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税務管理

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会社都合の退職で、退職者にとってのデメリットは?

著者 ゆっち5838 さん

最終更新日:2015年11月05日 10:24

いつも拝見させていただいています。
従業員退職理由で会社都合にする場合、退職者にとってのデメリットはありますか?

今回、会社の経費削減の為、実質的な人員整理(解雇勧告)がありました。
10名近くが対象者となりましたが、即応じているのが約半数です。
会社側の理由としましては、コストパフォーマンスが低いとか熱意が伝わらないとか…
会社の見解も充分理解しているつもりですが、私的には立て直しの為の経費削減が大前提にあると思っていました。

経理を担当している為、考えられる経費の削減(些細な金額にしかなりませんが…)に
ついては思いつく限り提案や改善をしてきたつもりです。
口うるさい嫌な役でも会社がよくなればと思っていました。
正直、当社はバブル期でもないのに贅沢三昧だったと思います。
気が付く人、発信する人、動く人、全てに欠けていて為の現状だと思います。
すぐにでも取り掛かれる経費削減策を差し置いて、本来最後に身を切る思いでやるべき
人員削減が一番最初に行われ、他はうやむやな感じです。
補充の必要な部署はやむを得ませんが、余力のあると思っている部署に”求人をかけ続ける。“との会社側の判断についていけません。
求人広告費、面接までに要する時間、採用に係る時間の人件費、場所代、採用試験、
教育費。一番コストがかかっている部分なのに、既存の従業員を切り捨ててまで採用活動
するなら最初から人員整理なんてしなければよかったのに…とさえ思います。
経費の予算も何度も練り直しても減額どころか、使うであろう経費を無視しているので大きく増額となるのは目に見えます。
となると、時間をかけてその予算を組みなおす私の労働時間でさえ経費の無駄、コストパフォーマンスが低いにつながります。
新卒の採用を継続していることによって社会的な評価があがると主張していますが、
社会的な評価どうこう言う前に本気で経営を立て直さなければ、その評価はただの無駄に
終わり、挙句の果てには真剣に働いている人たちまで巻き込んで最悪の結果になりかねません。既存の従業員、これから採用しようとしている人の事を本気で考えていれば、
採用続投の答えは出さないと信じていました。
「会社を立て直したい」「大変でも会社が好きだから」との思いから発言した私の一言が、
一緒に仕事をしてきた仲間を切り捨てただけの最悪な結果に…
成長させる為の指導や改善をおこなってこなかった事、待遇のアンバランスを整備してこなかった事が最大の原因だと思っています。
勧告を受けながら続投している従業員がいる前で、面接や会社案内を繰り返しているのも
見ていられません。
時間とお金をかけて採用しても、解雇採用解雇の繰り返しで経費削減どころか膨らむ
ばかり。
私的には完全に全員会社都合だと思います。

会社の判断は、個人の希望する方で対応してよいとの事。
ならば、せめて会社都合にして失業保険を受給しながら求職活動に専念できるようにすべきだと思っています。
会社に汚点が付くのは当然の事だと思っています。
ただ、せめて退職者に少しでも良い対応ができればと思っていますので、アドバイスお願いします。

長文、最後まで読んでいただき有難うございました。

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Re: 会社都合の退職で、退職者にとってのデメリットは?

著者ミー太さん

2015年11月07日 11:04

> 会社都合の退職で、退職者にとってのデメリットは?

一般人ですが、転職を何度も行っている・行わざるを得なかったものからすれば、デメリットを考える前に安易な言い方ですが「どうしたら得なのか?」を考えるほうが先でしょう。
これが、会社の倒産であっても会社都合ですよね。(証明できれば)セクハラパワハラでも会社都合です。その他理由は沢山あります。

自己都合退職と会社都合退職雇用保険(つまり失業保険)の受給待機(3ヶ月)の有無及び受給期間の延長の差があります。「特定受給者」で検索すればわかります。

それと、健康保険で国保にしたとき会社都合の「特定受給者」なら、昨年の年収を30/100で再計算するというものもあります。つまり、国保料がどっと下がるということです。

会社に汚点がつくといっても雇用採用に関連する助成金が暫くもらえないだけです。
だから、会社の判断は、個人の希望する方で対応してよいとの事。ですよね?
会社はそのあたりは、既に理解しているのです。

採用担当も長年やってきた私からすれば応募者の退職理由が、自己都合より会社都合のほうが質問の量と質を減らせますから楽です。
自己都合なら、また、同じように自己都合でさっさと退職してしまうかもしれないと思うから、結構厳しく追求します。

Re: 会社都合の退職で、退職者にとってのデメリットは?

著者ゆっち5838さん

2015年11月09日 09:24

ご回答ありがとうございます。

会社都合なら国保も下がるんですね。

現在、退職願いを書かせて自己都合にもっていかせる方向で会社が動いています。

今回の対応、納得いかないのでできる限り退職者にとって有利なように
私なりにアクションを起こして対応していこうと思います。

Re: 会社都合の退職で、退職者にとってのデメリットは?

著者ミー太さん

2015年11月09日 10:28

> 会社都合なら国保も下がるんですね。

⇒ 国保ですから、お住まいの市町村のホームページ(HP)を確認してください。そのHPの中で「特定受給者」とか「非自発的失業者の保険料軽減手続き」等のキーワードで確認して「ください。
窓口で簡単な手続きで済みますから大丈夫です。
ただし、その前にハローワークで会社都合の「非自発的失業者」として認定されることが大事です。
先に国保に入って、後で「非自発的失業者」として認定されてから手続きをすれば万円単位が千円単位になるのですから大きいですよ。

>
> 現在、退職願いを書かせて自己都合にもっていかせる方向で会社が動いています。
> 今回の対応、納得いかないのでできる限り退職者にとって有利なように
> 私なりにアクションを起こして対応していこうと思います。
>

⇒ A3サイズの「雇用保険被保険者離職票」という緑色インクの用紙に記入するタイミングでできれば会社都合になるようにしたほうが、後の手続きが楽なのですが、自己都合にもっていかれてもハローワークの窓口で説明して後日企業が認めれば会社都合になります。しかしこれでは、時間がかかります。失業保険の受給が遅くなるので、可能な限り最初に認めさせてください。
事務員さんが何も知らずにここに署名・捺印をしてと言っても拒否するくらいで良いんですけれど、それだと手続きが進まないので一旦署名・捺印をしても納得はしていないということを伝えておくことです。

何か証拠があるのが一番良いんですけれど・・・。時間外が多過ぎるとか給与が一定額以上下がったとか色んな理由で認められるので何かないか、よく考えて証拠を集めてください。そうすると話しが早いです。

Re: 会社都合の退職で、退職者にとってのデメリットは?

著者ゆっち5838さん

2015年11月09日 10:50

丁寧なご回答ありがとうございます。

本当に色々と勉強になりました。

退職者の為にも、第一段階で会社都合に持っていけるよう処理を進めていきます。

Re: 会社都合の退職で、退職者にとってのデメリットは?

著者ミー太さん

2015年11月09日 11:07

そうですね、生きた勉強だと思えば良いのではないでしょうか。

それと、色んなところの窓口でもやんわりと相談してみることです。案外、きちんと教えてくれますよ。
彼らも人の子です。尋ねられたら喜んで教えてくれます。
残業が多すぎたからという証明があればねぇみたいにして、独り言のような小さい声で最初(の特定受給者になった時)は教えてもらいましたもの。

自分や家族のために、また仲間のためにも頑張ってください。

Re: 会社都合の退職で、退職者にとってのデメリットは?

著者プロを目指す卵さん

2015年11月09日 22:39

大筋の方向が出ているようですが、ご参考までに。

私もかって、退職勧奨により退職しました。

当時は、失業給付について充分研究していなかったので、ブランクの離職票捺印して会社へわたしてしまったため、後日苦労しました。本当の理由をハロワに話して、会社にも認めさせて特定受給資格者に変更になり事無を得ました。

その経験から申し上げるならば、離職証明書の右側の「離職理由」欄については、4の(3)の①または②とすること。証明書下部の「具体的事情記載欄」に「会社からの退職勧奨」と明記することです。勿論、本人から退職届を絶対出させてはいけません。会社が自己都合退職に悪用する材料を提供するようなものです。これで、特定受給資格者として最も有利な失業給付を受給できます。

Re: 会社都合の退職で、退職者にとってのデメリットは?

著者ミー太さん

2015年11月09日 23:01

> 当時は、失業給付について充分研究していなかったので、ブランクの離職票捺印して会社へわたしてしまったため、後日苦労しました。本当の理由をハロワに話して、会社にも認めさせて特定受給資格者に変更になり事無を得ました。
> その経験から申し上げるならば、離職証明書の右側の「離職理由」欄については、4の(3)の①または②とすること。証明書下部の「具体的事情記載欄」に「会社からの退職勧奨」と明記することです。勿論、本人から退職届を絶対出させてはいけません。会社が自己都合退職に悪用する材料を提供するようなものです。これで、特定受給資格者として最も有利な失業給付を受給できます。
>

⇒ まさにそのとおりですね。私の場合は、時間外がとんでもなく多かったというのと、給与が一定率以上下がるというのと、雇い止めとの三回経験していますが、雇い止めを認めさせるのに時間がかかりました。
ブランクの離職票は出したらダメですね(出さないほうが良い)、面倒になる。

二回目の時、事務員が何も知らないでここに署名・捺印してくださいと持ってきたのを、「社長、白紙の契約書に署名・捺印しますか?」「いや、しない。」「それなら理屈は同じですよね?」と言って拒否したのですが、その時は知り合いの社労士さんが出入りの方だったので、その方に間に入ってもらって早く進んだということもありました。一般の方ではなかなか「会社からの退職勧奨」と明記するところまでまでいかせるのは難しいかもしれません。

Re: 会社都合の退職で、退職者にとってのデメリットは?

著者プロを目指す卵さん

2015年11月10日 00:13

ミー太さんへ


>一般の方ではなかなか「会社からの退職勧奨」と明記するところまでまでいかせるのは難し>いかもしれません。


仰られること、よく判ります。質問者さんが勧奨を受けた方の味方になろうとされるならば、「具体的事情記載欄(離職者用)」に、「会社からの退職勧奨」と自書するよう、こっそり耳打ち出来ればと思います。でも、相当の勇気が必要かもしれませんネ。

Re: 会社都合の退職で、退職者にとってのデメリットは?

著者いつかいりさん

2015年11月10日 04:16

横から失礼、あとから読む人のために付記しておきます。

> (離職証明書)「会社からの退職勧奨」と明記することです。勿論、本人から退職届を絶対出させてはいけません。

退職勧奨は、雇用主からの退職雇用契約の解除の申し込みですので、受ける受けないは、労働者の任意となります。度を超した申し込みは、無効と判じられているところです。

で、労働者が勧奨を受けいれるなら、その書面は「退職届」となります。事由は「一身上」ではなく、「会社からの退職勧奨を受け」退職します、となります。まあ、やりとりの過程で、勧奨にいたるまでのいきさつや勧奨条件について書面でもらっておくのは、有意なことであることはいうまでもありません。

質問者の雇用主が、退職届を一身上でかかせようとしているのであれば、それはもってのほかだ、ということです。

Re: 会社都合の退職で、退職者にとってのデメリットは?

著者ミー太さん

2015年11月10日 10:10

> 横から失礼、あとから読む人のために付記しておきます。

⇒ いや、質問者さんとその仲間の方が有利になれば良いのですから、横槍でも何でも構わないと思います。

要するに、難しいんです。だけど、困難な事象が起こっても怯んではいけないのです。立ち向かって行く勇気が必要なんです。それは、自分のため・家族のため・・・です。

Re: 会社都合の退職で、退職者にとってのデメリットは?

著者プロを目指す卵さん

2015年11月10日 20:59

いつかいりさんへ


> で、労働者が勧奨を受けいれるなら、その書面は「退職届」となります。事由は「一身上」ではなく、「会社からの退職勧奨を受け」退職します、となります。まあ、やりとりの過程で、勧奨にいたるまでのいきさつや勧奨条件について書面でもらっておくのは、有意なことであることはいうまでもありません。


確かにご指摘のとおりですネ。私の本意は、労働者側からすすんで書くな、それも「一身上の都合」などの自己都合扱いになる文言は避けるということでしたが、言葉が足りませんでした。

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