就業規則　復職に関しての規定について

ご相談の条文には一つ文言が抜けています。

「当該従業員の了承をを得て」です。復帰者の降格や職務変更は各々の事情で仕方なく発生することがありますが、それには復帰者の了承が必要なはずです。了承のない降格や減給は育児・介護休業法、男女雇用機会均等法違反だと思います。

当該の事例は例外規定なので、わざわざ明文化するのは感情的に引っ掛かります。当社では規定に盛り込んでおらず、会社、従業員双方が誠意をもって協議して決める、例外協議事項になっています。


> 現在就業規則を作成中の企業です。
> 数名で作成しているのですが、復職に際し下記条件は、適切かわかりません。
>
> 育児休暇や怪我、体調不良で休職していて、復職する際の移動や給与を変更する可能性があるという内容です。
> 復職後、会社の一存で諸条件が変更するのは可能なのでしょうか？
>
> 添えられた文言は下記の通りです。
> 『後の回復の状態によって、休職前と同程度の質・量・密度、責任の度合いがある業務に服することが困難で、業務の軽減・配転のほかの異動、給与の軽減などの措置をとる場合には、その状況に応じた降格・配転のほかの異動、給与の減額等の調整を行うことがあり、労働条件その他の処遇について新たに決定することがある。』

少々相談内容とはずれますが。

そもそも、育児休業は別として、休職を認めるのかどうかということも検討すべきです。
モデル就業規則には休業に関しての記載がありますが、休業は法定の制度ではありませんから、休業に関する規程の必要性から議論すべきです。

うみのこ様

ご回答いただき、誠にありがとうございます。
休業に関する規定は設ける予定です。
ご教示ありがとうございます。

booby 様
ご回答いただき、誠にありがとうございます。
文面をみたときに非常に気なったので、「当該従業員の了承を得た双方の合意が必要」だと確認ができて、非常に助かりました。

この文言をいれたことに私も感情的にも引っ掛かりを覚える部分は有りますが、
協議事項又は、「双方の合意」だと主張してみます。