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内部監査部の組織上の位置付けについて

最終更新日:2018年04月22日 00:57

内部監査部門は、取締役会の下に置くのが普通でしょうか。社長の下でしょうか。
監査役会の下の方が落ち着きがいいように思うのですが(私だけかもしれませんが)。
いきなりの質問で済みません。ちょっと場合分けします。
上場会社ではどうでしょか。数字的にどうか、という意味ではないですが、
下記のうち、全然あり得ないタイプもあるでしょうか。

【Ⅰ】指名委員会等設置会社や、監査等委員会設置会社の場合:

  内部監査部門は、
  ①取締役会の下に置く(取締役会の指揮命令の下)のが多いでしょうか。
  
  ②それとも社長(または会長や、CEOなど)の下が多いでしょうか。
  または、取締役会議長

  ③それとも、監査委員会の下 もしくは
  監査等委員会の下に置く場合が多いでしょうか。

 会社法では決めていないと思います。
 アメリカなんかではどうでしょう?
 指名委員会等設置会社はアメリカをイメージして作った制度らしいですし。



【Ⅱ】監査役会がある会社の場合:

  内部監査部門は、
  ①取締役会の下に置く(取締役会の指揮命令の下)のが多いでしょうか。

  ②それとも、代表取締役社長の下が多いでしょうか。
  厳密に考えると、
  代表取締役(代取は複数の事多いゆえ、取締役会議長)の下、
  あるいは、社長(会社によっては、会長。または、CEO、etc,)の下
  でしょうか。

会社法では決まっていないように思いますが、なぜ決めなかったんだろうとすら思っております(議論はあったのかもしれませんが)。

  ③監査役会の下、あるいは、常勤監査役の下、という選択も
  ありえたかと思いますが、聞いたことないです
  (しかし、監査委員会の下という考え方と親和性があると思います)

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Re: 内部監査部の組織上の位置付けについて

お疲れさんです

ご質問の内部監査に関する要点はご理解のことと思います
今や 企業関係者には 内部統制の拡充、不正等の早期防止対策など求めるケースが多いと思います。
具体的には、経営者直下にある内部監査部門が、経営管理を目的に業務・会計の状況を主体的に調査や分析し、経営者に監査結果を踏まえた改善活動を行います。
また、時には監査役との連携で細部にわたり監査することもありまっす。

参考Hp

コーポレート・ガバナンス強化の動向
http://www.nagakoshi.co.jp/contents/reports/corporategovernance.html

Re: 内部監査部の組織上の位置付けについて

ありがとうございます。

御紹介のURLでは、
代表取締役直属の専門部署として内部監査室を設けることがBest、代表取締役が選任した直属の内部監査担当者が設置されている形がBetterと言えます。
との記述がありました。
また、図もありました。監査役会設置会社の図でした。

私の知っている会社は、
 指名委員会等設置会社ですが、
 代表取締役の直属の専門部署として、内部監査室がありました。
 (正確には、代表取締役ではなく、取締役で、
  かつ、代表執行役兼CEOです。)
 監査委員会の人と共同で作業したことはいまのところ一度もないようです。
 しかし、監査委員会から指示があれば、対応する筈です。




監査委員会が設置された会社で、内部監査部の組織上の位置付け

私の知っている会社は、会社法で定められた「監査員会」を持っております。私は、米国式のようなガバナンスのタイプを採用したのだ、というイメージで受け取っておりました。
そして、内部監査部門は、代表執行役社長(兼CEO)の下にあります。

ちなみに、CIA試験(内部監査人試験)というサイトなど、いろいろ見ていたところ、CAEという言葉に出くわし、更に、CAEという言葉で検索すると、、、次のようなものがヒットしました。
CAEとは、「Chief Audit Executive」の略で、内部監査部門長のことです。具体的には、https://en.wikipedia.org/wiki/Chief_audit_executive というサイトがヒットしたので、引用してみます。
『Independent communication right』の項で、

 The CAE reports directly to the audit committee and the board. There should be a report from the CAE to each ordinary audit committee meeting and if deemed necessary to the board. Such reports should be addressed directly to the chairman of the audit committee with parallel copy to the director-general.
 However, the CAE in the performance of his daily work communicates and liaises with the director-general and the staff of the organisation.

とありました。
私の知っている、とある会社では、
内部監査部門は、社長(CEO)の下にあります。
よって、
  >米国で一般的な形というわけではない、
  >日本的なのだ、
と認識したという次第です。
この認識はいかがでしょう。

Re: 監査委員会が設置された会社で、内部監査部の組織上の位置付け

お疲れさんです

内部監査について参考となるHpがあります

アメリカでは 利益を得る前に対応を早期に諮る意図で内部監査部門がその策を早期に諮ること
日本では むしろ事業を行った際 あるいは終了後などに発生した容認の改善策を求める行為いと考えているようです
確かに アメリカとの合弁事業など行う際の主契約書などは細部にわたっての条件を定めることが多いですね
その条件に齟齬わなければ契約解除 あるいは賠償責任など起きることもあります

参考Hp

アメリカと日本で異なる内部監査の業務内容(儲かる内部監査とは)
http://businessperson.blog.jp/archives/7005996.html

Re: 監査委員会が設置された会社で、内部監査部の組織上の位置付け

内部監査について参考となるHp』ですが、とても参考になりました。いろいろ考えさせられました。次の2点に纏めてみました。
どうもありがとうございました。

(1)日本の内部監査には、
執行部門が施策を実行したあとの、事後的監査が期待されている。
とすれば、仮に、監査役会や監査委員会の下に、内部監査部門を持ってくると、
執行部門が施策を実行する前、あるいは、実行している期間に、内部監査を実施しようとしてしまう可能性があると思いました。

監査役には、取締役が何かをしようとした場合にそれの中止を求める権限がありますから、そのためには、事前に把握する必要があり、内部監査部門を使おうとするとかもしれません。

というわけで、経営者としては、内部監査部門は、経営者の下部組織とするのだろう、と思いました。

(2)経営者が、自己の行った施策について、監査役監査委員会に対して、説明責任を果たす、そのツールとして、内部監査を使おうとする面があると予想しました。そのためには、経営者としては、内部監査部門を、経営者の下部組織とする筈、と思いました。

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