相談の広場

このエントリーをはてなブックマークに追加

企業法務

企業法務について、みんなに相談したり、分かるときは教えてあげたりと、相互協力のフォーラムです!

総務の森イチオシ記事が満載: 経営ノウハウの泉(人事労務~働き方対策まで)

「第三者委員会」とはどのようなものなのか。

著者 hunter さん

最終更新日:2019年01月22日 23:30

1「第三者委員会」とはどのようなものなのか。その設置根拠は何でしょうか。
2「第三者委員会」が甘い判断しかしないという評価が一般化したら、社会的にどのような問題が発生するでしょうか。

スポンサーリンク

Re: 「第三者委員会」とはどのようなものなのか。

著者まゆりさん

2019年01月23日 12:05

こんにちは。
こちらのサイトが参考になるかと思います。
「第三者委員会とは?意義、目的、活動内容を総解説」
https://thefinance.jp/law/181012

1について
どのようなものかにつきましては、日弁連のガイドラインをご参照ください。
「企業等不祥事における第三者委員会ガイドライン」
https://www.nichibenren.or.jp/library/ja/opinion/report/data/100715_2.pdf
※上記より抜粋
「企業や組織(以下、「企業等」という)において、犯罪行為、法令違反、社会的非難を招くような不正・不適切な行為等(以下、「不祥事」という)が発生した場合及び発生が疑われる場合において、企業等から独立した委員のみをもって構成され、徹底した調査を実施した上で、専門家としての知見と経験に基づいて原因を分析し、必要に応じて具体的な再発防止策等を提言するタイプの委員会
「関係者の法的責任追及を目的とする委員会とは別組織」

上記の通り、法定の常設組織というわけではなく、何らかの不祥事が起こった場合に設置され、その不祥事の検証・報告(再発防止策の提言を含む)を終えたら解散する組織なので、設置根拠等につきましては、各企業等の規定によるかと思います。

2について
「企業の不祥事等について、その企業自身が検証して結果を報告されても信用できないので、その企業との間に利害関係のない専門家等で構成した第三者委員会で検証・報告を行うことで、信用性を高める」ということが目的なので、日弁連ガイドラインに拘束力はないものの、第三者委員会の殆どは、当該ガイドラインに準拠したものとなっています。
なので、「甘い」「企業寄りの報告しか出てこない」という事態は生じないと思うのですが、もしそのようなことが起こり、かつ、それが常態化するようなことがあれば、第三者委員会そのものの有効性・信用性が問われることになります。
企業も第三者委員会も、第三者委員会に対するガイドラインを設けた日弁連も信用できないとなると、極論を言えば「誰も信用できない」という問題が生じるかと思います。

以上、私見ですがご参考になる点がありましたら幸いです。

Re: 「第三者委員会」とはどのようなものなのか。

著者hunterさん

2019年02月05日 20:23

1企業と「第三者委員会」とは契約をしており、委員として契約先の企業に対して厳しい調査結果を報告することはできるのでしょう?
2厳しい調査結果を報告する場合、企業にはどのような説明をすればいいのでしょうか。

Re: 「第三者委員会」とはどのようなものなのか。

著者まゆりさん

2019年02月18日 11:26

第三者委員会は、事実を調査し、検証・報告する機関です。
企業に説明することは「どういった調査に基づき検証し、どのような事実確認がなされたか」であって、「企業にとって厳しいか否か」といった要素は無関係だと思います。
そもそも「不祥事を起こした当該企業が説明責任を果たすため」という目的がありますから、企業側は自社に不利と感じる結果が出ることも当然予測しているはずです。

1~4
(4件中)

    スポンサーリンク

    経営ノウハウの泉より最新記事

    スポンサーリンク

    労働実務事例集

    労働新聞社 監修提供

    法解釈から実務処理までのQ&Aを分類収録

    注目のコラム

    注目の相談スレッド

    PAGE TOP