 厚生年金基金加入 120ヶ月(A会社在籍)
> 厚生年金     315ヶ月(B会社在籍)
> 国民保険      29ヶ月(無職期間)
> 合計       464ヶ月
>
> 昔はあまり年金についての意識が乏しく考えてもおりませんでしたが、ここでお教え願いたいのですが
> ①厚生年金基金企業年金とは同じものですか?

年金制度には、公的制度として国民年金厚生年金公務員共済、私学共済などが、これら公的制度を補完する制度として民間企業では、厚生年金基金確定拠出年金、確定給付年金、適格退職年金を始めとして企業独自の退職年金制度があり、この民間企業で実施されている多くの年金制度を「企業年金」と総称しています。従って、厚生年金基金企業年金の一種と考えてよろしいと思います。
厚生年金基金の目的は、老齢厚生年金報酬比例部分の一部を国に代わって支給するとともに、各基金が独自に定めたプラスアルファ部分を支給ことになっています。国に代わって支給する部分を代行部分プラスアルファ部分を加算部分と称し、この両方の部分の年金は基金から給付されます。



> ②厚生年金基金を掛けている期間は厚生年金の保険には加入しないものですか。?

厚生年金基金の目的の一つは、国に代わって報酬比例部分の給付の一部を代行することです。
代行するのは一部ですから、国は本来国が給付しなければならない全体から、基金が代行する部分を差し引いた残りの部分を直接給付することになります(再評価分)。
従って、基金に加入している間も国の厚生年金には引き続き加入しています。通常、給与明細には厚生年金保険料と厚生年金基金掛金の控除額が別々に記載されている筈ですから、それで確認することもできます。



> ③厚生年金基金厚生年金とでは、加入期間が同じであれば損得を考えると厚生年金に加入していたほうが得なのでしょうか。?

逆です。①に書きましたように、基金は必ず基金独自のプラスアルファ部分(加算部分)を設けなければなりませんから、このプラスアルファされた分だけ給付は多くなります。国が行う給付の一部を代行するだけなら、基金の存在意義は全くありません。プラスアルファを給付することによって、国単独よりも厚遇された給付額を補償するようにするのが基金業務の主目的です。
そのため、プラスアルファ部分用の原資を確保するため、基金は手持ちの資金を運用して利益を上げようとしてきたのですが、昨今の金融情勢もあってなかなか思い描いた運用利益が上がらないため、AIJ投資顧問による大々的な詐欺まがい事件が発生したとも言われているところです。
また、基金制度自体を廃止することが政府方針として決まったところでもあります。

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