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未払費用の期首の再振替仕訳は必須ではない?

著者 初心者まーく さん

最終更新日:2020年06月19日 16:18

度々お世話になります。

5月末決算が終わり、税理士決算処理を依頼していました。昨日終わったとの連絡がありました。
決算仕訳のインポートも済み、決算仕訳社会保険5月分の未払費用を再振替仕訳の必要があると私的に判断し、逆仕訳をした後で、初めてのことだったので税理士に確認メールしたところ、
 「振替はしなくてもよいので、
  6/1  未払費用 xx,xxx / 普通預金 xx,xxx (社会保険料
  として下さい。」 との返信がありました。

2本立ての仕訳を1本で済ましていいという風に解釈しましたが、
未払費用の再振替はするのが当たり前だと思っていたので、ちょっと腑に落ちません。
ちなみに、税理士に依頼している間の新しい期の仕訳は進めていました。
小さい会社だから手間を省く意味で、これは一般的な方法でしょうか?
皆さんのご意見が聞いてみたくて質問させてもらいました。


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Re: 未払費用の期首の再振替仕訳は必須ではない?

著者tonさん

2020年06月19日 16:38

> 度々お世話になります。
>
> 5月末決算が終わり、税理士決算処理を依頼していました。昨日終わったとの連絡がありました。
> 決算仕訳のインポートも済み、決算仕訳社会保険5月分の未払費用を再振替仕訳の必要があると私的に判断し、逆仕訳をした後で、初めてのことだったので税理士に確認メールしたところ、
>  「振替はしなくてもよいので、
>   6/1  未払費用 xx,xxx / 普通預金 xx,xxx (社会保険料
>   として下さい。」 との返信がありました。
>
> 2本立ての仕訳を1本で済ましていいという風に解釈しましたが、
> 未払費用の再振替はするのが当たり前だと思っていたので、ちょっと腑に落ちません。
> ちなみに、税理士に依頼している間の新しい期の仕訳は進めていました。
> 小さい会社だから手間を省く意味で、これは一般的な方法でしょうか?
> 皆さんのご意見が聞いてみたくて質問させてもらいました。
>


こんにちは。私見ですが…
経験則未払費用においては再振替をしたことはありません。
仮に振替たとしても費用が両建てになりますので結果に変化はありません。
おそらく多くの処理として未払費用の再振替はしていないのではと思います。
手間を省くのではなく経費ではないものを経費化することになりますのでそれを避けるためと当期の経費ではないということでしょう。
例として社会保険料や給料がありますので参考までに…

前期 法定福利費 / 未払費用 100
期明 未払費用 / 法定福利費 100 を
   法定福利費 / 預金   100 
結果として法定福利費は0円です。
預金で支払っている法定福利費は前期分ですから費用ではなく借金の支払いになりますので経費処理をすることはありません。
なので通常は
前期 法定福利費 / 未払費用 100
期明 未払費用 / 預金    100
で処理することが多いです。
また未払費用で直接経理することで合・不合の確認も容易になりますし処理忘れの確認もしやすくなります。
後はご判断ください。
とりあえず。

Re: 未払費用の期首の再振替仕訳は必須ではない?

著者プログレス合同会社さん

2020年06月22日 12:05

tonさんの回答の補足になります。

> 前期 法定福利費 / 未払費用 100

この仕訳の意味するところは法定福利費を前期に計上するのが目的です。
未払費用を計上することが目的ではありません。

> 期明 未払費用 / 法定福利費 100
>    法定福利費 / 預金   100 

今期に入って前期分の法定福利費が出現するのは会計的におかしなことになりますし、前期の法定福利費預金で支払うという仕訳もおかしいということになります。
ですので、

> 期明 未払費用 / 預金    100

今期は前期の法定福利費ではなく、前期に残っている未払費用を支払うというのが取引的に正しい仕訳になります。

Re: 未払費用の期首の再振替仕訳は必須ではない?

著者初心者まーくさん

2020年06月22日 15:38

tonさん、プログレス合同会社さん
ご回答ありがとうございました。

> tonさんの回答の補足になります。
>
> > 前期 法定福利費 / 未払費用 100
>
> この仕訳の意味するところは法定福利費を前期に計上するのが目的です。
> 未払費用を計上することが目的ではありません。
>
> > 期明 未払費用 / 法定福利費 100
> >    法定福利費 / 預金   100 
>
> 今期に入って前期分の法定福利費が出現するのは会計的におかしなことになりますし、前期の法定福利費預金で支払うという仕訳もおかしいということになります。
> ですので、
>
> > 期明 未払費用 / 預金    100
>
> 今期は前期の法定福利費ではなく、前期に残っている未払費用を支払うというのが取引的に正しい仕訳になります。
>
お二方とも、ご丁寧にありがとうございます。確かにおっしゃる通りだと思います。のちほど、税理士の指示にもあるように仕訳を修正しようと思います。

その前にすみません、今一つお尋ねします。
質問にあげる前にネット上で検索したときに、下記の解説を見かけましたので、再振替仕訳をするのが通常だと思ってしまった経緯があります。
この仕訳方法はどう解釈したらよいのでしょうか?

決算期末 】
期末月の法定福利費を未払い計上していないため、振替仕訳をおこなって、費用計上します。
法定福利費 xx,xxx / 未払費用 xx,xxx
【翌期首】
翌期首になったら、前期末に振替仕訳をした未払費用勘定を(法定福利費勘定を用いて)振り戻します(再振替仕訳をします)。
未払費用 xx,xxx / 法定福利費 xx,xxx

Re: 未払費用の期首の再振替仕訳は必須ではない?

著者プログレス合同会社さん

2020年06月22日 16:06

> その前にすみません、今一つお尋ねします。
> 質問にあげる前にネット上で検索したときに、下記の解説を見かけましたので、再振替仕訳をするのが通常だと思ってしまった経緯があります。
> この仕訳方法はどう解釈したらよいのでしょうか?
>
> 【 決算期末 】
> 期末月の法定福利費を未払い計上していないため、振替仕訳をおこなって、費用計上します。
> 法定福利費 xx,xxx / 未払費用 xx,xxx
> 【翌期首】
> 翌期首になったら、前期末に振替仕訳をした未払費用勘定を(法定福利費勘定を用いて)振り戻します(再振替仕訳をします)。
> 未払費用 xx,xxx / 法定福利費 xx,xxx

毎月の法定福利費の支払時仕訳を統一するというのが考えられる理由です。

期中は翌月の支払い時に
 法定福利費 / 現預金
と仕訳を行っている場合、期末月は
 法定福利費 / 未払費用
期首月は
 未払費用 / 現預金
とすると、期首月の仕訳が期中月の仕訳と異なってしまいます。
期首月も通常の通り
 法定福利費 / 現預金
としてしまった方が人によってはわかりやすいため事前に
 未払費用 / 法定福利費
としておくということです。

間違いとまでは言いません。
ただ、期中月と合わせるというのでしたら、むしろ法定福利費を計上すべき月に
 法定福利費 / 未払費用
とし、翌月の支払時に
 未払費用 / 現預金
として統一したほうが月々の損益計算書も正しくなりますし、決算時に
 法定福利費 / 未払費用
を起票する必要もありません。

Re: 未払費用の期首の再振替仕訳は必須ではない?

著者初心者まーくさん

2020年06月23日 13:35

返信が遅くなりました。ご返答ありがとうございました。

> 毎月の法定福利費の支払時仕訳を統一するというのが考えられる理由です。
→ 納得いたしました。

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