相談の広場
求人票を見て今の会社に入社したのですが、その大きな理由として年間休日が119日と、小さな会社としては比較的休日が多かったことです。
入社してからは、この休日日数がそれほど大きく変動していなかったため、あまり気にならなかったのですが、今年の社内カレンダーをみると明らかに少なくなっていました。(GWが通常のカレンダー通りとなってしまっていた・・・)
そのため、日数を確認すると115日となっており、それも会社側からは何の説明もなかったため、一体どういうことかと社長に問い合わせたところ、今後は114日にしていく予定だとのこと。
休日に関しては、就業規則には「日曜日と会社が定める日」としてあるから問題はないと伝えられました。
腑に落ちなかったため、ネットなどでいろいろ調べた結果、労働条件の不利益変更に当たりそうだということは分かったのですが、その判断基準となる不利益の程度が少ないと考えられるものなのかがよく分かりません。
このあたりのことを教えていただけないでしょうか?
ちなみに、労働組合は無く、就業規則の届け出には代表者の意見書も付いているようです。ただ、従業員が知識不足のためか、こうしたことにそれほど関心が無く、会社の決めることには逆らえないと感じているようですので、代表者も特に何も考えずにサインをした可能性が高いと思われます。
もしかすると、休日が減っていることも知らされていなかった可能性があります。
こうした場合に反対意見を通すことができる者なのでしょうか?
スポンサーリンク
休日の日数については、「労働条件」の一部であり、それは労使が対等の立場で決定するものです。
契約の一方の当事者である経営側が一方的に変更することはできません。それを行うには、合理的な理由が必要となります。
”合理性の有無”は、具体的には、
・就業規則の変更によって労働者が被る不利益の程度
・使用者側の変更の必要性の内容・程度(変更しなければ経営状態に重大な悪化を及ぼす場合など)
・変更後の就業規則の内容自体の相当性
・代償措置、その他関連する他の労働条件の改善状況
・労働組合等(従業員)との交渉の経緯
・同種事項に関する国内労働市場の一般的状況
等を総合的にみて判断することになるでしょう。
ただご質問では、他の皆さんにはそれほど不利益変更であることの認識が無いとのこと、そちらのほうも(個人的にはそちらのほうが)問題ではあります。
あるいは減らされた日数が比較的少ない為、あるいはその年のカレンダーによって休日の並びも違う為問題なし、というところなのでしょうか。
そもそも使用者は団体交渉等の正当な手段によって、従業員と話し合いを持ち、理解を求め、納得の得られる説明をしなければならないところ、肝心の従業員側にそういった意識が無いのでは問題提起になりません。
では個人で休日削減の撤回を要求することはどうかといえばそれも可能ですが、全員に適用されることとなる労働条件ですから、現時点でがんがん行き過ぎるとあなただけが突出することになるでしょう。
皆さんと話されてはいかがですか。皆さんはこのことについてまた別の認識でいるのかもしれませんよ。
丁寧なご回答誠にありがとうございます。
今回の件については一部社員の間(全員と話したわけではありませんので・・・)では不満の声が聞こえてきます。とはいっても直接会社側へ伝えるわけではなく、陰で話しているだけではありますが・・・
個人的に会社側へ説明を求めた結果、後日改めて社員に説明をするとの回答をもらい、会社側の説明を聞いたのですが、とても納得のできるものではありませんでした。
会社側の説明としてはおよそ以下のようなものでした。
1.一部取引先に対して休日日数が多すぎる
2.納期が間に合わない
今まではGW等の長期連休の頃などは休日出勤(もちろん手当は出ました)を行い対応していたので、特に業績が悪いとの話もないため、わざわざ休日を減らす意味は無く、今までと同じでも問題はないと思われるのですが・・・
あまりによく分からない説明であったため、従業員側のメリットを尋ねたところ、「賞与などを安定したものにしていくつもり」との回答で、いまいち話が噛み合いませんでした。
そこで「労働条件の不利益変更」について、会社側が一方的に変更することは原則的に難しいということを自分なりに簡単に説明をしたのですが、会社側はあまりピンと来ていない様子で、とりあえず「休日については、就業規則にあるように会社が定める日とする」との回答のみでした。
あとで、個別に会社側から「ああいうこと(労働条件の不利益変更)は知識として知っていたの?」などと聞かれたので、「少し調べてみました」と回答をしておいたのですが、そのときの雰囲気からすると、会社側もよく分かっていないように受け取れました。(もしくは知っていても社員側からクレームが来ることはない思っていたのか・・・)
実際、2年ほど前に前社長が亡くなり、その奥さんが社長となり、当時工場長であった人が常務に昇格し、実質この二人で会社運営を行っている状態ですので、知識不足なのは否めない感じがあります。
このような状態の会社で、何か気をつけないといけない点はありますでしょうか?
どのカテゴリーに投稿しますか?
選択してください
1~3
(3件中)
お知らせ
2024.4.22
2023.11.1
2023.9.1
スポンサーリンク
スポンサーリンク
[2022.7.24]
[2019.11.12]
[2018.10.10]