相談の広場
社長からこんなことを言われました。
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有休休暇を取得するのは労働者の権利だけれども、休まれると仕事を頼めない。
権利ばかり主張するのではなく、周りのことも考えろ。
成果出しているヤツは有給なんてとっていない。有休を取るのは権利だから構わないが、昇給や査定の際にマイナスにするからそれを肝に銘じて休むように。
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少数精鋭で仕事を行っているので休まれると1人しかいない技術者や事務などは確かに困るのですが、
その日でないといけないような仕事は残していないですし、たまたまその時頼みたかったことをその時に言えないというのが嫌なようです。(社長が忘れっぽいので頼みたかったことを忘れるというのもあります。)
第一、有休取得を査定にてマイナス評価にするのは労基法違反ですよね。
社員がどんどん減っているような小さな会社で労働組合などはありません。
上記のことも口頭で言われたのみなので、書面には残っていません。。。
最近ワンマンさに拍車がかかっていて、どんどんひどい状況になっています。
どうにもなりませんよね・・・。
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わいば さん
今頃から恐縮です。ただ実務経験が長いだけで何ら権威も無い私ですが、お役に立てば幸いです。
私の経験でも、いわゆるたたき上げの経営者、それも昭和の時代に盛りを経験してきた経営者は、とにかく従業員が休むことを嫌い、罪悪視します。思いますに、これは、自身が寝食を忘れて時間をいとわず働いてきた経験から、あるいは昔から賛美されてきた精励挌勤精神の発露からくると思います。
ともあれ有給休暇は、いまや権利などを持ち出さなくても取得して当然の制度であり、その取得を理由としての不利益扱いは言語同断というべきでしょう。ただ、御社の社長のように公言(暴言、パワハラ)されるトップはむしろかわいいほうで、真にタチが悪いのは、理解があるように見せながら実際は(休暇取得者に対して)不利益な扱いをするトップが結構居ることだと私は思います。
私が経験した会社の例ですが、優秀な社員なのに、休みすぎる(有給休暇の取得が多い)との理由で、昇給賞与の査定時にずっと低評価に抑えられてきた社員の方が居たのですが、その方が生活を改めて休暇の取り方が人並みになってから後も「休みが多い」というレッテルを(社長の思い込みから)払拭してもらえず、結果全事務員の中で最も低年収に抑えられている、という例がありました。直属の上司が高評価をしても社長がひっくり返してしまうのです。しかもこのトップの方は、女性起業家として脚光を浴びている方なのです。
さて、そのようなトップに対していかに対処するか、究極的には退職することも覚悟で反発するか、そこまでやる腰は据えていないのか、同じ思いで何とかできないかと悩んでいらっしゃる同僚の方が何人かいらっしゃるのかどうか等にもよります。
監督官庁への密告も一つの方法ですが、例えば御社の顧問社労士さんや税理士さんからでも、こういう会社では優秀な社員はいなくなってしまうよ、時代は変わってきている、というような忠告をしてもらうのも一案です。
また、有給休暇の取り方を工夫している例もあります。会社の休業日としての夏休みが無い会社の例ですが、例えば全社的に夏休みとして交代で3日間の有給休暇をとる、ということなどで有給休暇の取得促進を行った会社の例もあります。何より、一人で戦わずみんなで団結することが大切かと思います。
以上、何かのお役にたてば幸いです。
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