相談の広場
基本的なことですみませんが、どなたか教えてください。
当事業所は公益法人ですが、3月中に次年度予算を作成し、総会で承認を
得なければならず、現在作成中です。
そこで疑問に思ったのですが、「一般正味財産期首残高」という欄があるのですが、
今年度の決算が終わっていないので数字が確定していません。
この場合どのようにしたら良いのでしょうか?
スポンサーリンク
Q:> 当事業所は公益法人ですが、3月中に次年度予算を作成し、総会で承認を 得なければならず、現在作成中です。
> そこで疑問に思ったのですが、「一般正味財産期首残高」という欄があるのですが、
> 今年度の決算が終わっていないので数字が確定していません。
> この場合どのようにしたら良いのでしょうか?
A:平成27年3月31日決算書、正味財産増減計算書から、最後の行、Ⅲ.正味財産期末残高の数字が、平成28年度、正味財産期首残高となります。
3月の次年度収支予算書の段階では、総会の承認は不要です。理事会の承認のみです。
総会において、3月の次年度収支予算書に変動がある場合のみ、第一次補正予算書として、総会の承認が必要となります。貴公益法人定款にて、収支予算書の承認方法を、ご確認下さい。
藤田行政書士総合事務所
行政書士 藤田 茂
fujix.06.12.02@key.ocn.ne.jp
090-3860-0125
> 「正味財産増減計算書から、最後の行、Ⅲ.正味財産期末残高の数字が、
> 平成28年度、正味財産期首残高となる」というのはわかっているのですが、
> 数字が確定していないので
当初予算に関しては、前年最終補正予算の残高を用います。
ですので、前年予算の期末残高の数字と当初予算の期首残高は
基本的に合致することになります。
そして、1次補正の際に、期首残高の数字を決算の確定値に
補正すれば良いです。
もし、全く補正予算をやっていない場合は、上記の方法は使えません。
同様の手法を適用し続けると、差額が積み重なって、まず間違いなく
実態とかけ離れた数字になっていってしまいます。
この場合は、記載すべき確定的な数字がなく、しかし何らかの形で
決算値に近づくような仕組みが必要です。
やり方としては、決算値+前年予算の増減額で計上するなど、
何らかの合理的と考え得る計算方法を決めて、それを継続して
適用するしかないと思います。
> > 「正味財産増減計算書から、最後の行、Ⅲ.正味財産期末残高の数字が、
> > 平成28年度、正味財産期首残高となる」というのはわかっているのですが、
> > 数字が確定していないので
>
> 当初予算に関しては、前年最終補正予算の残高を用います。
> ですので、前年予算の期末残高の数字と当初予算の期首残高は
> 基本的に合致することになります。
>
> そして、1次補正の際に、期首残高の数字を決算の確定値に
> 補正すれば良いです。
>
>
>
> もし、全く補正予算をやっていない場合は、上記の方法は使えません。
> 同様の手法を適用し続けると、差額が積み重なって、まず間違いなく
> 実態とかけ離れた数字になっていってしまいます。
>
> この場合は、記載すべき確定的な数字がなく、しかし何らかの形で
> 決算値に近づくような仕組みが必要です。
> やり方としては、決算値+前年予算の増減額で計上するなど、
> 何らかの合理的と考え得る計算方法を決めて、それを継続して
> 適用するしかないと思います。
>
わかりやすい回答をありがとうございました。
非常に助かりました。
> Q:一般正味財産期首残高の出し方
>
> (当年度)一般正味財産期首残高←(前年度)一般正味財産期末残高
>
> 当期経常増減額=(当年度)前年経常計ー経常費用計
>
> 当期一般正味財産増減額ー当期経常増減額
>
> 一般正味財産期末残高=当期正味財産増減額+一般正味財産期末残高
>
> Ⅲ.正味財産期末残高=一般正味財産期末残高
>
> あと、当年度ー前年度=増減額を一番右(増減)に記載
>
> その次に、公益会計と法人会計と内部会計に分けて「収支予算書 内訳書」を作成します。
>
> これが公益社団法人の「収支予算書」です。
>
> 藤田行政書士総合事務所
> 行政書士 藤田 茂
> fujix.06.12.02@key.ocn.ne.jp
詳しい回答をありがとうございました。
大変参考になりました。
どのカテゴリーに投稿しますか?
選択してください
1~8
(8件中)
スポンサーリンク
スポンサーリンク
[2022.7.24]
[2019.11.12]
[2018.10.10]